2004年に天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念とGⅠを3連勝し、同年の年度代表馬に選出されたゼンノロブロイ(牡22歳、父サンデーサイレンス、母ローミンレイチェル)が2日、繋養先の村上欽哉牧場(北海道新冠町)で息を引き取った。
馬主のゼンノマネジメントが同日、フェイスブックで発表した。
8月に入ってから歩様が悪化し、けさは起き上がることができず、牧場関係者が見守る中、静かにこの世を去った。
死因は加齢による心臓の働きの低下とみられている。
ゼンノロブロイは美浦・藤沢和雄厩舎所属で03年にデビュー。
3歳時は日本ダービー2着、有馬記念3着などGⅠで惜敗が続いたが、4歳秋にテイエムオペラオー以来となる秋の古馬3冠を達成。
2億円の褒賞金を獲得するとともに、年度代表馬に輝いた。
5歳時には英GⅠインターナショナルSに遠征し、クビ差2着と好走した。
通算成績は20戦7勝で、中央競馬での総賞金は11億1560万8000円。
06年に種牡馬入りし、サンテミリオン(オークス)、マグニフィカ(JDD)などの活躍馬を送り出した。