以前、あるお友達とモーソー話で盛り上がっちゃって(笑)
そこから色々とモーソーしてっちゃって
Street Bluesのイメージで
とうとう文字を起こしてしまいました( ´∀`)ゞ テヘ
近頃、上がっては下がってを繰り返すことばかりで
落ち着いていけるかな~と思ったらまた落ち着かなくて(´ー`)
とにかく甘いのんで癒やされたかった。
ただそれだけです
文法など専門的な表現のところはご容赦ください(´▽`;)ゞ
ーーーーーーーーーーーーー
呆れるくらい、僕だけ(私だけ)を
好きになってくれたらいいのに……。
今夜もあなたを想う……。
「な~今夜飲みに行かへん?」
彼から誘いはいつも突然にやってくる。
共通の友人を通して仲良くなった彼。
最初は友人も一緒に飲みに行ってたのが、
いつの間にか2人で飲みに行くことが多くなって、
私が彼に惹かれるにはそう時間がかからなかった。
彼の方も少しは好意を持ってくれてるんじゃないかって、
ちょっと思ったりもしたけど、
持ってくれてたら良いな~ってくらいに思っておいた方がいいよって
心のどこかで別の私が声をかけてた。
期待して違った時のショックが大きいのはある程度学んできてるから。
友達なのか恋人なのか良くわからない距離感のまま
今日も「良いよ」と返事をする。
だって、いつ誘いが来ても良いように予定なんて入れてないんだもの。
「じゃ、いつもの所で」
っていう返事を見て、いつもよりゆっくり進んでいるんじゃないかと思う時計を恨めしく見上げた。
いつもの居酒屋で、他愛のない話をして笑いあって、
程よくお酒が回ってきたころに彼の好きなBARに行き
そして、いつも遅くまでごめんな~って言われながら終電に乗せられるのが定番。
もう少し一緒に居たいと思う私とは反対に、
今日も楽しかったな~ってニコニコ機嫌良く駅まで送ってくれて、
終電に乗せられるたびに、
やっぱり私には興味がないんだと思わされるようで泣けてくる。
だから、いつのまにか私はBARに入るとドアに近い方の席に座るのがクセになった。
彼が時計とドアに目をやったらシンデレラタイムが終わりの合図。
未練なんて残さないように残りのお酒を飲み干したら、
「そろそろ終電だから帰るね」
ってイイ女ぶって席を立つ。
「そろそろ帰ろうか」
って彼に言われるより自分からの方が傷は浅いことを知ったから。
だけど今夜の彼は違ってた。
いつものように自分から誘ったのに気もそぞろで上の空。
それなのにビールを飲むペースは早くて、
何かあったんだろうって思わせるのには簡単だった。
「そろそろBARで飲もうか」
居酒屋を出ていつものキャンドルが揺れるカウンターでグラスを傾ける。
磨き上げられたカウンターにキャンドルの光が反射して、
彼の綺麗な横顔をますます綺麗に浮き上がらせていて、
ついそれに見とれていると
「そんな見つめたら照れてまうから、あかんよ」
と手で私の視線を遮る仕草をしながら、苦笑いの彼。
その仕草がおかしくて、クスクス笑いをこらえていると、
不意に見つめる彼と目が合う。
薄茶色のビー玉のような目に見つめられると、
吸い込まれるように目が離せなくなる。
彼の目には私しか映ってないように、私の目には彼しか映っていない。
そんな景色にドキドキして顔に熱が集まるよう。
いっそこのまま、この気持ちを伝えてしまおうか。
伝えてしまったら会えなくなる?
でも伝えてしまったら楽になるんじゃないかと
「あの……」
と口を開きかけると、彼が視線を外して時計とドアを見た。
……あぁ、言うなってことなのね。
そこまでの気持ちは重くて迷惑だってことか。
気持ちさえも言わせてくれないなんてズルいよ。
もし次に誘いがあったら、どうやって断ろうかな。
きっと笑って会えるかもしれないけど
きっとココロが追いつけない。
だから今日で最後にしよう。
ここで泣いたらダメ。泣くのは家についてから。
最後くらい綺麗に覚えておいてもらわなくちゃ。
と、ザワザワする気持ちを落ち着けるように残りのお酒を飲み干した。
彼の綺麗な横顔、緩くパーマをかけたフワッとした茶色い髪。
その髪をかけた少し薄い耳、笑うとえくぼができる口元と色気のあるほくろ。
きっとどれも見納めになる。
だからせめて夢の中だけは恋人で会えるよう、心に焼き付けておこう。
と、こっそり見ながら、
「そろそろ終電だからかえっ……」
いつも通りの台詞を言おうとしたとき
不意に左手の小指に彼の右手の小指が絡められ
彼の右手にしている時計と私の左手の時計が触れ合った。
びっくりして彼を見ると、
なんだか泣きそうな顔で微笑みながら
そのまま手を重ねてきた。
「なぁ、もう帰るん?」
やめてよ、なんで、そんな泣きそうな顔で聞くの?
