岡山出張2日目の夜
有名ホテル出身だというオーナーのお店『蔦福』へとお邪魔させていただくことにいたします
土地勘がある地元の方と一緒でしたので迷うことなくたどり着くことができましたが、岡山駅前の繁華街からは少し外れた場所にあるテナントビルの2階となかなか目立ちづらいお店であります
エレベーターで上った2階のフロアは薄暗さを感じるのですが、お店の前に取り付けられた大きな提灯をスポットの明かりが照らしていますね
店内は奥に個室がふた部屋と、テーブル席が4卓、そしてカウンター席と30席ほどですから、オーナーシェフひとりで調理をするには程よい規模でありますね
いくつかのお料理を一度に注文したのが拙かったのか、最初に提供されたのは「蔦福麻婆豆腐」
お店の名前を冠にしていることからイチオシの逸品であるようで…
麻辣の辛みよりも、牛ホルモンを使っていることでの甘みを感じるものでありました
続いて提供されたお料理は「五目炒飯」
意図しているのかそうでないのかわからないのですが、思っているチャーハンとは異なり“おじや”に近い仕上がりなのであります
しかし、提供されるお値段からは想像もできないほどにかに身が使われていまして、その旨みもあっておいしくいただくことができました
ようやく前菜としていただくつもりでお願いしたお料理のひとつ「じゃが芋の細切り炒め」が運ばれます
シャキッとした歯ざわりとじゃがいもの甘み、それを引き締めるように振られた黒胡椒がアクセントになっていますね
四川の名物である「水煮牛肉」
激辛な一品を想像していたのですが…
オイスターソースの甘みが勝っていることから、辛いものがあまり得意でない方にも召し上がっていただけるようにアレンジされているのでしょうね
そして…
あまりにも提供されないこのですから注文が漏れていたのではないかと確認したところ、ほど無く提供された「雲白肉」
前菜でいただくつもりだったお料理がまさか最後になっただけでなく、そのビジュアルも想像とは全く異なったものでありまして…
四川ソースがかけられているとありますが、その辛さを感じる事はなく、おいしい豚チャーシューをいただいているかのようでありました
どのお料理も調味にセンスを感じるものの、創作感が強いお料理でありまして…
驚くほどリーズナブルであることはうれしいのですが、本物の中華料理をいただきたいときには避けた方が良いかも知れませんね
【中華料理 蔦福】
岡山県岡山市北区柳町2-1-7 ラポールビル 2F
086-238-4200