宿題消化まで後2回…でもまた明日、放送有って溜まるんですけどね。(汗)
野球中継による中断が待たれる、そんな事より前回の続きのレビューです。
・第73回「一刻館人質騒動!八神の大きなお世話様」脚本:小西川博 コンテ・演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭
…今回も元の原作が手を入れる必要無い傑作だからか大体原作通り。
それでも絵が動いてキャラに声が付くと、ドラマがより活き活きして感じられる。
特に八神というキャラは芯からアニメ向きで、他キャラについては正直アニメより原作の方が上に感じるところ、この娘だけはアニメ化した事で魅力が増した様に思う。
周囲に目もくれず己の愛一筋に生きる少女って、つくづくアニメヒロイン向きなんですよ、例えばラムとかシャンプーとか、シャンプーはヒロインじゃないし、めぞんのヒロインは響子さんだし、ラムも最初は1回切りのゲストキャラ予定だったけど。
夜にパパから五代が面接をすっぽかした事を聞いた八神。
驚いた彼女は家を飛び出して、五代に事情を訊こうと一刻館へ駆け込む。
その頃、彼女の想い人である五代は、自室に引篭もって落ち込んでいた。
他住人達や響子さんが声をかけても全然応答が無い。
そこへやって来た八神は、他住人達と響子さんに、五代が面接に来なかった事を明かす。
落ち込んでるから面接で何かヘマでもやらかしたかと心配してたが、よもや面接自体をすっぽかしてたとは…!
仰天した響子さんは八神と一緒に5号室の扉を叩いて、面接に行かなかった理由を詰問する。
女2人の声で「開けて開けて開けて!!」と責められ、扉をドンドン叩かれる五代はたまったもんじゃない。
五代「…もう!…まったく煩くて…ゆっくり自己嫌悪にも浸れんなぁ…!」
朱美「…やけに(部屋の中が)静かねぇ」
響子「そ…そうですわね…」
八神「…まさか…五代先生…自殺!!」
五代「するか…!」
響子「八神さん!!…滅多な事を言うもんじゃありません!!」
四谷「止むを得ません。こうなったらドアをぶち破りましょう!!!」
朱美「賛成ーー!!」
「「せーっのぉ!!!!」」
五代「ま、待ってください…!!!」
――慌ててドアを開け、飛び出す五代。
四谷「ほら!お出ましになられましたよぉ」
朱美「単純だからねぇ~」
この流れには笑わせて貰った。
第1話の天岩戸事件を思い出させます。(笑)
確かにこーいう環境だと自殺なんて考えられず、或る意味理想的住いかもしれない。(笑)
一方、八神の家では娘が何時までも帰って来ない事をパパが心配していた。
八神が飛び出した時こそ、ママに「放っておきなさい!!」と言ったものの、娘可愛いパパは耐えられず迎えに行く。
ところがパパと顔を会わせた娘は怒って窓から物を投げ付ける。
「パパ帰れ!!」とヒステリックに叫ぶ八神を、騒ぎを耳にし部屋から飛び出した五代が取押える。
それを見たパパは益々五代と娘の関係を誤解、怒り狂って五代を罵るのを聞いて、今度は響子さんが腹を立てる。
「五代さんを良く知りもしないで馬鹿にしないでください!!五代さんも黙ってないで言い返したらどうですか!!馬鹿にされてるのは貴方なのよ!!」
五代を巡って殺伐とする一刻館に、神の救いが菓子折り持って現れる――助けた妊婦さんの旦那が、お礼を言いに来たのだ。
明かされた真相にパパは五代への誤解を解き、彼の取った行動を褒めちぎるが、しかしもう自分が推薦する枠は今日の面接で使い切ったと話す。
だが、それを聞いた八神はぶち切れて五代の部屋に篭城してしまう――というのが粗筋。
五代を思って動いてる積りが、悉く裏目に出てる八神が面白い。
八神に自室を奪われた為に、五代は3号室に仮住まいする破目になって有難迷惑。
アニメでは3号室に最近まで入居者が居たから、割と綺麗に片付いてて助かったろう。(笑)
逞しくも八神は友人達にカンパを募り、五代の三友商事入社が叶うまでは、篭城し続ける覚悟を決める。
若い娘が着替えも無く、風呂無トイレ共同のアパートで3日間過すのは、蒸し暑い夏という事も手伝い、結構きつかったんではなかろうか?
