毎度、ダラダラ連載企画ぱーとすりー、前回の続きです。
空港降りてずっとずっと右っかわ行って、エスカレーター昇って、またずっとずっとずっと先行った所に、高速船の船着場は在った。
『高速船』って名前から、どんなすっげーカッコ良い船だろって期待して見たら…釣りのおっさんが使ってるみてェな、何の飾りも無ェちっちぇ船でがっかりした。
「……なんか…『高速』って感じ、全然しねーなー…。」
「味も素っ気も夢も希望も無ェデザインだな。これでどうやって感動的に到着出来るってんだ?」
「るっさいわね!!!内情色々有んのよ!!外見よりも問題は中味でしょ!?ケチ付けてないでさっさと入れ!!」
中は外よりもっと夢も希望も無いデザインだった。
うす暗ェ中に病院の待合室置いてあるみてェな長イスがズラリ並んでるだけで、窓の外っかわには海苔みてェな黒い何かがベッタリ貼り付いていた。
でも見た目より案外広いのか、俺達以外にも結構大勢客いたのに、全員ちゃんと座る事が出来たのはいがいだった。
客席の1番前の列は荷物置き場になるから座らないよう注意されたんで、俺達は前から2列目の1番左っかわに、飛行機乗ってた時と同じ並び順で座った。
出発時刻より5分遅れて、船長のおっさんが正面運転席に座った。
大きくエンジンの音がして、船はユラユラ揺れながら、ゆっくり進み出した。
「………と~れ~~~……なー、ナミ、これ本当に高速船なのか?ちっとも『高速』出ねーじゃん!」
「発後着前暫くは、安全の為にスピード落としてんじゃない?も少ししたら走り出すわよ。…まァでも四方を陸に囲まれた大村湾は『琴の海』と称される程波穏やからしいから、案外ずっとこんな感じで、あまり揺れずに静かに航行してくかも――」
――ガタン!!ゴトンガタガタゴン!!ガタンガタガタ!!!ゴン!!ガタガタゴン…!!
いきなり、地震が来たみてェに船がゆれ出し、すごいスピード出して走り出した。
「…こ!こ!ここれの何処が『波穏やか』だっつうんだよ…!?」
「あああははvやっぱ波越えて行くんですもん!多少の揺れは当り前って言うか…!」
「ぎゃはははははは♪いいーじゃねェか!!!ジェットコースター乗ってるみてェで面白ェ♪」
――ガタン!!ゴトゴトガタガタゴン!!!ガン!ガタゴトガタン!!ゴン!!ガタガタン…!!
「…で?これ乗って行って、何分で着けんだ?」
「50分位だと思うわ。」
「未だそんなかかんのかよ!?――ちなみにバスだと何分位なんだ?」
「約55分。」
「殆ど変んねェじゃねェか!!!」
「だから着いた時の感動が変んの!!!渋滞無く定刻通り着けるし!!」
「感動出来るか!!!こんな船で!!」
「…前2列目左のお客さん、周りのお客さんの迷惑になるから声静かにねー。」
「「あ、すいません。」」
船長のおっさんに注意されて、ナミとゾロは下向いて縮んじまった。
ナミとゾロは昔からよくケンカする。
3人で初めて遊んだ時からケンカしてた、けど仲が悪い訳じゃない。
俺は、知ってる。
――ガタンゴンゴトン!!ガタガタガタ!!ゴン!!ゴトン!!ガンゴゴゴン!!ゴトン…!!
