オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

馬鹿タレとアホンダラが交叉の街

2024-12-09 11:12:27 | 地球と生きる

 

 

 90歳前後の独り暮らしの婆さんたちを眺望の良い場所へと連れ出してやろうと考えていたが、当日直前に連絡をする俺のいつもの行動に恨み節だったが、予定が入っていたり親戚の通夜・葬式の準備やらでご縁がなくなって、山に向かった。

 天気図も出発直前まで睨み、高速の状況も見て行動を決めるのは自然なことで、前もって組んだ人間の身勝手な予定だけで生きて行くなんて、俺には出来ないのさ。

 通夜・葬式なぞは近親者で行い、報告だけしておけば良いだろうに、大名の血筋の親戚はいまだにご丁寧な招待状を送って来る。

 俺独りならば遠慮させてもらってるが、90歳の婆さんが最後だからと出席したいというので、同行して通夜だけお焼香させてもらうことにした。

 その後の飲み食いは遠慮させてもらった。

 令和の今でも、こういう迷惑な催しモノ好きは多いのよ。

 ナニも問題意識はなく、今の時代に合わせることもせず、親や家の習慣を阿呆顔で猿真似してるだけのチンケな大人たち。

 こういう社会では、愛や恋やも真面目・真摯が売り文句。

 ただの身勝手・無責任の裏返しだ。

 俺のオヤジがその最たるもので、爺様の葬式には新聞広告をうって、坊主を3人並べて豪勢な葬式をやっておった。

 見栄張りな婆様と6人兄弟の長男でもあったオヤジが、恥ずかしい惨状だった。

 そのオヤジを近くに呼び寄せてから狂った認知はコロリと治り、よく笑い、よく喋り、本当に無駄なことばかりやっておったと憑き物を落としてやった。

 檀家の総代をやっていたのも宗派替えして簡素な合同墓に替え、親戚付き合いも用の無いものらはそのまんま自然消滅、逆に血縁ではなくとも今を一緒に戦って生きている自営の者らこそ大事にするという生き方に大転換した。

 俺のやってることに文句があるなら、それまでのことよ。

 元気でやんなさいよ、そういうこと。

 偉そうに上から命令するのではなく、自然に淡々と俺のやりたいようにやっている。

 ついてくるならついて来なさい、そんだけのことさ。

 ただ俺は一人でもズンズン行動する人間だから、ボ~っとしてると先に行くさ。

 

 すでにスーツや礼服を20年前には捨ててしまっているから、どうしようもない時は馴染のレンタル屋で借りていたが、イオンで礼服19800円、しまむらでワイシャツ990円、靴はサンキで1990円、ネクタイ500円、で揃ってしまった。

 レンタル2回分だな。

 これでローレックスかオメガの宝石ギラギラのホンモノの腕時計でもしておけば、詐欺師らしくオッケ~よ。

 どのみち身内だけで通夜や葬式を済ませない連中の、恥ずかしい訳アリな儀式には丁度エエがな。

 まわりはみんな相変わらずなトンチンカンに大笑いして驚いている。

 そんなに安く揃うのか?? と、着て見せてやるとぜんぜんバッタモノには見えないとか、酷いことを言われているが、ポイントを押さえてる俺が着ればナンでも一流に見えるのさ。

 山の帰りにアチコチの田舎を通過する時に、いろんなモノの価額は頭に入れてある。

 

 ということで、仕方が無いので昼前にのんびり出発して、林道が2日後に閉鎖になる山々に出掛けて来た。

 2000mチョイ足らない甲斐の山々を歩いて来た。

 粉雪が終始舞っていたが、登りではいつものように大汗をかき、アウターの下のダウンベストは脱いで、エッチらオッチら掛け声かけて登って行った。

 葉の落ちて眺望のよくなった山はそろそろ雪に埋まって行く。

 樹間からは雲がかかってる富士山が見え隠れしていた。

 人のいない山々は気持ちの良いもんで、さすがに氷点下になってる上の方では獣たちも姿がなかった。

 つきなみだが風は強く、凍り付くような冷たさだった。

 大汗をかいても、休めばすぐに冷え切っていたから、休まずノロノロと登って行った。

 ここんところ持病の腰痛だけでなく、背中も痛くなっておって、臓器から来るものならば討ち死にするつもりだったが、肺活・呼吸器は大丈夫だったから、筋か骨か肉の話だ。

 3カ月間も足の先でブラブラになっていた親指の爪が無事に剥がれ落ちて、鳥の餌にと山に放り投げて来るつもりだったが、ボケ老人は忘れていて持ち帰ってしまってた。

 俺の身体の一部を鳥獣に食べて貰えれば、地球の生き物の輪廻転生という奴だ。

 山頂では氷点下6度、辛い飯を喰らって熱いコーヒーを飲みと思っていたが、ガスボンベの中身がほぼ無くなっていたのも忘れておって、ギリギリフリフリして間に合わせた。

 雪山では、すべてが倍の時間がかかるようになって来る。

 ガスボンベも冷やさないようにして担いでいる。

 中身があれば、の話だが・・・。

 明るい森からの眺望を堪能して、鼻水垂らしながら下山した。

 だんだんに、薄汚い登山者にもなって来てる。

 停めてる車の横で気温1度、いつものように上半身は裸になって湯気をあげながら急いで着替えを済ませ、セカンドでノロノロと景色を見ながら林道を降りて行ってたら、可愛い小鹿が1頭飛び出して来て、真っ白な尻をフリフリ、しばしボケ老人のノロノロ車に並走して、ウインクして沢に飛び降りて行った。

 そうだな、あと2日もすれば喧しい人間が入って来れなくなるからな。

 熱めの源泉に浸かって良い塩梅になり、あの世か現実か解らなくなっておったさ。

 どこでもオストメイトな身体を晒して、大笑いだ。

 

 生きることで、自営の仕事で、誰かにアドバイスを貰いに出掛けたり、頼って聞きに出掛けたり、助言を求めてみたり、絶対にやってはいけないことだろう。

 最後まで、自分として自由自在に生きてみたいのならば、自分独りで考えろ。

 いまの世の中の大人たちは、みな先生や師匠や先輩や親やナニやらに頼って依存してばかりで、だからこんな自立できない哀れな国家に成り下がっている。

 お先が丸見えになってしまってる今の大人社会なんざ、哀れなもんだぜ。

 変われない、変えられない、変えようともしない日常は、腐り切っているだろう。

 

 コロナワクチンを何度も接種したまんま放置していると、血管内が詰まってしまい、心臓疾患や脳血管疾患やそんなエライ目に遭うことが増えてくると最初から俺は言ってる。

 当たり前のことが、当たり前に起きて来てるだけのことだよ。

 温度差のヒートショックなんざモロに喰らう大事な血管のお話さ。

 やっちもね~。

 



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