もんじゃの街として知られる月島でありますが、実は焼肉店が競合する街でもありまして…
駅周辺には20軒ほどのお店が点在しているのですが、そこに千葉市にある食肉卸業者の直営店『小竹家』が都内一号店として進出していたのであります
そこはお気に入りで通っていたお店が移転したあとを居抜いたものであったのですが、移転後には近づくこともありませんでしたので気付くこともなく…
昨年6月の開店だとのことですから、移転後ほどなくオープンされていたんですね
外観は黒く塗られていますし入り口も変えられていることからかつてのイメージはありませんが、1階のカウンター席と2階のテーブル席ということに変わりはなく、3階には新しく個室が用意されたようです
食肉卸直営店だからこその厳選された和牛や国産牛をいただけるとのことで、先ずは「厚切極上生タン」
世の中には15mmを超えるような極厚を提供するお店もありますが、こちらでは10mmほどと歯切れを楽しめるほど良い厚みでありまして…
生だからこそ味わえるであろうジューシーさと溢れ出る旨みを満喫することができるものでありました
野菜もいただかなければと「キムチ盛り合わせ」と「チョレギサラダ」お願いしたのですが…
チョレギは想像していたゴマ油をベースとしたドレッシングで揉み込まれたものでは無かったことに残念さを覚えましたが、キムチは辛さの中に旨みがあるしっかりとしたものでありました
そして5種類の希少部位や特上部位が盛られるとある「極上セレブ盛り」をいただこうと、どんな部位が盛られるのかと尋ねてみたところ「冷蔵庫を開けてその日においしく召し上がっていただけるお肉を盛り付けていますので、もしお好みがあれば仰ってください」とのうれしいお返事でありまして…
贅沢にも“ヒレ”をリクエストさせていただいたのですが、提供されたお皿を見てビックリ
“特上ヒレ”をお皿の中心に“上カルビ”“上ハラミ”“極上ザブトン”“ロース”“特選イチボ”“上ロース”と7種もが盛られるサプライズであったのです
しかも大判であった“極上ザブトン”が2枚であっただけで、他は全て4枚ずつ盛られるという大盤振舞に儲けはあるのかと心配になるほどであります
硫黄の香りがするヒマラヤのお塩とミネラルたっぷりなアンデスのお塩などでいただくお肉はどれも上質でおいしいものであったのですが、タレで揉み込んでこそ“焼肉”だと思っているワタシにはちょっ残念に思えます
ここでお腹も満足してきたのですが「シマチョウ」を1人前だけ追加することにいたしますと…
新鮮さを感じるだけでなく、皮目のコリコリとした歯ごたえや、とろける脂の旨みが期待以上のものであったことで満足度が高まります
〆の食事として選んだのは「牛すじ丼」と「ユッケジャンラーメン」
トロトロに煮込まれた牛すじは薄味で調味されていることでご飯の甘みを損ないことのないバランスが良い味わいでありますし、ほど良い辛みのユッケジャンスープはフライ麺との絡みもよくおいしくいただけました
店長と思われる男性の接客も感じ良いものでありましたので、次回はしっかりとタレで揉み込まれているであろうお手頃なお肉を楽しんでみたいと思います
【焼肉ホルモン 小竹家】
東京都中央区月島4-9-10
03-6228-2680