「…ゾロ、あんた、何が気に喰わなくてぶーたれてる訳?旅行決めた時からずーっとでしょ?来たくなかったんなら来なきゃ良かったのに。」(小声)
「…来たくなくてぶーたれてんじゃねェ。受験シーズン期末直前、日・月・火と人に学校サボらせてまで組んだ無茶日程に呆れてるだけだ。」(小声)
「しょうがないでしょ。平日が1番お安くなるんだもん。」(小声)
「後四月過ぎれば卒業だろが。それからでも良かったじゃねェか。」(小声)
「しょうがないでしょ。クリスマスイベントやってる内に行きたかったんだもん。」(小声)
「ならせめて冬休みにしとけよ!!学校サボって行く程のトコか!?」
「だからその頃だと料金お高くなんの!!しょうがないでしょ!?クリスマスイベントやってて低料金の条件クリアしてんの今日位しか残ってなかったんだもん!!!」
「2列目のお客さーん、静かにねーー。」
「「はい、済みません。」」
「…別に問題無いでしょ?私とあんたは志望大推薦入学本決まり。ルフィは元から受験する気無。それとも何?今更皆勤賞狙いでもしてたっつうの?」(小声)
学年1番に成績良いナミは、都内の有名大学へのすいせんが決まってた。
ゾロも剣道の大会で中学高校連続優勝っつう成績が認められて、他県の体育大学へのすいせんがほぼ決まってる。
「……ウソップな、行けねェ事、メチャクチャ悔しがってたぞ。」
「………私だって、一緒に行けなくて残念よ。」
ウソップってのは、俺達のクラスメートで仲間だ。
公務員試験受けたけど落っこちちまって、今は大学の一般入試に向ってがんばってる。
「クル眉毛なんか、ギリギリまでてめェと一緒の旅行が諦め切れずに葛藤してたんだからな。『あんな女の為に人生棒に振るのは止せ』って俺が止めてなきゃ、今頃てめェの横に座ってただろうよ。」
「へー、何時も仲悪げに喧嘩してるクセして随分思いやり有るじゃない?『男の友情』、泣ける話ねー。」
「茶化してんじゃねェよ。この冷血魔女が。」
『クル眉毛』ってのは本名サンジっつって、やっぱり俺達のクラスメートで仲間だ。
クルンて渦巻いてる変った眉毛してて、ゾロはよくそう呼んでる。
もっともそのたんびにサンジとケンカになるけどな。
家は都内でも人気のレストランで、爺ちゃんが腕の良い名コック。
そのせいかサンジもメチャクチャ料理上手くて、将来は一流コックになるのが夢らしい。
最初、専門学校行ってちょーりしめんきょ取るつもりだったらしいけど、爺ちゃんに「大学くらいは行っとけ」って言われたっつって、今はウソップと同じく一般入試目指してモー勉強している。
「……未だ、家族が揃ってた頃にね、1度だけ、来た事有るんだ…」
「……あ?」
「街中、クリスマスのイルミネーションいっぱいに飾られてて、まるで星空の中に浮かんでるみたいに、綺麗だった……」
「………」
「…卒業してバラバラになっちゃう前に、あんた達にも見せたかったのよ。」
そう言って、正面じっと見つめてるナミの顔は、なんだかすっげェ寂しそうで、今にも泣きそうに見えた。
「……最初から素直にそう言え、我侭女。」
ナミには父ちゃんと母ちゃんが居ねェ。
ナミが小さい頃、事故で死んじまった。
今は姉ちゃんと親戚の叔父さんと、3人で暮らしている。
――ガタンゴン!!ガタガタ!!ゴンガタンガタガタガタガタ!!!ゴゴゴンゴトゴトン…!!
……それにしても、ゆれっぱなしだなー、この船…しんど6くれェ有んじゃねーか?
波しぶき高くて窓おおっちまって景色は見え辛ェし、眠ろーとして窓寄っかかってもゆれがひどくて眠れねーし。
「ZZZZZ……」
…こんなひでェゆれなのに、眠れるゾロはすげーと思う、才能だよなー。
――ゴゴン!!ゴトトンガンゴン!!ガタガタガタ!!!ゴン!!ガタガタガタガタゴガン…!!
………退屈だ……早く、着かねーかなーーー………
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
――ぺしぺしぺし!!!
「―フィ…!!ルフィ!!」
「…ふぁ…?ほ……お、朝メシか…!?」
「寝惚けてないで!!もう後10分で着くわよ!!」
…ふ…ふ…ふあああああああああああああ~~~……ふ…!!
……あーー…寝ちまってたのか…俺も……
何時の間にか、ゆれがおさまってる……
「んほら!!!ゾロも起きて!!!もう直着・く・の・よ!!!」
――べしべしべしべしっ!!!
「ZZZZZZZZZZZ……」
「…いいかげんに~~~起きろォォォォォォ!!!!!」
―― ドゴォッッ!!!!!