「今日はもう少しあかん?ちゃんと送るから」
やめて、なんで、そんな甘い声で聞くの?
びっくりして何も言えずにいると、
「……あかん…よ、ね…」
「じゃ、最後に一杯、ご馳走させて」
返事をしない私が拒否してると思った彼がマスターに何かを注文した。
そして出てきたのは
“アプリコットフィズ”
お酒が好きな彼に近づきたいと思って覚えたカクテルと
そのカクテルに込められた意味を思い出す。
アプリコットフィズの意味は
“振り向いてください”
それに気づいてびっくりしている私を見て、
「ずっと好きやねん…そばにおって…」
と泣きそうな目に私を映す。
私の気持ちに気づいていたの?
いつから?
色々と聞きたいことが出てくるけど、
今はそんなことどうでも良い。
必要なのは今、ここにある私の気持ちをちゃんと伝えることだけ。
嬉しくて涙が零れそうになるのを堪えながら
「ありがとう。お礼に私からも一杯ご馳走させてくれる?」
と、私がマスターに頼んだのは
“XYZ”
えっ!?とびっくりする彼に向きあいながら
「…私もずっと好きでした」
と伝えると
「ほんまに?ほんまなん?」
「ほんまです……」
言ったことのない関西弁で返すと
「下手くそやな~(笑)
……あ~でも良かった~嬉しいわぁ~」
と、ふにゃりと溶けそうな笑顔でカウンターに倒れ込んだ。
「あのな、ほんまはな……」
カウンターに倒れ込んだまま、チラッと私を見上げて
心細そうな声でボソボソと話し出す。
彼が言うところには、
彼もずっと好きだと想っていてくれて、
今日こそはそれを伝えようと飲みに誘ったのはいいけど、
緊張してなかなか言い出せなくて、
飲むペースが早くなってしまったと。
そのことを友人にも相談してて、
も~2人を見てるともどかしいわ~って言われて、
私も好きでいてくれてるんじゃないかと自惚れて舞い上がってたとも、
耳まで赤くしながら話してくれた。
その姿が子供みたいで可愛いな~って思ってたら、
「それとな……」
と、カウンターに倒れ込んだ体を起こす。
それから重ねていた私の手を、
ふと握りしめ自分の方に引き寄せると、
私の手首から時計を外して
自分のスーツのポケットにしまってしまった。
「あ……」っと時計の行方を追うとまた彼と目が合う。
「それとな……明日…っていうか、もう今日なんやけど、
俺な、誕生日やねん」
「誕生日になる瞬間、一緒におって欲しなって思ってて、
そのうえ、恋人になってくれてたら最高やな~って思ってたのが叶って、
今、すごく幸せや」
「おってくれて、ありがとう」
ふにゃ~と嬉しそうに笑って私の手を包み、
指を絡めたかと思ったら
「これからの時間、俺にくれない?」
と私の耳を掠めるように聞こえた甘い声。
急に表情を変えて、息をするのを忘れそうになるほど
甘くて柔らかい声で聞かれたら断ることなんて出来ないのに、
まるでそれを知ってるような仕草で私の心を捕まえる。
なんだか私ばかり翻弄されてるようで悔しいから、
微笑む彼の手を握り返して、
私も彼の時計を外せば、
「帰ろうか」
と、彼はまた嬉しそうに微笑んだ。
もう終電は出たあとだった。
いつも魔法が解けるように終わりを告げていたあの時間はもう無くて
これからは長く溶け合う時間の始まり。
XYZの意味は
“永遠にあなたのもの”
揺れる心も身も預けて、彼の肩にそっと寄りかかった。
そこから色々とモーソーしてっちゃって
Street Bluesのイメージで
とうとう文字を起こしてしまいました( ´∀`)ゞ テヘ
近頃、上がっては下がってを繰り返すことばかりで
落ち着いていけるかな~と思ったらまた落ち着かなくて(´ー`)
とにかく甘いのんで癒やされたかった。
ただそれだけです
文法など専門的な表現のところはご容赦ください(´▽`;)ゞ
ーーーーーーーーーーーーー
呆れるくらい、僕だけ(私だけ)を
好きになってくれたらいいのに……。
今夜もあなたを想う……。
「な~今夜飲みに行かへん?」
彼から誘いはいつも突然にやってくる。
