久しぶりに『炎麻堂』の激辛麻婆豆腐を食べようと神田へ出かけたのでありますが…
そのお店の裏手に“博多うどん”と書かれるタペストリーを見つけてしまったのであります
昨日ラーメンを食べたばかりだと踏みとどまろうとしたのですが、あご出汁の香りに引き寄せられるように店内とへ足を踏み入れます
先ずは店頭に置かれる券売機で食券を買うことになるのですが…
そこには“釜玉うどん”であったり“ぶっかけうどん”であったりと讃岐スタイルのメニューが並ぶことから失敗したかもとの不安が過ぎります
博多と言えば「ごぼ天」
先ずはそれを選択し、大盛のボタンを押した後に見つけてしまったのが「かしわ飯」
博多うどんのお供として外すことができない一品だとこれもポチっといたします
食券を店員さんに渡す際に大盛をキャンセルすることもできたのでしょうが、お昼の忙しい時間をずらしたことからお腹も空いていることだし何とかなるだろうと…
厨房だけがある1階で食券を渡し、階段を上った2階にある客席で待つこと5分強
ちょうどおうどんが切れたタイミングであったのでしょう
「今おうどんを茹でてますので8分ほどお待ちいただけますか」とのことだったのですが、思っていたよりも早く提供していただくことができました
別盛りで提供されたごぼう天をそのままサクッといただくことも良いのでしょうが、うどんに乗せることでふやけた天ぷらもまた捨てがたいものでありまして…
今日は後者でいただくことを選びます
まずおつゆをいただきますと、最初に感じた不安は見事に外れあご出汁の甘い香りと旨みがお口の中で広がりますし…
細切りのうどんは柔らかく茹でられていながらもモチっとした歯ごたえと滑らかな舌ざわりを感じることができる博多うどんならではのおいしさを楽しむことができたのであります
博多の某うどんチェーンとまでは言いませんが、食べ進むにつれ麺がおつゆを吸うことから箸で持ち上げることも難しくなるほどに重たくなり大盛を完食するのにひと苦労しました
そしてかしわ飯
勝手におにぎりだと思い込んでいただけにお茶碗に装われたかしわ飯が提供されたときにはびっくりしましたが、どうやらかしわおにぎりは別のボタンがあったようですね
とは言え、そのかしわ飯には九州のお醤油が使われているのかやさしい甘みを感じることができるものでありました
10人ほどが座れるカウンターと4名掛けテーブルがふたつと言った客席も、コロナ禍にあっては蜜を避けようととのことでカウンターの椅子がふたつほど抜かれているようですし、テーブルも壁に付けることでカウンターのように使われているなど感染防止対策もとられていました
【博多うどん はし田たい吉】
東京都千代田区鍛冶町2-8-3
03-6206-0218