「物凄痛ェェェェ!!!!」
「あんた調子に乗ったら48時間余裕で寝ちゃってるじゃない!!後頭がマリモに似てるからって甘えてんじゃないわよ!!!」
「…な…!!ちょ…!!だからって…エルボーで顔狙うか!!?せめてグーで殴れよ!!!」
………最初、『しんきろう』でも見てんのかと思った…
正面の窓、モヤってる中から、まるで昔絵本で見た『みやこ』みてェな街が、ふわーーって浮かんで見えて。
周りの山に囲まれてて、そこだけ外国みてェで。
赤っ茶けた街が、水面に浮かんでんだ……遠くに『時計とう』みてェな立派な建物が見えて……ものすげーきれーだ、堂々としてる。
そうだ、富士山みてェに、静かに、堂々と立ってるように見えて、本当にきれーに思えた。
「……あれが、『ハウステンボス』って言うのか?」
「はーーー…なんてのか…随分周りの景色から浮いてる街だな。」
「そう!あれが『ハウステンボス』。未来を夢見た男が造った、理想郷よ!」
そう言うナミの顔は、すっげーほこらしげで、すっげーうれしそうに輝いて見えた。
でも、いっぺん見ただけで俺にも解った。
あそこは、確かに『特別な街』なんだって。
【その4に続】
……はーー…漸く着いた。(苦笑)
高速船について、色々ケチ付けてる様に感じるでしょうが、本当の事だしねー。(焦笑)
個人的に、安田産業汽船さんには、もちっとハウステンボスに合せて、船の内装だけでもメルヘン~にして欲しいかな~~と…ハウステンボスつぶれたら困るでしょうしさ。(笑)
後、「幾らなんでも褒め過ぎだろ?」とか「ナミはハウステンボスの回し者ですか?」とか「ナミがこんなん言うかな~?」とか「そもそも高校生だけで宿泊旅行出来るもん?」っつうお問い合わせには――
――応えられませんのでv(笑)
まぁ、フィクション♪フィクション♪
大目に見て下さいませv
ブックマークに高速船のサイト入れとくつもりですんで、参考にしてみて下さい。
色々言ったけど、バスよりかはやっぱ高速船のがお勧め出来ます。
船酔い?大丈夫!酔いやすい私がいっぺんも酔った事無い位なんだから!
あ、でも、確かに思ったよりは揺れるんで、心配な方は酔い止め薬飲んだ方が良いかも、用心の為に。
バスのが料金的に安くつきはするのですが、休日だと渋滞遭ったりするし、普通の市営バス故、途中停留所に停まったりもしますんで。
大村線と共に、海岸線見ながらのドライブも素敵では有るんですが…。
大村線が空港近くまで線路繋いでくれてると1番良いと思うんですがね~。
写真の説明~、マリンロードから観た早朝のハウステンボス。
海から高速船使って行くと、到着時、こ~んな景色観られますよって事で。
空港降りてずっとずっと右っかわ行って、エスカレーター昇って、またずっとずっとずっと先行った所に、高速船の船着場は在った。
『高速船』って名前から、どんなすっげーカッコ良い船だろって期待して見たら…釣りのおっさんが使ってるみてェな、何の飾りも無ェちっちぇ船でがっかりした。
「……なんか…『高速』って感じ、全然しねーなー…。」
「味も素っ気も夢も希望も無ェデザインだな。これでどうやって感動的に到着出来るってんだ?」
「るっさいわね!!!内情色々有んのよ!!外見よりも問題は中味でしょ!?ケチ付けてないでさっさと入れ!!」
中は外よりもっと夢も希望も無いデザインだった。
うす暗ェ中に病院の待合室置いてあるみてェな長イスがズラリ並んでるだけで、窓の外っかわには海苔みてェな黒い何かがベッタリ貼り付いていた。
でも見た目より案外広いのか、俺達以外にも結構大勢客いたのに、全員ちゃんと座る事が出来たのはいがいだった。
客席の1番前の列は荷物置き場になるから座らないよう注意されたんで、俺達は前から2列目の1番左っかわに、飛行機乗ってた時と同じ並び順で座った。
出発時刻より5分遅れて、船長のおっさんが正面運転席に座った。
大きくエンジンの音がして、船はユラユラ揺れながら、ゆっくり進み出した。
「………と~れ~~~……なー、ナミ、これ本当に高速船なのか?ちっとも『高速』出ねーじゃん!」
「発後着前暫くは、安全の為にスピード落としてんじゃない?も少ししたら走り出すわよ。…まァでも四方を陸に囲まれた大村湾は『琴の海』と称される程波穏やからしいから、案外ずっとこんな感じで、あまり揺れずに静かに航行してくかも――」
――ガタン!!ゴトンガタガタゴン!!ガタンガタガタ!!!ゴン!!ガタガタゴン…!!
