9月20日 秋の彼岸の入り

2006-09-20 06:08:06 | Weblog


     曼珠沙華炎といふ字咲きにけり   ころころ

 いつも迷うことに彼岸秋彼岸のように一年に季節の違う
節季が二つ有る場合、どんなふうに詠み分けたらいいの
だろうと?季語集には詠み方までは書いてない。

   四ッ手網すみずみ乾く彼岸かな  吉田鴻司
   海に出づ彼岸の餅を平らげて   中 拓夫
   神楽坂上りて彼岸詣でかな     島村茂雄
   彼岸会やふるさと人も背広着て  草村素子
   月山の山ひだ深き春彼岸      有馬朗人

   山寺に降りこめられて秋彼岸    大橋櫻坡子
   ひとごゑのさざなみめける秋彼岸 森澄雄
   濡れつづく母の爪皮秋彼岸     中村明子
   狂女のも正座の礼や秋彼岸     小野冬芽
   かみそりのひやりと置かる秋彼岸  小松栄子

 私にも少し分かることは春はいささか明るさがあるが
 御霊との距離が少し遠いかもしれない。
 秋彼岸にも明るい句は勿論あるが趣が違う。

   殺陣の稽古見てゐる秋彼岸    大島民郎
   秋彼岸詣り合はせてみな親し    深見けん二
   名水をもていれし茶に秋彼岸   村越化石  

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9月19日 子規忌

2006-09-19 00:19:53 | Weblog

    いとすすき (赤塚植物園)
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9月18日 敬老の日

2006-09-18 06:01:31 | Weblog

     磯菊 (赤塚植物園)
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9月17日

2006-09-17 01:24:37 | Weblog


     烏瓜  (北浦和 廓信寺)

    裏山をがんじがらめに烏瓜    ころころ

 現代俳句協会IT部主催の坪内稔典さんの講話に行って
きました。IT部としては2回目の試みもかなりの混乱を
して、かなり滑稽な会となった。
講演会でIT句会をするなんて?と最初から思っていたけどね

でも、稔典さんの話は新しく、再認識するものと、気持ちを
新たにするものとあって、有意義だった。

特に印象に残った話は、俳句において自分の感情を言葉の
ままに押し付けるのは我侭である。
作者の感動が読者の感動と別でもいい。

俳人と呼ばれる者は無様な自分自身を笑い者として
出せるかどうか?

思い込みからの脱却。

 一時間もの有意義な話を短文にして紹介するのは無理
です。また句座の折でも連衆にはお話しましょう。

 2句持ち寄りの上に、互選をする予定が入力などの不備
で稔典さんの選と選評だけとなった。
同行のHさん、Tさん、私も選外の結果でした。
でも稔典さんの選句基準は伝統俳句系というより
河東碧梧桐、種田山頭火、の流れであり
選外も納得のさもありなんです。

稔典先生選句例

 赤ん坊のあくび九月のポップコーン
 雷は臍を集めて何とする

 これじゃあ ギブアップですわ。(可可大笑)
      

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9月16日

2006-09-16 06:11:21 | Weblog


    秋明菊 (赤塚公園)

  干傘が秋明菊をこぼしけり    高田洋子

 お昼休みにラジオを聞きながらほんの15分ほどの
 昼寝を楽しむことが日常です。
 正午はNHKのあのテーマソング、子供の頃から
 聞いているような気がして懐かしい。
 時には俳句、時には短歌、そして地方の○○農業通信員
 の地域ニュース。
 土曜日はTBS、永六輔の土曜ワイドが楽しみ。
 そして今日の六輔さんの話。
 「長寿と長命」は違うという・・
 そんな彼の重箱隅の話も時に楽しい。
 長寿とは何歳になっても元気でいること。
 長命は植物状態になっても生きながらえること。

