ドクガの幼虫。
毛に毒があります。
触るな危険!
※刺された場合の4ステップ
⓵掻かない、こすらない
(毒針が食い込んで症状が悪化する)
⓶毒針を流水でよく洗い流すか、粘着テープで取り除く。
両方でも可。
(くれぐれもこすらないこと)
⓷患部を冷やす。
(炎症を抑え、毒が体に回るのを防ぐ)
⓸薬を塗る、医師の診断を受ける
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分類:チョウ目ヤガ上科ドクガ科
翅を広げた長さ:♂25~33mm、♀37~42mm
分布:北海道、本州、四国、九州
成虫の見られる時期:6~8月(年1化)
幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
幼虫・・・サクラ、ウメ、モモ、リンゴ、バラ、ズミ、キイチゴ類、クヌギ、コナラ、クリ、カシワ、カキノキ、イタドリ、アカメガシワ、グラジオラス、ヤブマオなどの葉
その他:前翅は黄色で、白い内横線・外横線で囲まれた部分は、「く」の字型の黒褐色がかった帯になる。
前翅の外縁沿いに1~3個の黒点がある。
チャドクガでは、内外横線に囲まれた部分は、もっと幅広。
体や脚は黄色い毛に覆われる。
夜行性で、灯火によく飛来する。
♀が灯りにぶつかって、尾毛に付着した幼虫時の毒針毛が飛び散り、皮膚に刺さって被害が出ることがある。
木の葉や枝などに200個程の卵を産付するが、毒針毛で卵を覆う。
幼虫は当初全体が黄色、大きくなると腹部背面に黒斑が現われる。
終齢幼虫は橙色と黒色が混じり、体側下面、頭部の後方や、体の中央付近などが橙色。
極めて多数の微細な毒針毛を持ち、蕁麻疹様の皮膚炎を起こす。
痒痛激烈で治癒に約10日かかるという。
秋から初夏に、林で見られる。
若齢時には群生し、のちに分散する。
過去にしばしば大発生したが、必ずしも周期性があるわけではない。
終齢幼虫の体長は約35~40mm。
下草や落ち葉の間に繭を作るが、これにも毒針毛が付着する。
つまり、卵から成虫まで、全てのステージにおいて、毒針毛を有する。
参考:学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
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イカリ消毒
勿来の関周辺の蛾
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