いきなり、地震が来たみてェに船がゆれ出し、すごいスピード出して走り出した。
「…こ!こ!ここれの何処が『波穏やか』だっつうんだよ…!?」
「あああははvやっぱ波越えて行くんですもん!多少の揺れは当り前って言うか…!」
「ぎゃはははははは♪いいーじゃねェか!!!ジェットコースター乗ってるみてェで面白ェ♪」
――ガタン!!ゴトゴトガタガタゴン!!!ガン!ガタゴトガタン!!ゴン!!ガタガタン…!!
「…で?これ乗って行って、何分で着けんだ?」
「50分位だと思うわ。」
「未だそんなかかんのかよ!?――ちなみにバスだと何分位なんだ?」
「約55分。」
「殆ど変んねェじゃねェか!!!」
「だから着いた時の感動が変んの!!!渋滞無く定刻通り着けるし!!」
「感動出来るか!!!こんな船で!!」
「…前2列目左のお客さん、周りのお客さんの迷惑になるから声静かにねー。」
「「あ、すいません。」」
船長のおっさんに注意されて、ナミとゾロは下向いて縮んじまった。
ナミとゾロは昔からよくケンカする。
3人で初めて遊んだ時からケンカしてた、けど仲が悪い訳じゃない。
俺は、知ってる。
――ガタンゴンゴトン!!ガタガタガタ!!ゴン!!ゴトン!!ガンゴゴゴン!!ゴトン…!!
「…ゾロ、あんた、何が気に喰わなくてぶーたれてる訳?旅行決めた時からずーっとでしょ?来たくなかったんなら来なきゃ良かったのに。」(小声)
「…来たくなくてぶーたれてんじゃねェ。受験シーズン期末直前、日・月・火と人に学校サボらせてまで組んだ無茶日程に呆れてるだけだ。」(小声)
「しょうがないでしょ。平日が1番お安くなるんだもん。」(小声)
「後四月過ぎれば卒業だろが。それからでも良かったじゃねェか。」(小声)
「しょうがないでしょ。クリスマスイベントやってる内に行きたかったんだもん。」(小声)
「ならせめて冬休みにしとけよ!!学校サボって行く程のトコか!?」
「だからその頃だと料金お高くなんの!!しょうがないでしょ!?クリスマスイベントやってて低料金の条件クリアしてんの今日位しか残ってなかったんだもん!!!」
「2列目のお客さーん、静かにねーー。」
「「はい、済みません。」」
「…別に問題無いでしょ?私とあんたは志望大推薦入学本決まり。ルフィは元から受験する気無。それとも何?今更皆勤賞狙いでもしてたっつうの?」(小声)
学年1番に成績良いナミは、都内の有名大学へのすいせんが決まってた。
ゾロも剣道の大会で中学高校連続優勝っつう成績が認められて、他県の体育大学へのすいせんがほぼ決まってる。
「……ウソップな、行けねェ事、メチャクチャ悔しがってたぞ。」
「………私だって、一緒に行けなくて残念よ。」
ウソップってのは、俺達のクラスメートで仲間だ。
公務員試験受けたけど落っこちちまって、今は大学の一般入試に向ってがんばってる。
「クル眉毛なんか、ギリギリまでてめェと一緒の旅行が諦め切れずに葛藤してたんだからな。『あんな女の為に人生棒に振るのは止せ』って俺が止めてなきゃ、今頃てめェの横に座ってただろうよ。」
「へー、何時も仲悪げに喧嘩してるクセして随分思いやり有るじゃない?『男の友情』、泣ける話ねー。」
「茶化してんじゃねェよ。この冷血魔女が。」
『クル眉毛』ってのは本名サンジっつって、やっぱり俺達のクラスメートで仲間だ。
クルンて渦巻いてる変った眉毛してて、ゾロはよくそう呼んでる。
もっともそのたんびにサンジとケンカになるけどな。
家は都内でも人気のレストランで、爺ちゃんが腕の良い名コック。
そのせいかサンジもメチャクチャ料理上手くて、将来は一流コックになるのが夢らしい。
最初、専門学校行ってちょーりしめんきょ取るつもりだったらしいけど、爺ちゃんに「大学くらいは行っとけ」って言われたっつって、今はウソップと同じく一般入試目指してモー勉強している。
「……未だ、家族が揃ってた頃にね、1度だけ、来た事有るんだ…」
「……あ?」
「街中、クリスマスのイルミネーションいっぱいに飾られてて、まるで星空の中に浮かんでるみたいに、綺麗だった……」
「………」
「…卒業してバラバラになっちゃう前に、あんた達にも見せたかったのよ。」
そう言って、正面じっと見つめてるナミの顔は、なんだかすっげェ寂しそうで、今にも泣きそうに見えた。
「……最初から素直にそう言え、我侭女。」
ナミには父ちゃんと母ちゃんが居ねェ。
ナミが小さい頃、事故で死んじまった。
今は姉ちゃんと親戚の叔父さんと、3人で暮らしている。
――ガタンゴン!!ガタガタ!!ゴンガタンガタガタガタガタ!!!ゴゴゴンゴトゴトン…!!
