2、3日前に、NHKのあさイチをちらっと見た。この時間じっくりとTVは見られない。
年賀状についてやっていた。
東日本大震災があった今年、「おめでとう」や「謹賀新年」等は被災地の人々には勿論のこと、他の人にも使いずらい感じはする。
番組では、「おめでとう」や「謹賀新年」などを使わず、平和や幸せを願うメッセージを添える年賀状が発売されていることや、学生たちが考案した、被災地から感謝や近況を伝えるためのハガキ「元気だ状」が紹介されました。
新年になると、年賀状だけではなく、「おめでとう」の挨拶を交わす。
年が明けると、おめでたい。何故なのか。数え年の頃は、一つ年を取ったからとも考えられる。大変なことや、厳しいこともあったが、無事新年を迎えられたからか。以前にも考えたことがある。
その時に「予祝」と言う言葉があり、豊作を祈る予祝儀礼があることを知った。
年賀状や正月の挨拶は、正にこの予祝が一番妥当ではないかと思う。
年賀状の文章でも「今年が良い年でありますように」とも書く。
年頭に当たり、今年が良い年であるように祈り、決意し、新たな出発をする。正におめでたい事である。
今年は、「賀正」や「おめでとう」と言う慣用句ではなく、予祝の意味が明確にわかる言葉は何か、考えてみたい。
先日、昭和記念公園で、ユズリハの実を見つけ、写真に撮った。
正月飾りに使うので、年賀状と無関係でもないので、写真を載せてみた。
「譲葉」とも書く。
名前の由来は、春に枝先に若葉が出たあと、それを見届けて、古い葉が譲るように落葉することから。その様子を、親が子を育てて家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ、正月の飾りに使われる。
イチョウと同じように、雌雄異株なので、実をつけたユズリハを今まで見なかったのかもしれない。