FRP製のカヤックはデッキ面とボトム面のパーツを重ねて作られているのですが、そのジョイント部分は手塗りで仕上げをしている関係で塗り直しが可能なのです。
今回は在庫品のヒラドシェイカーのシームラインを塗り替えを依頼されましたのでチャレンジしてみました。
まずは試乗艇で練習!!
とりあえず下地作りのためにマスキングテープを貼ります。
そしてゲルコートを削り落とします。
仕上げ面のゲルコートにはパラフィン(空気硬化剤)が入っているので表面を削らないと上からは塗れないそうです。
基本2度塗りで良いそうですが、1回目はパラフィン無しで塗ります。
塗り終わると直ぐにマスキングテープを剥がしますが、写真の状態はマスキングテープがちゃんと貼れてなかったので境目が少しケバケバしていますね。
2度目はパラフィン入りを塗って仕上げでしたが写真撮り忘れです。
メーカーのWFK宮崎の松本さんに相談に乗ってもらい自信が付いたところで本番です。
全体の作業で一番大事なのがマスキングテープ貼りなので時間をかけて綺麗に貼っていきます。
ゲルコートを軽く削り落とします。
とりあえず下塗りが終わりましたが結構綺麗に塗れています。
上塗りも無事に終わり綺麗に仕上がっております。
今回はオレンジからイタリアンレッドへの塗り替えでしたが色の濃い薄いはレッドの方が薄いのでちゃんと塗らないと下地のオレンジが透けるので気を付けてとアドバイスを頂いておりましたが、よく見ると透けている部分が・・・
少し透けてるのは納品時にお客様には正直に話し許して頂きました
今回は無料での塗り替え作業となりましたが次回からは有料にしないと割が合わん