……それにしても、ゆれっぱなしだなー、この船…しんど6くれェ有んじゃねーか?
波しぶき高くて窓おおっちまって景色は見え辛ェし、眠ろーとして窓寄っかかってもゆれがひどくて眠れねーし。
「ZZZZZ……」
…こんなひでェゆれなのに、眠れるゾロはすげーと思う、才能だよなー。
――ゴゴン!!ゴトトンガンゴン!!ガタガタガタ!!!ゴン!!ガタガタガタガタゴガン…!!
………退屈だ……早く、着かねーかなーーー………
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
――ぺしぺしぺし!!!
「―フィ…!!ルフィ!!」
「…ふぁ…?ほ……お、朝メシか…!?」
「寝惚けてないで!!もう後10分で着くわよ!!」
…ふ…ふ…ふあああああああああああああ~~~……ふ…!!
……あーー…寝ちまってたのか…俺も……
何時の間にか、ゆれがおさまってる……
「んほら!!!ゾロも起きて!!!もう直着・く・の・よ!!!」
――べしべしべしべしっ!!!
「ZZZZZZZZZZZ……」
「…いいかげんに~~~起きろォォォォォォ!!!!!」
―― ドゴォッッ!!!!!
「物凄痛ェェェェ!!!!」
「あんた調子に乗ったら48時間余裕で寝ちゃってるじゃない!!後頭がマリモに似てるからって甘えてんじゃないわよ!!!」
「…な…!!ちょ…!!だからって…エルボーで顔狙うか!!?せめてグーで殴れよ!!!」
………最初、『しんきろう』でも見てんのかと思った…
正面の窓、モヤってる中から、まるで昔絵本で見た『みやこ』みてェな街が、ふわーーって浮かんで見えて。
周りの山に囲まれてて、そこだけ外国みてェで。
赤っ茶けた街が、水面に浮かんでんだ……遠くに『時計とう』みてェな立派な建物が見えて……ものすげーきれーだ、堂々としてる。
そうだ、富士山みてェに、静かに、堂々と立ってるように見えて、本当にきれーに思えた。
「……あれが、『ハウステンボス』って言うのか?」
「はーーー…なんてのか…随分周りの景色から浮いてる街だな。」
「そう!あれが『ハウステンボス』。未来を夢見た男が造った、理想郷よ!」
そう言うナミの顔は、すっげーほこらしげで、すっげーうれしそうに輝いて見えた。
でも、いっぺん見ただけで俺にも解った。
あそこは、確かに『特別な街』なんだって。
【その4に続】
……はーー…漸く着いた。(苦笑)
高速船について、色々ケチ付けてる様に感じるでしょうが、本当の事だしねー。(焦笑)
個人的に、安田産業汽船さんには、もちっとハウステンボスに合せて、船の内装だけでもメルヘン~にして欲しいかな~~と…ハウステンボスつぶれたら困るでしょうしさ。(笑)
後、「幾らなんでも褒め過ぎだろ?」とか「ナミはハウステンボスの回し者ですか?」とか「ナミがこんなん言うかな~?」とか「そもそも高校生だけで宿泊旅行出来るもん?」っつうお問い合わせには――
――応えられませんのでv(笑)
まぁ、フィクション♪フィクション♪
大目に見て下さいませv
ブックマークに高速船のサイト入れとくつもりですんで、参考にしてみて下さい。
色々言ったけど、バスよりかはやっぱ高速船のがお勧め出来ます。
船酔い?大丈夫!酔いやすい私がいっぺんも酔った事無い位なんだから!