買い物してる所で響子さんに出くわし、下着専門店の所在を訊いてたが、最初の3日間どうしてたんでしょうね?まさかノーパ……。
当初の目的を飛越え、このまま一刻館に居座り、五代との生活を夢見る八神に、響子さんは頭を痛める。
でも実は若い頃の響子さんも、両親の反対押し切って、惣一郎さんと結婚したんだけどね。
周囲が見えず自己中だった少女の自分を思い起すから、響子さんは余計に八神に対しムキになるのだろうなと。
もっとも原作には在る八神と響子さんとのバトルは、アニメでは大分省略されていた。
アニメではキャラの心情は控え目に、光の表現等のリアルな描写に拘ってた。
外灯の下を通る際に八神の髪の色が明るく変化したり、八神の歩く速度に合せ窓から姿が覗けたり等、実写映画を観ているようなリアルさ。
こういった物のリアルさに拘る演出は自分好きです。
(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画△ …次回予告は四谷さん、朱美さん、一の瀬さん、タイトル読みは響子さんといった、お馴染のメンバー。そういえば今回、一の瀬さんが大人しくて意外。
【続】
野球中継による中断が待たれる、そんな事より前回の続きのレビューです。
・第73回「一刻館人質騒動!八神の大きなお世話様」脚本:小西川博 コンテ・演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭
…今回も元の原作が手を入れる必要無い傑作だからか大体原作通り。
それでも絵が動いてキャラに声が付くと、ドラマがより活き活きして感じられる。
特に八神というキャラは芯からアニメ向きで、他キャラについては正直アニメより原作の方が上に感じるところ、この娘だけはアニメ化した事で魅力が増した様に思う。
周囲に目もくれず己の愛一筋に生きる少女って、つくづくアニメヒロイン向きなんですよ、例えばラムとかシャンプーとか、シャンプーはヒロインじゃないし、めぞんのヒロインは響子さんだし、ラムも最初は1回切りのゲストキャラ予定だったけど。
夜にパパから五代が面接をすっぽかした事を聞いた八神。
驚いた彼女は家を飛び出して、五代に事情を訊こうと一刻館へ駆け込む。
その頃、彼女の想い人である五代は、自室に引篭もって落ち込んでいた。
他住人達や響子さんが声をかけても全然応答が無い。
そこへやって来た八神は、他住人達と響子さんに、五代が面接に来なかった事を明かす。
落ち込んでるから面接で何かヘマでもやらかしたかと心配してたが、よもや面接自体をすっぽかしてたとは…!
仰天した響子さんは八神と一緒に5号室の扉を叩いて、面接に行かなかった理由を詰問する。
女2人の声で「開けて開けて開けて!!」と責められ、扉をドンドン叩かれる五代はたまったもんじゃない。
五代「…もう!…まったく煩くて…ゆっくり自己嫌悪にも浸れんなぁ…!」
朱美「…やけに(部屋の中が)静かねぇ」
響子「そ…そうですわね…」
八神「…まさか…五代先生…自殺!!」
五代「するか…!」
響子「八神さん!!…滅多な事を言うもんじゃありません!!」
四谷「止むを得ません。こうなったらドアをぶち破りましょう!!!」
朱美「賛成ーー!!」
「「せーっのぉ!!!!」」
五代「ま、待ってください…!!!」
――慌ててドアを開け、飛び出す五代。
四谷「ほら!お出ましになられましたよぉ」
朱美「単純だからねぇ~」
この流れには笑わせて貰った。
第1話の天岩戸事件を思い出させます。(笑)
確かにこーいう環境だと自殺なんて考えられず、或る意味理想的住いかもしれない。(笑)
一方、八神の家では娘が何時までも帰って来ない事をパパが心配していた。
八神が飛び出した時こそ、ママに「放っておきなさい!!」と言ったものの、娘可愛いパパは耐えられず迎えに行く。
ところがパパと顔を会わせた娘は怒って窓から物を投げ付ける。
「パパ帰れ!!」とヒステリックに叫ぶ八神を、騒ぎを耳にし部屋から飛び出した五代が取押える。
それを見たパパは益々五代と娘の関係を誤解、怒り狂って五代を罵るのを聞いて、今度は響子さんが腹を立てる。
「五代さんを良く知りもしないで馬鹿にしないでください!!五代さんも黙ってないで言い返したらどうですか!!馬鹿にされてるのは貴方なのよ!!」
五代を巡って殺伐とする一刻館に、神の救いが菓子折り持って現れる――助けた妊婦さんの旦那が、お礼を言いに来たのだ。
明かされた真相にパパは五代への誤解を解き、彼の取った行動を褒めちぎるが、しかしもう自分が推薦する枠は今日の面接で使い切ったと話す。
だが、それを聞いた八神はぶち切れて五代の部屋に篭城してしまう――というのが粗筋。
五代を思って動いてる積りが、悉く裏目に出てる八神が面白い。
八神に自室を奪われた為に、五代は3号室に仮住まいする破目になって有難迷惑。
アニメでは3号室に最近まで入居者が居たから、割と綺麗に片付いてて助かったろう。(笑)
逞しくも八神は友人達にカンパを募り、五代の三友商事入社が叶うまでは、篭城し続ける覚悟を決める。
若い娘が着替えも無く、風呂無トイレ共同のアパートで3日間過すのは、蒸し暑い夏という事も手伝い、結構きつかったんではなかろうか?
買い物してる所で響子さんに出くわし、下着専門店の所在を訊いてたが、最初の3日間どうしてたんでしょうね?まさかノーパ……。
当初の目的を飛越え、このまま一刻館に居座り、五代との生活を夢見る八神に、響子さんは頭を痛める。
でも実は若い頃の響子さんも、両親の反対押し切って、惣一郎さんと結婚したんだけどね。
周囲が見えず自己中だった少女の自分を思い起すから、響子さんは余計に八神に対しムキになるのだろうなと。
もっとも原作には在る八神と響子さんとのバトルは、アニメでは大分省略されていた。
アニメではキャラの心情は控え目に、光の表現等のリアルな描写に拘ってた。
外灯の下を通る際に八神の髪の色が明るく変化したり、八神の歩く速度に合せ窓から姿が覗けたり等、実写映画を観ているようなリアルさ。
こういった物のリアルさに拘る演出は自分好きです。
(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画△ …次回予告は四谷さん、朱美さん、一の瀬さん、タイトル読みは響子さんといった、お馴染のメンバー。そういえば今回、一の瀬さんが大人しくて意外。
【続】