 前にTVで瀬戸内寂聴さんが、似たような事を言って
 おられた、仏様の前で、どんな方法をとっても
 延命行為ははたして本当の幸せなのだろうか?
 誰にも迷惑をかけずに健康でいることが、
 周りの人々が安楽に過ごすことになる。
 本当の幸せとはそういったもの。
 一個人の幸せとは実は瞬間の満足に過ぎない。
 
 このような記述や放送にも耳敏くなってきた。
 
 昨晩のTVでの綾小路きみまろの話。
 「くよくよ生きてもしかたない。人間の死亡率は100%だから」
 なにか難しい言葉より、すっきり出来た。

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9月15日

2006-09-15 06:04:42 | Weblog


     コスモス

   コスモスや帽子でわかる遠会釈   ころころ

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9月14日

2006-09-14 06:08:42 | Weblog

     おけらの花(赤塚植物園)
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9月13日

2006-09-13 06:07:51 | Weblog


     くこの花 (赤塚植物園)

 

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9月12日 たった4時間の退院

2006-09-12 06:12:39 | Weblog


     いたどりの花(赤塚植物園)

   虎杖の花に鏡山肌かくあらは    鈴鹿野風呂

二日間も病や父母のことを書き綴るのは嫌だったが、
今日の思いは明日には薄まってしまう・・・・

一ヶ月ぶりに父の退院となった昨日。
母と義姉とで迎えに行ってもらった。
義姉は兄が亡くなってからも献身的に父母の面倒を
みてくれる。
家が大好きな父の我侭もあってか、先日見舞いに行った
状態ではとても退院できるようには見えなかった。
でも病院からは退院の許しが出た。
家に着いてすぐに、胸が苦しいと言い出したそうだ。
父のケアマネは訪問看護師でもあり、とりあえず
酸素を吸わせ状態を見るも、酸素飽和度は70%
すぐに救急車を呼び再入院となる。
退院の許可の検査は4日前、退院の前には検診すら
無かったことを聞いた。
病院の体制をどうこう言うつもりもないが、医師には
患者がどう見えているのだろうと疑問を抱く。
義姉は今、実家の近くに姪と同居しいるので
父が無事帰っても老々介護には変わりない。
頑張って父を看ている母にとっては、父が病院にいる
ことが可哀相でも楽かもしれない・・
病院を出てからたった4時間。

4月ころから見ると少しずつ父が弱くなっていくのが
わかる。最後までしっかりと父を看ていたい。

    朝霧やいずこに向かう父の試歩   ころころ

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9月11日

2006-09-11 05:56:53 | Weblog


       独活の花(赤塚植物園)

    子を連れて畑に出るや独活の花  森川光郎

 うどの大木と言うけれど、これは草ですね。

 実父91歳(肺気腫、嚥下障害) 8月障害者認定
 実母83歳(不安神経症、低血圧)  要介護1
 義父81歳(アルツハイマー)     要介護3
 義母80才(鬱、高血圧、心臓病)  要支援2

私と家内の両親です。これで健在と答えられるのでしょうか?
これからのもっと介護認定が難しくなるそうです。
今度の介護保険法の改正によって、ケアマネージャーの
報酬が変わります。今まではケアプラン1件につき八千五百円
一人のケアマネが受け持てる人数が90人程度。
でも実際は50人程度でいっぱいだそうです。
新制度は要介護3~5が一万二千円、1~2が一万円、
要支援は八千円、だたし最高受け持ち人数が40人程度になる。
(受け持ち人数はうろ覚えなので確かな人数では有りません)
ケアマネが改正前の報酬を得るためには介護度数3~5を多く
していかなければならず、要支援の人にはケアマネが付かない
と言うことになります。現在400万人の認定者がいるなかで
そのうち200万人が要支援だそうです。
団塊の世代の我々が認定を受けるその時間は迫っています。
一度にどっと認定の申し込みが殖えたその時にはどうなるのか
父母の介護のことを考えながらゾッとします。

 

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