あ、でも、確かに思ったよりは揺れるんで、心配な方は酔い止め薬飲んだ方が良いかも、用心の為に。
バスのが料金的に安くつきはするのですが、休日だと渋滞遭ったりするし、普通の市営バス故、途中停留所に停まったりもしますんで。
大村線と共に、海岸線見ながらのドライブも素敵では有るんですが…。
大村線が空港近くまで線路繋いでくれてると1番良いと思うんですがね~。
写真の説明~、マリンロードから観た早朝のハウステンボス。
海から高速船使って行くと、到着時、こ~んな景色観られますよって事で。
そうですねー、私も伊豆の高速船に乗った時は、30分もしない内に酔ったんですが…比較すると単調な揺れなんでしょうか?
ハウステンボスに到着する時、見える景色は本当感動的ですよねv
リャンさん…飛行機や船は、電車やバス以上に逃げ場無くじっとしてなきゃいけないから、子供は辛いと思いますね。
本当は電車が…大村線が空港近くに繋がってれば…!
でもやっぱり船で行くのは良いですよね、波間越えた先に現れるハウステンボスは正に感動です!
まったりさん…ノエルオフ、お疲れ様でした♪
地元のまったりさんだと、確かに高速船は使い難い…でも大村線使えるのはこちらから見ると羨ましいですよ~!
あ、高速船オフ?ふくちゃんも仰ってますが、それは止めておいた方が…オフ会開いてる場合じゃなくなりますんで。(笑)
後、今回ブログのリンク貼らせて頂こうと…また土曜に御挨拶参りますが、今回ブログは、まったりさんのブログを参考にしたので。
お世話になりました。(礼)
皆さん、コメント有難う御座いました♪
結構いいですよ、オフ会を開けるような雰囲気ではないとは思いますが。。結構うるさいし。。(^_^;)
空港まで車で行って、往復高速船を利用しようかと思いはするのですが、なかなか実現しません。
いっそ、高速船オフでも企画しようかな、な~んて
バスを利用した事は無いのですが、高速船での入国はやっぱり感動ものです。異国情緒たっぷりの光景を目の当たりに出来、街並みが段々大きく見えて来ると、「来た、来た、来た~。」ってウキウキしますよね。
ルフィたち、いよいよハウステンボス見参ですね~。次回も楽しみです♪
波があったり、風の強いときには、波の中をくぐって進んでいるんじゃないかと思うくらい窓一面に波が当たっていますが、そんな時でも、酔いませんでした。ちなみに私は、伊勢で乗った、水中翼船は瞬間時に酔いました。。(^^ゞ
だから、相当船に弱い人でも大丈夫だと思いますね。そして、HTBが近づいてくると、ホテルデンハーグやドムトールンが近づいてきてこれが感動的です。
楽しかったっすか?
ブログにまた遊びに行きますんで!
リアルですか?わはは♪伊達に10回以上行ってませんってv(←自慢にならんって)
角煮わっぱも美味しそ~…今度行った時に食べてみようかな。
あ、『エラスムス』なんて船も用意有ったんすか!?
うわっ初耳!!
…で、外装内装デザイン格好良いですか?(笑)
うん、そうですね、揺れって言っても単調なんで、酔わずに寝ちまうんでしょねー。
そうですよねー、あの到着時観る風景は、たとえ様の無い感動だと私も思います。
今度は是非、高速船で!
旅行パックによっては、オプションで割り引いてセットに付けられるのも有りますし。
コメント有難う御座いました♪
空港でブログ見たときは思わずうそって声出してしまいましたよ(^o^;
リアルすぎです。で角煮まん探しましたよでも時間がなかったので、目の前にあった角煮わっぱで代用(爆)
味は甘だれがご飯に混ざって美味しかったですよ(これで暖かかったらもっとよかった)
えと、船ですが大きい船(エラスムス)もあるんですけど予約が多くないと運行しないみたいで。。。
確かにあの船に乗ると寝ますね(笑)多分単調な風景と一定の音そして適度な振動で夢のなかへ
でもあの到着の時の風景は感動ものですね。
最近船で入国していないからやろうかな。