草津白根山では、白根山(現火口、湯釜)と本白根山(火口跡)の間に、逢ノ峯と呼ばれる山頂がある。逢ノ峰の標高(2110 m)は前者のそれらとほぼ同じである。山頂にはパノラマ展望台としての東屋が建てられている。また、白根山のライブカメラが設置されている。その映像はインターネットで公開されている。
山頂で眺めるパノラマとナナカマドなどの紅葉
道路は国道292号(志賀草津道路)であり、分岐点から奥に伸びているルートは芳ヶ平方向への遊歩道になっている。
左側は白根山であり、右側の頂(岩の重なり)には鳥居と石祠がある。
この画像において、白根山の奥に岩菅山、右奥に八間山が見える。最奥の山波は白砂山など。
このときは、雲間から日差しが白根山特有の雰囲気を強調していた。
本白根山方向での紅葉
逢ノ峰のそばには弓池がある。
白根山駐車場(火口湖(湯釜)の展望台へのコース)
草津温泉から白根山に至る国道292号での駐車スペースにて、奥の山頂は逢ノ峰である。
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白根山の噴火活動レベルの引き上げ(レベル2、火口周辺規制)のために、
国道292号では通行時間が8-17時に制限され、駐停車禁止となっている(白根山駐車場は閉鎖)(9月10日現在)。
撮影、2009年9月下旬。
紅葉はどんなんでしょうか・・遅いでしょうかねえ・・。
楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
来月中旬に国道292号をドライブされるとのことですが、
紅葉のタイミングについて、今年は予想が難しそうです。
なお、現時点において湯釜を眺めることはできないとのことです。
火山活動レベルが紅葉の時季には下がることを期待しています。
ナナカマドの紅葉が良かった年のことを記事にしていながら、
レスがこの程度であることお許しください。
以前に草津温泉に出かけたことがあります。ホテルから見える草津白根山や草津スキー場には残雪があり、私の住む横浜と違う風景に接し、「遠くに来たなあ」と感慨深いものがありました。
深田久弥は名著「日本百名山」で草津白根山を取り上げ、「草津白根山は絶頂を極めて快哉を叫ぶといった山ではない。顕著な頂上らしいものはない。……この山の特色は頂上よりむしろ、断崖をなした火口壁や火口湖の妙にある」と述べていますが、ホテルから見える草津白根山の頂上は、描写どおり白い砂地の山肌が露出していました。
草津温泉の中心地・湯畑は日本一の湧出量を誇るだけあって、源泉が溢れるように流れ出ていました。湯畑を囲む石柱には、草津温泉を訪れた深田久弥をはじめ林芙美子や志賀直哉、高村光太郎、渥美清、桂歌丸たち著名人の名前と来湯年月日が刻まれていました。渥美清は映画「男はつらいよ 第25作」では、リリーこと浅丘ルリ子と草津温泉近くのバス停で再会するシーンがあります。
kotsunagi567さんの草津白根山の一連の紅葉の写真は、その場に自分が居合わせたような感覚になりますね。自然美の一瞬を捉えた写真家の感動を共にできる小さい幸せを感じます。
これからも素晴らしい写真を撮影されて、私たちに披露してください。
草津白根山についてのコメント、拝読しました。
同白根山は、わたくしのようなゆっくりウオーカーにとって素晴らしい山です。確かに草津温泉から見る山頂付近の山肌は活火山特有のものです。そして、気象条件に恵まれますと、山頂付近から槍ヶ岳、穂高岳、鹿島槍ヶ岳など北アルプスが一望できます。また、山腹の東側の斜面に沿って芳ヶ平に向かう遊歩道では、ナナカマドなどの紅葉を堪能できます(途中に、硫化水素などを含む火山性ガスの発生箇所がありますが)。残念ながら、火山活動の活発化によって、これらの楽しみはお預けの状態になっています。
ところで、深田久弥は、「この山(草津白根山)の南方約3キロに本白根山がある。....(略)...本白根山の山頂から見下ろした六里ヶ原の大観におどろく。眼の届く果てまで、大原野がさまざま屈曲をみせて拡がっている。そしてその向こうに、浅間山が帝王のようにそびえている。」と、著書において述べています。残念ながら、火山活動の活発化によって、本白根山の周回も現在できませんが、この周回はわたくしにとりまして思い出深いものとなっています。かつて周回で撮りました景色や花(本白根山はコマクサの名所です)の写真を、記事としてアップロードするつもりです。
今回も、ご丁寧なコメントありがとうございました。