ことのはです。
落ち着かなかった猫のちびたが、ようやく隣にやってきました。
ぺたっとお尻をくつけてくる。
やっと甘えん坊になりました。
扇風機の風が柔らかく体をノックします。
ぬるくもなく、冷たくもなく。
私とちびたは毛先をくすぐられています。
暑い夏も穏やかな秋の空に変わり、あっという間に冬が来て、寒さの中に夏を思い返す時間がやって来るのでしょう。
時は巡ります。
同じ時間はありません。
同じ自分もないのです。
変わることが怖い、けれど
変わっていくために人や時間が在ります。
透明な心の中に、かけらが見えます。
ちびたや家族や思考でしかない人達が、うつりこんでゆっくり動いています。
ちびたと私の境目がぬくくて、深呼吸するような文が書きたくなりました。
みなさん、よい夢を。
ちびたの夢は、何色だろう。