オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

山には怖ろしい人間が潜んでいる

2022-09-26 10:10:08 | 銀座の周旋屋

 

 朝から深夜まで一日中、新聞・テレビにネットのメディア、寝ても覚めてもメディアの観衆、阿呆臭い、馬鹿臭い、暇なのね~のオンパレードに、用心して騙されないように見てるわ! の喧々諤々、こんな間抜けで愚かな大人社会に誰がした~って惨状だろう。

 一億人が参加してお祭り騒ぎして喜んでおれば正義で、残った俺はいつも悪人、そういう日本社会で長く生きてくると、どうでもエエ加害者や被害者の諍いなんて、どっちもどっち、屁みたいなもんだろうよ。

 悲しんで、喜んでおっても、しょせんは奴隷社会の部屋頭の、位置の奪い合い。

 まとめて、喰っちまうぞ~! だ。

 大笑いしてやるぜ。

 

 朝から長野の2000m超えてる尾根を、のんびりと登り下りしておった。

 快晴だったけんども、まだ台風の影響か変な風が強かったから、八ヶ岳やアルプスは少ししか見えてはいなかった。

 雲の上に、ぴょこりと御嶽山が見えていた。

 富士山は雲の中。

 だ~れもいない静かな山、独り占め、人気の百名山ゴッコの山々は、高速道路同様に渋滞してたんだろう。

 メディアに日常を生かされてる大人社会の腐った腐臭がする場所には、最初から近づかない。

 都会で飯を食い、酒を飲み、テーマパークで遊んで満足してる飼い猿の群れは、どこでもキ~キ~喧しい。

 天気予報に管理され、道路交通情報に管理され、自分たちで自分のすべてを管理する愉しみを知らない猿の群れ。

 2200mくらいの高い崖っぷちで飯を喰らい、コーヒーを飲み、岩登りでクタクタになった膝と握力を回復させるために、いつもよりゆっくり休憩した。

 可愛い小蜂やこぶりな赤トンボも、そんな高い場所でくつろぐ俺の身体で羽を休めていた。

 ・・・なにもかもが、阿呆くさい、めんどくさいよな~

 おかげで日焼けした。

 痩せ尾根の、北側は豪雨だったようで荒れ果てて、濡れて滑る岩や木の根も冷たく冷え切って、南側は嘘のように真夏の日差しに乾ききっていたが、落石はときどきゴロゴロ言っていた。

 百名山みたいに観光地化されてる山には登らないから、整備も放置のまんま、だから愉しいとも言える。

 地球活動で崩れ放題、伸び放題、し放題、これが大自然の愉しいとこだ。

 下界の街なんざ、芥子粒のよう。

 ダイダラボッチの伝説は、こういう場所で作られていた。

 そうしてナニが起こるか解らない。

 蕎麦の花が咲いてる田舎で、新蕎麦を喰うのも目的だったが、ゆっくりし過ぎて、下山して急いだが、夕方には美味い蕎麦屋は閉店してやがった。

 ・・・馬鹿野郎~ だった。

 源泉に浸かる気も失せて、高速の大渋滞には近づかず、下道で小諸からのろのろ、獣たちとコスモスに見送られながら、戻って来た。

 いつもイロイロとアクシデントはあるが、いつものことで、毎週だから普通になってる。

 

 山から降りて日が暮れた頃、都会の消防署から電話があり、管理しているマンションの屋上と、古いアパート群の庭でボヤがあったという。

 地上げが仕事の不動産屋だから、疑われているようでもあった。

 ・・・悪い冗談だぜ

 近所で、2件、おなじ不動産屋が管理している物件で、火災発生。

 棲んでる多くの人間ごと燃やして、土地をとっとと売却しようとしているとでも、思ってるのかどうか。

 現実を知らない映画やドラマの見過ぎだぜ。

 なんだか銀座に帰りたくなくなっていた。

 くだらない、退屈だ、胡散臭い猿の群れには関わり合いたくない。

 山に戻ろうか? とも思った。

 重いザックには、刃渡り20センチチョイの、獣の腱ですらよく切れる小刀と、小さなテントもいつも入ってる。

 むかしむかしの大昔、村や街で悪さをした連中は、山の中に逃げ込んで、途中で拉致した女と酒を担ぎあげ、そこで賭場を開いていた歴史が、この国には戦国時代からある。

 残念ながら、山はもともとそういう場所だった。

 そこでルールだとかモラルだとか、法律だとか良識だとか、抜かしてる奴がいるとすれば、間抜けなキレイごとの猿。

 修験者や山伏、修行僧と言ったところで、しょせんは人間のやっていたことだ、都会人がメディアに染められて逆上せ上って夢見るような素敵な場所ではない。

 塩分が足りないからと峠越えの旅人を殺して生き血をすすり、若い旅男であれば外の血を目的に娘や女房と一夜を過ごさせて種付けさせ、朝方には八つ裂きにし、女とみれば犯して谷底に落としていた渓流では、いまでも人骨が出る。

 人間の本性を知れば、そんなことは当たり前のことでもある。

 山や海で遊ぶなら、そんなこた~、知っていて当たり前。

 ところで、そんなところに戻ってしまえば、俺は罪を認めたことになる。

 じゃ~、だめじゃん。

 

 山に、都会の安いメディア奴隷猿が入り込んでしまえばナニが起こるか?

 よ~く考えて行動すべきだろうな。

 怖いお化けや霊魂はいないが、もっと怖ろしい人間が潜んでいる場所でもある。

 半世紀以上、日本中のそんな場所で遊んでる俺みたいなジジイが、そこで大笑いしているさ。

 喰われて当たり前だと嘲笑われる、そんな場所も地球上にはたくさんある。

 嫌なら都会にお籠りして、餌をもらって生かしてもらっておれば良いだけ。

 

 ということで、今朝もハヨから、被疑者として、360度敵だらけ、戦わなければいけないんだろう。

 四面楚歌上等、これも、大笑いだ。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。