はぁい♪ミス・メリーよ♪
最近何だか恐ぁいウィルスが流行ってるけど…皆、きちんと予防してる?
外から帰って来たら、必ずきちんと手を洗って、うがいをしてね!
でないと年末~年明けて暫くはお休みする病院が多いから、正月中苦しむ事になっちゃうわよ!
さてと…それじゃあ今回は『蝋燭』について、お話するわね。
クリスマスに蝋燭は必需品。
その歴史は古く、キリスト教が導入される以前にまで遡ると云うわ。
昔の北欧では『ユールキャンドル』と呼ばれた巨大な蝋燭に火を灯し、冬中消さずにおいてたそうなの。
もっと昔の古代ローマでは、冬至の頃に大焚火をして、弱った太陽を励ます行事が有ったらしいわ。
太陽の力が最も弱まる冬、火を焚き闇を照らす事で、太陽の力を助け、光の再生を促そうとしたのね。
キリスト教が導入されると、蝋燭にも新たな意味が付加えられたわ。
曰く、「神の御子キリストは世を照らす光。蝋燭の火は聖キリストを象徴する物である」と。
そして聖キリストを産んだ聖母マリアは、蝋燭の火を灯す燭台に例えられたのよ。
次のような詩が残されてるわ。
マリアは神的なものの担い手
世界の光を運ぶ
燭台の如き方である
ヨーロッパではクリスマスが来ると、今でも窓辺に蝋燭を灯す家が多いそうだけど、これは暗闇を彷徨うマリアを導く為の光なんだそうよ。
ルカ福音書に見られる「身重のマリアが宿を求めて彷徨った」件から生じた慣習じゃないかしら。
昔はクリスマスツリーにも蝋燭が吊下げられていたらしいわ。
でもねェ…木は燃え易いから。
18世紀ドイツでは、1本のツリーに400本もの蝋燭が飾られてたそうだけど…
火事にならないようにと、必ず使用人がツリーの脇で見張をさせられてたんですって。
長い棒の先に濡らしたスポンジやモップを付けて、火が付いたらそれでさっと拭き消すの。
水でいっぱいに満たしたバケツを、壁に沿って幾つも用意したりね。
それでも悲劇は毎年起ってたそうよ。(当り前な気もするけど…)
現代では風情に欠けるとはいえ、電球を飾るようになったから、火事の心配は殆ど無くなったわね。
ちなみに初めて電球がツリー飾りに用いられたのは、1882年のアメリカでらしいわ。
現代でも火を灯す蝋燭は、クリスマスに欠かせないアイテムである事に変り無く。
カトリック教会ではアドヴェント~キャンドル・マス迄の長い間、祭壇に蝋燭を灯して典礼が行われるの。
そうして2/2のキャンドル・マスが来たら、冬の間用いた古い蝋燭を外し、新しい蝋燭に火を灯すのが習いなのだそう。
この日は聖書に云う「お産から明けたマリアの浄めの日」であり、誕生したイエスを連れてエルサレム神殿に詣でた件から、蝋燭を持っての行列がカトリック圏では行われるの。
そのキャンドル行列を指して、『キャンドル・マス』と呼ばれる訳。
それじゃあ此処で5曲目のクリスマスソング♪
【アヴェ・マリア】
Ave Maria…♪
Gratia plena…♪
Dominus tecum…♪
Benedicta…♪ tu…♪ in mulieribus…♪
et benedictus…♪ fructus ventris…♪ tui,Jesus…♪
Sancta Maria…♪
Sancta Maria…♪
Maria…♪
Ora pro nobis…♪
Nobis peccatoribus…♪
nunc et in hora♪
In hora♪ mortis nostrae…♪
Amen…♪
Amen……♪
【訳】
めでたし恩恵に満ちた御方マリア
主は貴女とともにまします
貴女は女の中にて祝せられ
また御胎の御子 イェスも祝せられ給う
聖マリア 罪人なる我等の為に 祈り給え
今も そして我等の臨終の時にも
アーメン
元はラテン語で書かれた、相当古い祈祷文からだそうなの。
それに多くの作曲家が曲を付け、歌にアレンジした為、同じタイトルでもバリエーションがかなり有る歌として知られてるわ。
