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疑惑拡大の異常事態…自民党議員「薬物逮捕」情報の核心
2017年4月4日
「フダ(逮捕状)が出ているらしいじゃないか。本当に大丈夫なのか」――。先月末に突然、永田町で流れた現職国会議員の「薬物逮捕」秒読み情報。日刊ゲンダイ本紙が3月29日号で、これを報じたところ、国会議員会館内であっという間に広まり、衝撃情報を裏付ける話がさらに飛び交う異常事態となっている。
本紙は、西日本選出の自民党衆院議員の愛人が東京・六本木で逮捕され、取り調べ中に議員を名指しして「ヤク中」であることを暴露。党内が騒然となっている――という真偽不明の情報が流れていることを報じた。現職の国会議員が違法薬物で逮捕となれば憲政史上、最大の汚点となるのは言うまでもない。こんな仰天話が流れること自体が異常だ。ところが、本紙報道後も新情報が続々、出ているという。
「今、永田町で流れているのは、議員の愛人が、六本木の大手グループ系列のFという店で働いていたNであること。ASKA覚醒剤事件で、ASKAと一緒に逮捕された愛人の栩内香澄美被告の捜査中に浮上した、という話です。警視庁がNの情報を上層部に上げたところ、官邸が待ったをかけたらしく、この議員本人が『官邸から逃げ切れると連絡があった』などと親しい議員に明かす姿も目撃されているようです」(国会議員秘書)
事実であれば唖然ボー然だが、それにしても、なぜ、新情報が次々と出てくるのか。
「この国会議員を2年前から内偵していたのが近畿厚生局の麻薬取締部で、事件が潰されそうになっていることに対して『中央(警視庁)が何横ヤリ入れとんねん』と激怒している。こうなったら、どんどん情報出したるわ、とあちこちにネタを流しているとささやかれています」(前出の議員秘書)
議員が薬物に手を染めるきっかけになったのは、暴力団のハニートラップに引っ掛かった――との情報も流れ始めた中、どこまで拡大するのか。
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