17日の熊野花火。
僕が立って見ていたのは、
第1ゲートのすぐ横。
そこしかあいていなかった。
ここが、
鬼ヶ城に一番近いゲートで、
地上自爆の凄さが一番体感できる場所。
翌朝、地元の方の話では、
「浜まで行けばもっと凄かったのに」と。
浜とは、波打ち際を指す。
写真の棒と灯籠は、
第1ゲートを表示する和紙でできた案内灯。
映っている花火は、海上に浮かぶ、
巨大なクレーンがついた船から、
垂直に打ち上げられる花火。
間近のものは、
写真の左側に打たれる鬼ヶ城からの発射花火。
遠い所では、
写真右側の獅子岩前でもう一隻の船上から打たれる花火。
浜全体のお客が均等に見られるように、
ほぼ三箇所から打たれる。
でも、一番派手なのは、
鬼ヶ城からの発射。
同時に、船からも発射されて、
戦争の映像の、それに近い。
今回は、
鬼ヶ城からの発射後、
風がないため、
煙が散らずに残って、
次のセットまで時間がかかった。
それでも、
鬼ヶ城に玉を置き、
そのまま爆発させる地上自爆は、
花火大会最後を飾るだけあって、
迫力は相当のもの。
普通、花火は空に見るのが常だが、
地上自爆の場合、
花火の中心は、鬼ヶ城の岩である。
色とりどりの花火だったけれど、
白いというか、黄色いというか、
火の色のそれが、
シンプルで、
一番きれい。
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