先日は史跡ウオークに参加し、空海にゆかりのある場所を歩くことができました。
どの場所も興味深かったのですが、面白い伝説のある場所に行きました。
そこは「矢取地蔵尊」というところです。
平安時代の初期ですが、日照りの日が続きました。
何とか雨を降らせることができないかと、東寺の僧「空海」と西寺の僧「守敏(しゅびん)」が雨乞いの対決をしたそうです。
最初に祈祷をしたのが守敏でしたが、雨は降りませんでした。
次に空海が祈祷をすると、雨が降って都が潤ったということです。
空海に敗れた守敏は、そのことを根に持って、空海を待ち伏せし、空海に向けて矢を放ったそうです。。。
まあ、たいへん・・・。
その時に、突然黒衣の僧が現れて、空海の代わりに矢を受けてくれたというのです。
その僧は、実は地蔵菩薩であったということで、後になってお地蔵さんを祀って、この地にお堂を建てたということらしいです。
お地蔵さんの肩には傷があったとか・・・。
説明書きには西暦828年淳和天皇の時と書かれています。
大河ドラマでは、安倍晴明が雨乞いの祈祷を行っていましたね。
その当時は、祈ることしかできなかったのかもしれません。
それにしても、守敏という西寺の僧についてもどんな人なのか知りたくなりました。
空海を目立たせるための悪役として仕立てられたのかもしれませんね。
こういった昔から伝わる伝説みたいな話が京都の各地に残されています。
そういった話を調べながら、京都を散歩をするのも面白いと思います。
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