妻が普段リビングで聴いているサブ・システムは、カインのCDプレーヤー CDT-23とマランツのプリメインアンプPM-6005の組み合わせだが、最近、妻が「音が良くない、聴いていてもつまらい」とぼやき出した。
そういえば、海外生活の間で、妻も真空管サウンドの音に聴き馴れてしまっているので、やはり半導体の音では駄目な様だ。
そこで、国内に帰ってから半導体出力だけにしていたCDプレーヤーの出力を真空管の出力を復活させ、ここから出力させる様に変更した。
これだけでも、かなり良くなるだろうと。
しかし、折角なので、もうひと工夫した。出力のカップリングコンデンサをダイナミキャップからオイルコンに変える事に。
オイルコンは、前回、秋葉原に行ったときに購入した、スプラーグのビタミンQの0.22uF/200Vである。0.22uFでは容量が少し小さい様にも思うが、取り敢えず、やってみる事に。
オイルコンに変えるだけでも、かなり音に味付けができる筈。
変更前はダイナミキャップ。かなりフラットな音。(手前に見える真空管はTesla E88CC Made in Chechoslovakia)
変更後はSprague Vitamin Q
交換後は、狙い通りの音になりました。
音にかなり味が出てきた。特に、中音域が太くなり艶も出てきました。ボーカルが魅力的になりました。
やはり、オイルコンは約束通りの音ですし、球サウンドも良いです。 奥さんにも満足して頂けました。
心配した容量も問題なさそうです。低音もしっかりと出ている様です。
一度、真空管サウンドに馴れてしまうと、簡単には、無機質な半導体サウンドには戻れないですね。
特に歳を取ってくると、真空管サウンドは和みますね。