My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

昇圧トランス(AC100V→AC115V)の導入

2019-01-31 11:07:24 | 真空管アンプ

私の所有するオーディオ機器には、海外の電源電圧仕様ものが幾つか有ります。

これらの機器を日本で使うために昇圧トランスFUMANのパワーコンディショナーAR-1215を使用して120Vを供給していますが、別室でそれらの機器を使うには、もう一台(一個)昇圧電源が必要になります。

今回、海外電源電圧仕様の真空管アンプ6AS7G PPアンプを他の部屋で使うために、ステップアップ・トランス(昇圧トランス)を新たに調達しました。

ノグチトランスのU-1000です。1000W(1KW)まで供給可能です。まあ、アンプ2台位は大丈夫でしょう。

我が家の壁コンセントの電圧:AC101.1Vです。

 

トランスにて昇圧後:AC116.1V 15%昇圧といったところでしょうか。

 

ノグチトランスは過去に嫌な思いをしましたが、今回は大丈夫でした。

昇圧後の電圧は116Vなので、以前使用していた120Vから4Vの電圧ダウン。

気になって6AS7Gのカソード電流を測定してみると、確かにダウンしています。

そこで再調整する事にしました。

グリッドの電圧を調整し、6AS7Gのカソード電流を思い切って60mAとしました。

6AS7Gのスペックからすると、電流的には大丈夫ですがプレートの電圧が210Vも掛っているのでプレート損失が定格の13Wギリギリとなります。まあ、このアンプはあまり使う事も無いので良しとしました。

 

今回、ついでにカップリング・コンデンサを手持ちのスプラグ製ブラック・ビューティ0.1uF/400V(前回リークした物とは別の4個セット)に変更しようと考えましたが、その前に該当箇所の印加電圧をチェック!


今回新たに購入した高耐圧プローブを使用しました。x100、耐圧2kV品。手頃な価格でした。

KKmoon P4100オシロスコーププローブ 高圧プローブ ワニ口クリップ 2KV 100:1 100MHz 試験プローブ
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
KKmoon

それにしても、安くなったものですねぇ。。真空管アンプを弄る時は、やはり持っておきたいですね。 


測定してみると、電源投入してプレート電流が流れだすまでの時間、約8秒間は400V overになっています。

電源投入直後: peak 516V

安定後:260V

これでは、耐圧オーバーで使えません。断念して、今迄のままとしました。

ついでに、電源オフ時の波形も取っておきました。

 

一旦、これでJBL LE14A + LE175DLHを鳴らしてみました。

結果、やはり6AS7Gでは、このコーン質量の重いスピーカーは鳴らし切れませんでした。。。

次なる手立てを考えなくてはいけません。

新たなアンプを選定するまで、身近にあるアンプで色々と試したいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする