ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

こん平落語も酷かったが驚異的

2021-04-12 12:14:24 | 落語

こん平と木久蔵が笑点に出始めた頃はまだ二つ目だった。

「真打街道驀進中」という木久蔵の挨拶は暫く続く。

二人はほぼ同時期に真打昇進をするがその披露目でもあるラジオ番組を聞いた事がある。

こん平の演目は「豆屋」

軽い話であるがまあ騒がしい上に話が出来ていない。

酷いものである。

中学生が聞いてもはっきりと解る間違いを犯す。

その時のこん平が凄かった。

「ははは、ここんとこはつっといくぞ!!わはは」

こんなに明るく豪快に間違いを置き去りにするとは驚きだった。

彼の名誉の為に言うと新作の新潟県をネタにした噺は面白いです。

 

 


リンゴをピカピカに磨く仕事

2021-04-12 11:33:45 | グルメ

果物屋が少なくなった。

見掛けるのは大きな病院の前あたりかなあ。

北千住で見た果物屋には缶詰のカゴ盛りがあった。

まああれなら傷まないが半世紀前の見舞い品みたいだったね。

その昔、果物屋の店先は季節そのもの。

イチゴが並べば初夏の訪れ、リンゴが並べば冬が近い事を目に訴えた。

リンゴは綺麗に並べて毎日の様に小僧さんが磨くの。

だから常にリンゴはピカピカだった。

今そんなリンゴはタカノフルーツパーラーにしか無いかなあ。

泥ダンゴが磨いてピカピカになると驚くじゃない。

あれと同じ位にリンゴは光り輝くから。

一度磨いてみてください。


木久扇の古典 酷かったなあ

2021-04-12 10:57:07 | 落語

その昔は長寿の咄家と言えば林家正蔵(彦六)だった。

80過ぎまで高座に上がった人は多くなかったから驚異の人である。

今では80過ぎなんて珍しく無い。

弟子の木久蔵も今では80過ぎである。

その木久蔵の落語だがNHKで数年前に聞いた。

酷いものだった。

余りに酷い出来だった、というより何故古典をやったのか不思議??

演目は道具屋である。

決して難しい噺ではないがここまで酷い出来になるのかが不思議だった。

噺をきちんと覚えていないし事前にさらってもいないのだろうなあ。

学生の方が余程上手くこなすよね。

公開録音で客がいるがシーンとしている。

当たり前だ、あまりに出来が悪くてどう反応したらいいか困るだろう。

彼の名誉の為に言うと新作は面白い。

「正蔵伝」や「昭和芸能史」は楽しいのである。

まあしかし長生きは凄いなあ。

ちなみに私が下町でスナップショットをしていた時代はまだ正蔵師の長屋があってその前には同潤会アパートが立っている。

今は勿論無いが…