中でも有名なのは、シューベルトやグノーが作曲したものでしょうね。
此処で採り上げたのはフランスの作曲家、シャルル・グノーの作曲したバージョン(←J・S・バッハ作曲『平均律クラヴィーア曲集第1巻』の前奏曲ハ長調を伴奏に借用しているそう)で歌われてるものよ。
聖マリアへの賛歌…如何にも宗教的な、典礼に相応しいイメージの歌と言えるでしょうね。
けど特にクリスマスの歌という訳でなく…聖母マリアを讃えてる点を考えると…聖母マリア祭と云える『キャンドル・マス』に歌うのこそ相応しいかも。
じゃあ、今夜は此処まで…また明日も一緒に歌いましょう♪
…また英語歌詞のヤツ選んで済みませぬ。(汗)
んでこれも毎度では有りますが(汗)、曲を聴かして頂けるサイトさん(http://www5f.biglobe.ne.jp/~cocoa/music2/avemaria/avemaria.htm)を見付けましたので、宜しければ御試聴下さいませ。(音が出ますので気を付けて下さい)
自分としてはこの、バッハが作曲した第1前奏曲に、グノーが歌える様メロディーを付けたバージョンが1番好みです。
(余談ですが此処、『ココの部屋(http://www5f.biglobe.ne.jp/~cocoa/)』さんと仰るそうで…検索して偶然見付けたサイトさんなのですが、可愛いメールの雛形が沢山置いてあってびっくりした…どれも自作だそうで…綺麗だな~)
……で、やっぱり無断リンクは悪いな~~と思って外しました。(苦笑)(そんな訳でコピーして飛んで下さいませ)
記事上の写真はハウステンボス、『光の街シルエットグラス(1個740円)』。
中に蝋燭を灯すと、ハウステンボスの街並みが浮び上る。
今冬アレキサンダー広場で開催中の、『光のクリスマス市』にて売られてた物。
他、総合土産店等でも売られてまする。
…クリスマスらしくて綺麗ですよv
最近何だか恐ぁいウィルスが流行ってるけど…皆、きちんと予防してる?
外から帰って来たら、必ずきちんと手を洗って、うがいをしてね!
でないと年末~年明けて暫くはお休みする病院が多いから、正月中苦しむ事になっちゃうわよ!
さてと…それじゃあ今回は『蝋燭』について、お話するわね。
クリスマスに蝋燭は必需品。
その歴史は古く、キリスト教が導入される以前にまで遡ると云うわ。
昔の北欧では『ユールキャンドル』と呼ばれた巨大な蝋燭に火を灯し、冬中消さずにおいてたそうなの。
もっと昔の古代ローマでは、冬至の頃に大焚火をして、弱った太陽を励ます行事が有ったらしいわ。
太陽の力が最も弱まる冬、火を焚き闇を照らす事で、太陽の力を助け、光の再生を促そうとしたのね。
キリスト教が導入されると、蝋燭にも新たな意味が付加えられたわ。
曰く、「神の御子キリストは世を照らす光。蝋燭の火は聖キリストを象徴する物である」と。
そして聖キリストを産んだ聖母マリアは、蝋燭の火を灯す燭台に例えられたのよ。
次のような詩が残されてるわ。
マリアは神的なものの担い手
世界の光を運ぶ
燭台の如き方である
ヨーロッパではクリスマスが来ると、今でも窓辺に蝋燭を灯す家が多いそうだけど、これは暗闇を彷徨うマリアを導く為の光なんだそうよ。
ルカ福音書に見られる「身重のマリアが宿を求めて彷徨った」件から生じた慣習じゃないかしら。
昔はクリスマスツリーにも蝋燭が吊下げられていたらしいわ。
でもねェ…木は燃え易いから。
18世紀ドイツでは、1本のツリーに400本もの蝋燭が飾られてたそうだけど…
火事にならないようにと、必ず使用人がツリーの脇で見張をさせられてたんですって。
長い棒の先に濡らしたスポンジやモップを付けて、火が付いたらそれでさっと拭き消すの。
水でいっぱいに満たしたバケツを、壁に沿って幾つも用意したりね。
それでも悲劇は毎年起ってたそうよ。(当り前な気もするけど…)
