窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ウミアイサの群れ漁

2020-01-11 17:50:30 | カモ類

年末からウミアイサの群れが野付半島の海岸にしばし寄ってきます。大きな

チカの群れが回遊していて、その群れを追いかけやってきています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

        ★  ウミアイサの群れ漁  ★

群れは急に現れます。沖合にいるカモたちを見ていると波ぎわに沿ってウミ

アイサが現れます。1羽だと思っていると後から続々とやってきます。

潜っていた個体が先を争うように泳ぎ突然出てくるので、びっくりします。

チカの群れが海岸の波打ち際に沿って移動してくるからです。目の前で漁が

始まるとウミアイサの必死さが伝わってきます。魚をくわえ上がってきて、

頭から呑み込みすぐに潜って行きます。

一斉に潜るので、いったいどのくらいの数がいるのかわからないこともあり

ます。右に追っていたかと思うと突然左に向かいだし、岸辺に突進してくる

こともあります。

チカの群れが逃げ惑い、岸辺に向かったりするようです。海の中は逃げる、

追いかけるの修羅場になっています。

この追い込み劇は朝方、潮が引いて行く時よく見かけます。潮が動くと底生

の物が浮き上がりチカが食べるものがたくさん浮遊してくるからでしょうか。

こんな時、生き物は地球や太陽、月の動きを実によく利用してるんだなと思

います。

群れが動くとウミアイサたちも私の前からあっという間に消えてしまいます。

 

夢かと思う時が多々あります。嬉しい夢ですが。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
集団演技 (ひさき)
2020-01-12 12:48:06
同じ種類の鳥がたくさん集まって、あたかも統制が取れているように行動して餌を採る
誰が教えたわけでもなく、誰が指揮しているわけでもないのに、不思議ですね
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Unknown (小太郎)
2020-01-13 14:15:42
不思議ですね。魚が逃げ惑ううちにウミアイサが先を競い隊列ができ、魚を捕ったものが食べているときに後から来たヤツが先頭にでます。繰り返すことで魚を逃がさないような工夫をアイサたちがするのでは。1万羽以上の鳥たちの追跡飛行は大迫力です。
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