朝鮮出兵・・・・
それは苦しい戦いの連続・・・・・
なのですが、
まだ初陣を果たしていない『くまのすけ』にとっては、
まさに憧れの戦場であった。
中津から名護屋→玄界灘へ
そこまでの旅だけでも、大変そうに見えるのですが・・・・
いつの間にか船の中にいました。
さすがは黒田家の次男。である。
しかし・・・・
次男なのだから・・・・
大殿・兄長政が渡った時点で、
唯一の跡継ぎ候補として、自重してほしかったのだ・・・・。
「海を渡ってしまえばこっちのものだ。」
いかん。「くまのすけ」それは死亡フラグ・・・・。
「うわぁ~~~~~!!」
突如浸水する船。。。。
「くまのすけ」退場の瞬間であった。
糸(いと・黒田長政の妻)は、くまのすけ出奔の直前に
会っていたのに止められずに
それを悔いていた。
その後、女の子を出産するのであるが、
体調は優れないままなのであった。
光(てる・官兵衛の妻)は、「まだ生きています。
ひょっこり帰ってきます。」
といって現実から目をそらし、
(ちなみに、この後。官兵衛に
「くまのすけは死んだのじゃ」と言われて、
泣き崩れる光の姿も描かれています)
太兵衛は官兵衛に「自分のせがれがついていながら」
と、土下座し、
主従共に涙した。
軽率な行為が黒田家に凄まじい傷を残したのである。
一方、大坂では・・・・
『天下を盗んだ漢』を自負している秀吉と
家康がいた。
家康は秀吉に
「それがし、できる限りの事は致す所存。」
と、秀頼公と豊臣家を守るアピールした。
ただ・・・・
淀の視線は冷ややかであった。
そして、当の秀吉も家康に頼んでおきながらも、
「たぬき」と毒づくのでした。(笑)
そして、朝鮮に渡っている
「かんべえを呼び戻せ!!」
という無茶ぶりです。
いやいや、信頼してるのなら、官兵衛にたった1970石と
言わずにさあ・・・・(笑)
位人身を極めた秀吉。(正一位をもらったのは
死後かなり経ってからでしたが・笑)
その秀吉は、(自分の天下人ぶりに)
「このわしは間違ったと思うか?」
というと、
官兵衛は『追従』はせずに・・・・・
「殿下は信長公にこだわりすぎたのです」
と率直に答えた。
「すまなかった。
おぬしの思うような天下人には
なれなかった」
秀吉も死が近づいていたのか、
素直であった。
秀吉の懸念は、当然自分の死後のことであった。
秀頼のことを託そうとする秀吉・・・・であったが、
(見とれてて写真を撮ってませんが)
官兵衛は、秀吉との握手をやんわりとはずしたのである・・・・。
そう、秀頼を天下人たらしめる事、それを拒否した
瞬間であった。
最後の力を振り絞って激怒する秀吉であったが、
官兵衛は『天下』について、静々と語ります。
「殿下、天下はその器たる者が
治めるべきでございます。」
「それがしは、殿下の下で、世の乱れを治めたかったので
ございます。」
そう、官兵衛には『天下人』たる野心はなかった。
ただただこの世の平和と安寧を・・・・と
思っただけなのである。
「官兵衛はかわらんのう。
いつまでたっても『お人よし』だ。」
『権力者』秀吉に翻弄されながらも、
最後の一線は譲らず、
官兵衛は官兵衛らしさを突き通して、
秀吉と別れたのでありました。
「ばいばいをする秀吉」
「嗚咽する如水」
「あれから37年ですよ。」
おねは感謝の言葉を言って、秀吉をねぎらうのでした。
こうして・・・・・
英雄秀吉はこの世を去りました。
それにしても・・・・・
「死んだか!!」 (笑)
は、無いでしょう。
家康さん。
そして・・・・
「おおおっ!!目が開いたぞ!!」
「勝負に出るぞ!!」
家康陣営。次期主役を奪うかの勢いです。
そして・・・・・
三成と淀・・・・・
「三成、そなただけが頼りなのじゃ。」
秀頼を守る者たちにとっても、試練の時が
やってきました。
ちなみに、官兵衛たちも「これから忙しくなるぞ!」
と気合を入れなおしています。
時代が新しい風と共に、再び動き出そうと
していました。
続く。
【こてくんの感想】
寂しくなりますなぁ~~~~。
追記・チンチンチン、利家ちゃん、まだぁ~??
(笑)