共通の友人を通して仲良くなった彼。
最初は友人も一緒に飲みに行ってたのが、
いつの間にか2人で飲みに行くことが多くなって、
私が彼に惹かれるにはそう時間がかからなかった。
彼の方も少しは好意を持ってくれてるんじゃないかって、
ちょっと思ったりもしたけど、
持ってくれてたら良いな~ってくらいに思っておいた方がいいよって
心のどこかで別の私が声をかけてた。
期待して違った時のショックが大きいのはある程度学んできてるから。
友達なのか恋人なのか良くわからない距離感のまま
今日も「良いよ」と返事をする。
だって、いつ誘いが来ても良いように予定なんて入れてないんだもの。
「じゃ、いつもの所で」
っていう返事を見て、いつもよりゆっくり進んでいるんじゃないかと思う時計を恨めしく見上げた。
いつもの居酒屋で、他愛のない話をして笑いあって、
程よくお酒が回ってきたころに彼の好きなBARに行き
そして、いつも遅くまでごめんな~って言われながら終電に乗せられるのが定番。
もう少し一緒に居たいと思う私とは反対に、
今日も楽しかったな~ってニコニコ機嫌良く駅まで送ってくれて、
終電に乗せられるたびに、
やっぱり私には興味がないんだと思わされるようで泣けてくる。
だから、いつのまにか私はBARに入るとドアに近い方の席に座るのがクセになった。
彼が時計とドアに目をやったらシンデレラタイムが終わりの合図。
未練なんて残さないように残りのお酒を飲み干したら、
「そろそろ終電だから帰るね」
ってイイ女ぶって席を立つ。
「そろそろ帰ろうか」
って彼に言われるより自分からの方が傷は浅いことを知ったから。
だけど今夜の彼は違ってた。
いつものように自分から誘ったのに気もそぞろで上の空。
それなのにビールを飲むペースは早くて、
何かあったんだろうって思わせるのには簡単だった。
「そろそろBARで飲もうか」
居酒屋を出ていつものキャンドルが揺れるカウンターでグラスを傾ける。
磨き上げられたカウンターにキャンドルの光が反射して、
彼の綺麗な横顔をますます綺麗に浮き上がらせていて、
ついそれに見とれていると
「そんな見つめたら照れてまうから、あかんよ」
と手で私の視線を遮る仕草をしながら、苦笑いの彼。
その仕草がおかしくて、クスクス笑いをこらえていると、
不意に見つめる彼と目が合う。
薄茶色のビー玉のような目に見つめられると、
吸い込まれるように目が離せなくなる。
彼の目には私しか映ってないように、私の目には彼しか映っていない。
そんな景色にドキドキして顔に熱が集まるよう。
いっそこのまま、この気持ちを伝えてしまおうか。
伝えてしまったら会えなくなる?
でも伝えてしまったら楽になるんじゃないかと
「あの……」
と口を開きかけると、彼が視線を外して時計とドアを見た。
……あぁ、言うなってことなのね。
そこまでの気持ちは重くて迷惑だってことか。
気持ちさえも言わせてくれないなんてズルいよ。
もし次に誘いがあったら、どうやって断ろうかな。
きっと笑って会えるかもしれないけど
きっとココロが追いつけない。
だから今日で最後にしよう。
ここで泣いたらダメ。泣くのは家についてから。
最後くらい綺麗に覚えておいてもらわなくちゃ。
と、ザワザワする気持ちを落ち着けるように残りのお酒を飲み干した。
彼の綺麗な横顔、緩くパーマをかけたフワッとした茶色い髪。
その髪をかけた少し薄い耳、笑うとえくぼができる口元と色気のあるほくろ。
きっとどれも見納めになる。
だからせめて夢の中だけは恋人で会えるよう、心に焼き付けておこう。
と、こっそり見ながら、
「そろそろ終電だからかえっ……」
いつも通りの台詞を言おうとしたとき
不意に左手の小指に彼の右手の小指が絡められ
彼の右手にしている時計と私の左手の時計が触れ合った。
びっくりして彼を見ると、
なんだか泣きそうな顔で微笑みながら
そのまま手を重ねてきた。
「なぁ、もう帰るん?」
やめてよ、なんで、そんな泣きそうな顔で聞くの?
