
2024年の画像から。
ヤマトタマムシ。
過去に死骸はアップしていますが。

ようやく生体が撮れました。
捕獲場所はビオトープ天神の里の山小屋の前。
正午ごろ、飛行中の個体を捕虫網で捕獲。

他のメンバーにも見せるため、虫篭に入れて撮影しました。
腹の先にV字の切れ込みがないので、♀ですね。
薪や衰弱木に産卵に来たものと思われます。

ちなみに2019年に撮影した♂の腹端。
V字の切れ込みがあります。

顔。
意外とカワイイ顔をしておりますな。

RDB:
絶滅危惧Ⅱ類:山形県
準絶滅危惧種:宮城県、茨城県、群馬県、東京都、長野県、熊本県
情報不足:島根県
様注意種:神奈川県
分布上重要種:滋賀県
郷土種:奈良県
別名:
タマムシ
分類:
コウチュウ目カブトムシ亜目タマムシ上科タマムシ科ルリタマムシ亜科
体長:
24~41mm
分布:
本州、四国、九州、南西諸島
平地~山地
成虫の見られる時期:
6月~9月
幼虫・蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・エノキ、ケヤキの葉
幼虫・・・エノキ、エゾエノキ、ケヤキ、ムクノキの衰弱木や倒木の材部
その他:
国内のタマムシ科中、最大種。
体色は金緑色で、光の方向により紫藍色に見え、「玉虫色」の語源となっている。
体下は金緑色。
まれに背面全体が鉄錆色を帯びる。
前胸背、上翅に1対、赤紫色の縦帯がある。
沖縄地方には別亜種が分布し、点刻が強く、体は短太、上翅の赤条は赤錆色を帯び、多少内方にずれる。
この美しいメタリック・ボディは、色素によるものではなく、透明な薄い膜が何層にも重なり、光の干渉が起こる構造色によるもの。
タマムシが輝くボデイをしているのは、捕食者である鳥が嫌がるからだと言われる。
所謂「玉虫厨子」はあまりにも有名。
昔から本種を長持ちや箪笥に入れる風習があり、着物が増えると言われる。
♂は複眼が大きくて突出し、腹端の腹面がV字型にえぐれる。
♀は複眼の突出が弱く、腹端腹面は丸いままでえぐれない。
後翅は前翅とほぼ同じ大きさで、畳まないのですぐ出せ、飛び立てる。
山地の自然林から平地の里山林、屋敷林、寺社林、河川敷にまで、広く分布するが、原生林には少ない。
成虫は晴れた日中、特に正午以降、発生木周辺の高所を飛ぶ。
♀は広葉樹の切り株、丸太の割れ目等に産卵し、白い樹脂状の物質で覆う。
産卵から羽化まで3~4年を要すると言われる。
夏に産み付けられた卵は、約2週間で孵化する。
(幼虫期間は条件により異なる?)
幼虫は食樹の枯れたエノキ、ケヤキ(比較的生木に近い材を好む)の幹を食い進み、楕円形の穴を空ける。
秋に蛹になり、2度冬を越す。
6月頃、木の中で羽化する。
卵から3年目の7~8月、脱出する。
成虫の寿命は1~2カ月程度。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②
【学研の図鑑】昆虫の図解(学研)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
蓼食う虫も好き好き
日本のレッドデータ検索システム
BIOME
森と水の郷あきた
TAKAO599MUSEUM
文化財虫菌害研究所
森林総合研究所九州支所
長谷ダムいきものカレンダー
ヤマトタマムシ。
過去に死骸はアップしていますが。

ようやく生体が撮れました。
捕獲場所はビオトープ天神の里の山小屋の前。
正午ごろ、飛行中の個体を捕虫網で捕獲。

他のメンバーにも見せるため、虫篭に入れて撮影しました。
腹の先にV字の切れ込みがないので、♀ですね。
薪や衰弱木に産卵に来たものと思われます。

ちなみに2019年に撮影した♂の腹端。
V字の切れ込みがあります。

顔。
意外とカワイイ顔をしておりますな。

RDB:
絶滅危惧Ⅱ類:山形県
準絶滅危惧種:宮城県、茨城県、群馬県、東京都、長野県、熊本県
情報不足:島根県
様注意種:神奈川県
分布上重要種:滋賀県
郷土種:奈良県
別名:
タマムシ
分類:
コウチュウ目カブトムシ亜目タマムシ上科タマムシ科ルリタマムシ亜科
体長:
24~41mm
分布:
本州、四国、九州、南西諸島
平地~山地
成虫の見られる時期:
6月~9月
幼虫・蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・エノキ、ケヤキの葉
幼虫・・・エノキ、エゾエノキ、ケヤキ、ムクノキの衰弱木や倒木の材部
その他:
国内のタマムシ科中、最大種。
体色は金緑色で、光の方向により紫藍色に見え、「玉虫色」の語源となっている。
体下は金緑色。
まれに背面全体が鉄錆色を帯びる。
前胸背、上翅に1対、赤紫色の縦帯がある。
沖縄地方には別亜種が分布し、点刻が強く、体は短太、上翅の赤条は赤錆色を帯び、多少内方にずれる。
この美しいメタリック・ボディは、色素によるものではなく、透明な薄い膜が何層にも重なり、光の干渉が起こる構造色によるもの。
タマムシが輝くボデイをしているのは、捕食者である鳥が嫌がるからだと言われる。
所謂「玉虫厨子」はあまりにも有名。
昔から本種を長持ちや箪笥に入れる風習があり、着物が増えると言われる。
♂は複眼が大きくて突出し、腹端の腹面がV字型にえぐれる。
♀は複眼の突出が弱く、腹端腹面は丸いままでえぐれない。
後翅は前翅とほぼ同じ大きさで、畳まないのですぐ出せ、飛び立てる。
山地の自然林から平地の里山林、屋敷林、寺社林、河川敷にまで、広く分布するが、原生林には少ない。
成虫は晴れた日中、特に正午以降、発生木周辺の高所を飛ぶ。
♀は広葉樹の切り株、丸太の割れ目等に産卵し、白い樹脂状の物質で覆う。
産卵から羽化まで3~4年を要すると言われる。
夏に産み付けられた卵は、約2週間で孵化する。
(幼虫期間は条件により異なる?)
幼虫は食樹の枯れたエノキ、ケヤキ(比較的生木に近い材を好む)の幹を食い進み、楕円形の穴を空ける。
秋に蛹になり、2度冬を越す。
6月頃、木の中で羽化する。
卵から3年目の7~8月、脱出する。
成虫の寿命は1~2カ月程度。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②
【学研の図鑑】昆虫の図解(学研)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
蓼食う虫も好き好き
日本のレッドデータ検索システム
BIOME
森と水の郷あきた
TAKAO599MUSEUM
文化財虫菌害研究所
森林総合研究所九州支所
長谷ダムいきものカレンダー
玉虫の羽が全面に貼り付けてある姿を想像して、キラキラして凄いんだろうなとずっと思っていました。
今し方、ふと思ってネットで画像を探してみました。
どこにも玉虫がキラキラなんてしていないんです。
そしたら、透かし彫りになっている金具の下地に使われているらしくて、透かしの中にキラリと・・・玉虫色の光が辛うじて確認できたのが奈良国立博物館の収蔵品データベースというものでした。
しかし、昔の人は玉虫の羽が金属のように光るのを宝物のように見ていたんでしょうね。
残念ながら、わたしは一度も本物を見たことがないのです。