KONASUKEの部屋

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クモガタヒョウモン♂20200517

2020年08月04日 | チョウ目
クモガタヒョウモンの♂。
♀は前翅前縁の翅頂近くに白色紋があります。

後翅表面の黒色点はつながらず、特徴的な模様になります。

翅裏はこんな。

画像はフォトチャンネルでどうぞ。
クモガタヒョウモン♂20200517


分類:チョウ目タテハチョウ科
前翅の長さ:33~42mm
翅を広げた長さ:65~75mm
分布:北海道、本州、四国、九州
  低山地
成虫の見られる時期:5~6月、9~10月(年1化)
         1齢幼虫(北海道では卵?)で冬越し
エサ:成虫・・・アザミ類、ボウフウ、オカトラノオ、ヤマボウシ、テイカカズラ、ヒメジョオン、ウツギ、セイタカアワダチソウなどの花の蜜、獣糞
  幼虫・・・ノジスミレ、タチツボスミレオオタチツボスミレ、スミレなど
その他:後翅表面の黒色点はつながらず、特徴的な模様。
   後翅の裏面は、ほとんど一様に黄緑色で、白い筋は上のみがハッキリしている。
   ♀は前翅前縁の翅頂近くに白色紋がある。
   山地・丘陵の草原、堤防・渓流沿いの路傍の草地、雑木林周辺の草地などで見られる。
   集合性が強く、同じ株の花に複数個体が飛来することも多い。
   ♂は日陰の湿地で吸水することも多い。
   個体数は多くない。
   他のヒョウモンチョウ類に先駆けて姿を現す。
   8月中旬に夏眠する(高地、北海道西半部を除く寒冷地では行わない)。
   平地の記録もあるが、秋の山地からの移動個体と考えられる。
   卵は、夏眠後、食草付近の他物に一個ずつ産付する。
   15~25日で孵化し、越冬する。
   翌春、食草の芽立ちとともに活動を始め、若齢幼虫は花、蕾、若い実を好む。
   幼虫は春~初夏に、林や川辺の草地で見られる。
   幼虫は背中に淡色のトゲ状突起のあるイモムシ型。
   背中の中央に太い橙黄色の縦縞がある。
   頭部は黒色、胸部は黒褐色。
   幼虫の体長は45mm。
   蛹化は食草から少し離れた地面近くの他物と推定されるが、野外での観察例は報告されたことがないらしい。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
  ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
  学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
  原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
  検索入門チョウ①(保育社)
  昆虫エクスプローラ
  森林総合研究所 多摩森林科学園
  二つ折りの恋文from Japan(日本の蝶)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2020-08-04 13:24:57
ミドリヒョウモンとクモガタヒョウモン、私には見分け出来ません。実物に会う機会もありませんし。
返信する
Unknown (私魚人)
2020-08-04 14:31:37
1種ごとにフォトチャンネルをリンクさせれば、形態も動きもかなり正確に把握できますね。
なるほどと思いました。
ただ、作業が大変でしょう、情熱がなせる技なのでしょうね。
返信する
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-08-04 23:19:11
コメントありがとうございます。
KONASUKEの近所でも、「草原」という環境が少ないので、ヒョウモンチョウ類は見る機会が少ないです。
いるのはツマグロヒョウモンばっかしですよ(笑)
返信する
私魚人さんへ (KONASUKE)
2020-08-04 23:22:59
コメントありがとうございます。
まさか、そんな効能が(笑)
実際は、せっかく撮った画像がもったいなくて、なかなか絞れず。
かと言って全部貼ると、ブログ画面が鬱陶しくなる。
という理由で、苦肉の策として、フォトチャンネル貼ってるんですね(笑)
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