現代では風情に欠けるとはいえ、電球を飾るようになったから、火事の心配は殆ど無くなったわね。
ちなみに初めて電球がツリー飾りに用いられたのは、1882年のアメリカでらしいわ。
現代でも火を灯す蝋燭は、クリスマスに欠かせないアイテムである事に変り無く。
カトリック教会ではアドヴェント~キャンドル・マス迄の長い間、祭壇に蝋燭を灯して典礼が行われるの。
そうして2/2のキャンドル・マスが来たら、冬の間用いた古い蝋燭を外し、新しい蝋燭に火を灯すのが習いなのだそう。
この日は聖書に云う「お産から明けたマリアの浄めの日」であり、誕生したイエスを連れてエルサレム神殿に詣でた件から、蝋燭を持っての行列がカトリック圏では行われるの。
そのキャンドル行列を指して、『キャンドル・マス』と呼ばれる訳。
それじゃあ此処で5曲目のクリスマスソング♪
【アヴェ・マリア】
Ave Maria…♪
Gratia plena…♪
Dominus tecum…♪
Benedicta…♪ tu…♪ in mulieribus…♪
et benedictus…♪ fructus ventris…♪ tui,Jesus…♪
Sancta Maria…♪
Sancta Maria…♪
Maria…♪
Ora pro nobis…♪
Nobis peccatoribus…♪
nunc et in hora♪
In hora♪ mortis nostrae…♪
Amen…♪
Amen……♪
【訳】
めでたし恩恵に満ちた御方マリア
主は貴女とともにまします
貴女は女の中にて祝せられ
また御胎の御子 イェスも祝せられ給う
聖マリア 罪人なる我等の為に 祈り給え
今も そして我等の臨終の時にも
アーメン
元はラテン語で書かれた、相当古い祈祷文からだそうなの。
それに多くの作曲家が曲を付け、歌にアレンジした為、同じタイトルでもバリエーションがかなり有る歌として知られてるわ。
中でも有名なのは、シューベルトやグノーが作曲したものでしょうね。
此処で採り上げたのはフランスの作曲家、シャルル・グノーの作曲したバージョン(←J・S・バッハ作曲『平均律クラヴィーア曲集第1巻』の前奏曲ハ長調を伴奏に借用しているそう)で歌われてるものよ。
聖マリアへの賛歌…如何にも宗教的な、典礼に相応しいイメージの歌と言えるでしょうね。
けど特にクリスマスの歌という訳でなく…聖母マリアを讃えてる点を考えると…聖母マリア祭と云える『キャンドル・マス』に歌うのこそ相応しいかも。
じゃあ、今夜は此処まで…また明日も一緒に歌いましょう♪
…また英語歌詞のヤツ選んで済みませぬ。(汗)
んでこれも毎度では有りますが(汗)、曲を聴かして頂けるサイトさん(http://www5f.biglobe.ne.jp/~cocoa/music2/avemaria/avemaria.htm)を見付けましたので、宜しければ御試聴下さいませ。(音が出ますので気を付けて下さい)
自分としてはこの、バッハが作曲した第1前奏曲に、グノーが歌える様メロディーを付けたバージョンが1番好みです。
(余談ですが此処、『ココの部屋(http://www5f.biglobe.ne.jp/~cocoa/)』さんと仰るそうで…検索して偶然見付けたサイトさんなのですが、可愛いメールの雛形が沢山置いてあってびっくりした…どれも自作だそうで…綺麗だな~)
……で、やっぱり無断リンクは悪いな~~と思って外しました。(苦笑)(そんな訳でコピーして飛んで下さいませ)
記事上の写真はハウステンボス、『光の街シルエットグラス(1個740円)』。
中に蝋燭を灯すと、ハウステンボスの街並みが浮び上る。
今冬アレキサンダー広場で開催中の、『光のクリスマス市』にて売られてた物。
他、総合土産店等でも売られてまする。
…クリスマスらしくて綺麗ですよv