ヤエヤマブキ。
ヤマブキ。
こっちは一重。
山吹といえばこの和歌。
七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞあやしき
兼明親王・後拾遺集1154
→兼明親王とその逸話について見る
え!?、「七重八重~」って、太田道灌の話じゃないの?
それに「あやしき」ではなく「かなしき」じゃあないの?
と思う方いるのではないでしょうか。
→太田道灌と山吹伝説
道灌の逸話は、兼明親王の逸話がベースにあって、初めて成立する話だったんですね。
「あやしき」が「かなしき」となっているのは、登場する少女の感情を表現するために、作者が「かなしき」と変えたのかもしれません。
まあ、元ネタが「常山紀談」という江戸時代に書かれたものなので、実話ではないでしょうね。
「常山紀談」に収められた話は、ドラマチックで面白いので、ドラマとかを作る上では欠かせないんですけどね。
娘の教養の高さから言って、元は身分のある家だったけど、没落したという設定じゃあないのかな?
それだと、歌の裏の意味も、
「私の家も、この山吹の花のように華やかなりし時代がありました。
しかし、今は落ちぶれて、ご覧の通りの有様です。
蓑笠をお貸ししたいのはやまやまなれど、当家にはお貸しする蓑笠の一つもありません。
どうかそこのところを慮って、ここは黙ってお引き取り願えませんでしょうか。」
ってな感じでしょうか。
おちぶれたとはいえ、教養はある。
娘は立派に留守を守ったのだ。
な~んてね。
うがちすぎか。
詩吟にも、この道灌の逸話についてのものがありますね。
→詩吟「太田道灌」
→詩吟「道灌蓑を借るの図」動画
落語で知っている人もいるかもね。
→道灌落語
この和歌で詠われているのは、ヤエヤマブキだと思われます。
一般的に、八重の品種では、種はできないでしょうね。
めしべがおしべに変わり、おしべが花びらに変わって、八重の花ができるのだそうで、八重の花には生殖能力がないワケですね。
その分、さし木など、クローンで増える能力があったりするけどね。
ヤマブキ。
こっちは一重。
山吹といえばこの和歌。
七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞあやしき
兼明親王・後拾遺集1154
→兼明親王とその逸話について見る
え!?、「七重八重~」って、太田道灌の話じゃないの?
それに「あやしき」ではなく「かなしき」じゃあないの?
と思う方いるのではないでしょうか。
→太田道灌と山吹伝説
道灌の逸話は、兼明親王の逸話がベースにあって、初めて成立する話だったんですね。
「あやしき」が「かなしき」となっているのは、登場する少女の感情を表現するために、作者が「かなしき」と変えたのかもしれません。
まあ、元ネタが「常山紀談」という江戸時代に書かれたものなので、実話ではないでしょうね。
「常山紀談」に収められた話は、ドラマチックで面白いので、ドラマとかを作る上では欠かせないんですけどね。
娘の教養の高さから言って、元は身分のある家だったけど、没落したという設定じゃあないのかな?
それだと、歌の裏の意味も、
「私の家も、この山吹の花のように華やかなりし時代がありました。
しかし、今は落ちぶれて、ご覧の通りの有様です。
蓑笠をお貸ししたいのはやまやまなれど、当家にはお貸しする蓑笠の一つもありません。
どうかそこのところを慮って、ここは黙ってお引き取り願えませんでしょうか。」
ってな感じでしょうか。
おちぶれたとはいえ、教養はある。
娘は立派に留守を守ったのだ。
な~んてね。
うがちすぎか。
詩吟にも、この道灌の逸話についてのものがありますね。
→詩吟「太田道灌」
→詩吟「道灌蓑を借るの図」動画
落語で知っている人もいるかもね。
→道灌落語
この和歌で詠われているのは、ヤエヤマブキだと思われます。
一般的に、八重の品種では、種はできないでしょうね。
めしべがおしべに変わり、おしべが花びらに変わって、八重の花ができるのだそうで、八重の花には生殖能力がないワケですね。
その分、さし木など、クローンで増える能力があったりするけどね。
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