チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

水戸黄門

2023年11月17日 08時41分06秒 | 日記

今頃になって「水戸黄門」にはまっている

BSで毎夕6時30分から放映されていて、その時間に夕食を摂るという習慣になった

リアルでは一本も見ていないので、50年くらい前の撮影らしいが、日本語が美しいし、景色もいい、更にきものを着た女優さんたちの立ち居振る舞いがきれいだ。そして内容がその土地の産業を詳しく説明してくれる

日本国漫遊で藩がその地の産業をどう育てていたかがわかって、今はもうさびれているところもあり、それはやっぱり「悪代官」と「悪得商人」と結託のせいだったのかと思ってしまう

筋書きは単純なだけに、各地方の特徴を生かした風物がおもしろい、衣装もよく研究されているが、当時の女たちがつけまつげをしているのがご愛敬、笑える。作りごとなので、別につけまつげをつけていようが一向にかまわない

水戸黄門は何代も続くらしいが、いま放映中の黄門さんは初代で、俳優座の重鎮東野英二郎さん。俳優座の創設者のおひとり。舞台は何回か見たことがあり、映画でも名わき役を務めていらした

筋書きが同じなので、その地方の産業や民百姓の描写を丁寧にしたのであろうか、思いがけずいろいろ参考になっていて面白い

今も昔も権力の座にいる人たちの「お金」に対する欲の深さ、人間の営みの中でもっとも味がいいのだろうか?、しかし必ずその悪行は罰せられる。「正直者が損をする」という世の中はもう終わったと思う

 

さて

いまだ人気番組らしくコマーシャルが多い。その内容は老人向けで、目が見えなくならないためにこの薬、頻尿を抑えるためにこの薬、大腿骨を守るためにこの薬、野菜が足りないのでこれ、と薬の宣伝ばかり。脅しては薬を勧めている

こうして日本の年配者を薬漬けにしているのだろうか?

 

チャ子ちゃん先生は、くすりはリスクと思っているので、ここ40年薬は飲んでいないが、自分自身の免疫を上げるためのコマーシャルはできないのだろうかと思ってしまう

お金を充分にかけたドラマはそのしつらえに目がいき楽しめる、どんどん再放送をしておくれ

 


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