「今日はもう少しあかん?ちゃんと送るから」
やめて、なんで、そんな甘い声で聞くの?
びっくりして何も言えずにいると、
「……あかん…よ、ね…」
「じゃ、最後に一杯、ご馳走させて」
返事をしない私が拒否してると思った彼がマスターに何かを注文した。
そして出てきたのは
“アプリコットフィズ”
お酒が好きな彼に近づきたいと思って覚えたカクテルと
そのカクテルに込められた意味を思い出す。
アプリコットフィズの意味は
“振り向いてください”
それに気づいてびっくりしている私を見て、
「ずっと好きやねん…そばにおって…」
と泣きそうな目に私を映す。
私の気持ちに気づいていたの?
いつから?
色々と聞きたいことが出てくるけど、
今はそんなことどうでも良い。
必要なのは今、ここにある私の気持ちをちゃんと伝えることだけ。
嬉しくて涙が零れそうになるのを堪えながら
「ありがとう。お礼に私からも一杯ご馳走させてくれる?」
と、私がマスターに頼んだのは
“XYZ”
えっ!?とびっくりする彼に向きあいながら
「…私もずっと好きでした」
と伝えると
「ほんまに?ほんまなん?」
「ほんまです……」
言ったことのない関西弁で返すと
「下手くそやな~(笑)
……あ~でも良かった~嬉しいわぁ~」
と、ふにゃりと溶けそうな笑顔でカウンターに倒れ込んだ。
「あのな、ほんまはな……」
カウンターに倒れ込んだまま、チラッと私を見上げて
心細そうな声でボソボソと話し出す。
彼が言うところには、
彼もずっと好きだと想っていてくれて、
今日こそはそれを伝えようと飲みに誘ったのはいいけど、
緊張してなかなか言い出せなくて、
飲むペースが早くなってしまったと。
そのことを友人にも相談してて、
も~2人を見てるともどかしいわ~って言われて、
私も好きでいてくれてるんじゃないかと自惚れて舞い上がってたとも、
耳まで赤くしながら話してくれた。
その姿が子供みたいで可愛いな~って思ってたら、
「それとな……」
と、カウンターに倒れ込んだ体を起こす。
それから重ねていた私の手を、
ふと握りしめ自分の方に引き寄せると、
私の手首から時計を外して
自分のスーツのポケットにしまってしまった。
「あ……」っと時計の行方を追うとまた彼と目が合う。
「それとな……明日…っていうか、もう今日なんやけど、
俺な、誕生日やねん」
「誕生日になる瞬間、一緒におって欲しなって思ってて、
そのうえ、恋人になってくれてたら最高やな~って思ってたのが叶って、
今、すごく幸せや」
「おってくれて、ありがとう」
ふにゃ~と嬉しそうに笑って私の手を包み、
指を絡めたかと思ったら
「これからの時間、俺にくれない?」
と私の耳を掠めるように聞こえた甘い声。
急に表情を変えて、息をするのを忘れそうになるほど
甘くて柔らかい声で聞かれたら断ることなんて出来ないのに、
まるでそれを知ってるような仕草で私の心を捕まえる。
なんだか私ばかり翻弄されてるようで悔しいから、
微笑む彼の手を握り返して、
私も彼の時計を外せば、
「帰ろうか」
と、彼はまた嬉しそうに微笑んだ。
もう終電は出たあとだった。
いつも魔法が解けるように終わりを告げていたあの時間はもう無くて
これからは長く溶け合う時間の始まり。
XYZの意味は
“永遠にあなたのもの”
揺れる心も身も預けて、彼の肩にそっと寄りかかった。