KONASUKEの部屋

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オトシブミ♂2018/06/17

2018年06月18日 | コウチュウ目
オトシブミのオス。
メスはもっと首(後頭部)が短く、幼虫の食草を巻いて揺籃(ようらん、ゆりかご)を作り、中に産卵する。
揺籃は、切り離して地面に落とすタイプと落とさないタイプがあるが、種類により、また個体によっても違う。
地面に落とした揺籃が、「落とし文」に見える、ということから、「オトシブミ」。

昔の日本人は、これをホトトギス(時鳥、杜鵑)の仕業と考えていた。
「テッペンカケタカ(天辺欠けたか)」とか「トッキョキョカキョク(特許許可局)」とか「ラッスンゴレライ」(笑)とか聞きなされてきた、あの鳥だ。
5月の末から、我が家の周辺でも、この鳥の鳴き声が聞こえていたが。
丁度今頃、梢で激しく鳴くからなのだろう。

分類:コウチュウ目オトシブミ科オトシブミ亜科オトシブミ属
体長:7~10mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:5~8月(成虫で冬越し)
エサ:成虫・・・コナラ、クヌギ、ミズナラ、クリ、ヤシャブシ類、ハンノキ類、ハシバミ類、ダケカンバなど。
   幼虫・・・メスの作った揺籃。
        中は菌糸などが育ち、発酵する。
        揺籃内で蛹化(※チョッキリ類では、土中)
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   森の自然誌

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