私の夏の思い出は。小学生の時、母方の祖父母の家に泊まりに行ったこと。夜、蚊取り線香に火をつけて。煙に時々むせて。オレンジ色の電灯の下で、祖母が私と弟をうちわでそっとあおいで。それだけでも涼しくて、眠ってしまった。次の日、起きた時。見知らぬ天井をみて。「ここはどこ?」と戸惑う感覚に笑い。そんな思い出が。懐かしくて、懐かしくて。のんのん