6AS7G PPアンプの出力管RCA 6AS7Gを交換しました。
理由は、空間表現は良いのですが、しばらく聴いていると中音域の厚みに物足りなさを感じ始めました。
我ながら飽きやすい性格です!。
もう少し厚みが欲しいなぁ~。
スリムボディでしなやかな音も良いけど、もう少し筋肉質でも良いのではと。
そこで手持ちの控え選手に登場してもらいました。
露スベトラーナ製の6H13Cです。
ここで重要なのは、スベトラーナ製品には2つのブランドが存在し、設計、形状、生産工場も違うと言う事です。
現スベトラーナ---Sロゴ、Reflector工場(サラフト)
旧スベトラーナ---Cロゴ(Winged-C)、Svetlana工場(サンクトペテルブルク)
勿論、オリジナルの旧スベトラーナが音質が良いとされています。
詳しくは、こちら(←クリック)を参照ください。
旧スベトラーナ製品にはCに羽の生えたロゴが印刷されています。
私は好んでこのWinged-Cを使用しています。
KT-88同等品の6550も、このWinged-Cの6550Cを使用しています。
現在はすでに生産終了となっています。品種によっては値段も高騰しています。
品種と言っても多くはなく、6AS7、EL34、6550、6L6Gくらいだった様です。(あやふや)
もう一つ重要なのが、"OTK"マークです。
これは軍用という意味です。ロシア製の6C33C-Bにもこのマークが有りました。
ロシアと言えば、戦闘機MIGなんかも作りますし、宇宙ステーションも持っていますから、技術力は相当高いと思います。
ロシア管の説明が長くなりましたが、
今回6H13Cに交換後の音質は、厚みが増しかっちりとした筋肉質の音になりました。
使い始めは音の伸び(特に高域)が足りない感じでしたが、エージングが進むにつれて50時間位で良い感じになってきました。
もう少し使い込むとさらに良くなって行くでしょう!(期待)
それにしても低音の力強さは、他の球では味わい難いです。低内部抵抗(280Ω)のなせる技でしょう。
ST管の縦に伸びたヒーターの明かりが眩しいです。
部屋を暗くしたときの全体の外観も良い雰囲気です。
では、今日もCDを1枚紹介します。
久々に取り出して聴きましたが、これは音が良いです!!!
内容はともかく、音質が良いです。
「Sophisticated Ladies / Charlie Haden Quartet West(チャーリー・ヘイデン)」
ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、メロディ・ガルトー、カサンドラ・ウィルソンなど、錚々たるボーカリストが参加しています。
Sophisticated Ladies | |
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Emarcy / Umgd |