日仏でG1・5勝を挙げた98年の年度代表馬タイキシャトル(牡)が17日早朝に急死した。
28歳だった。
引退馬協会が公式サイトで発表した。
死因は老衰による心不全とみられる。
けい養先のノーザンレイク(北海道新冠町)で余生を過ごしており、前日16日は元気で食欲も旺盛だったが、この日午前5時ごろに馬房で死んでいるのが見つかったという。
デヴィルズバッグ産駒の米国産馬で、藤沢和雄厩舎から97年にデビューした。
同年ユニコーンSで重賞初制覇を果たすと、同年秋にはマイルCSとスプリンターズSでG1・2連勝を果たして最優秀短距離馬に選出された。
翌98年夏にはフランス遠征を敢行して、主戦の岡部幸雄騎手(当時)を背にG1ジャックルマロワ賞で世界の強豪を退けて勝利した。
通算成績は13戦11勝。うち重賞8勝、G1・5勝を挙げた。
引退後は種牡馬となり、代表産駒にはウインクリューガーやメイショウボーラーなどがいる。