1/27天皇ご夫妻：首都マニラにある「無名戦士の墓」で黙とう ／激戦「マニラ市街戦」、リパの虐殺事件

 　2016年1月27日 22時00分

両陛下、無名戦士の墓に拝礼　フィリピン人犠牲者を慰霊

　
ホセ・リサールの記念碑に供花し、黙とうされる天皇、皇后両陛下＝２７日、マニラ（代表撮影・共同）

　【マニラ共同】フィリピンを公式訪問している天皇、皇后両陛下は27日午後、首都マニラにある「無名戦士の墓」を訪れ、太平洋戦争で犠牲になったフィリピンの人々を悼み、深々と拝礼された。

　弔意を表す半旗が掲げられる中、両陛下は、フィリピンの国旗がかけられた慰霊碑の前へゆっくりと歩み寄り、白い花輪をささげた。両脇にはフィリピン軍の兵士らが整然と並び、その様子を見守った。礼砲とともに鎮魂のラッパが響き、両陛下にあわせて、参列者が黙とうした。

　「無名戦士の墓」への供花は、全ての戦没者を慰霊したいとする天皇陛下の意向を踏まえて、日程に組み込まれた。

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天皇が晩餐会の挨拶で、
フィリピンの犠牲者百万人超に触れる中での言葉。

  

 

 

 

 

 

                                   

 

 

 

 

 

                テレビ：報道ステーションby中村 公信

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 天皇の言葉：旅立ち前の羽田空港で
「先の戦争において，フィリピン人，米国人，日本人の多くの命が失われました。中でもマニラの市街戦においては，膨大な数に及ぶ無辜のフィリピン市民が犠牲になりました。」

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「日米・マニラ市街戦 - 憎しみと赦し」 dailymotion 
http://www.dailymotion.com/video/x2h5yjf 

アジア太平洋戦争で最悪の戦場、各地で住民虐殺と強かんが多発
http://fightforjustice.info/?page_id=2620

「マニラ戦とベイビューホテル事件」
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper101.htm

埋もれた激戦「マニラ市街戦」　７０年後の語り継ぎ
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2015/03/0304.html

 

 

 ルソン島南部リパの虐殺事件

Ｋ・ＭさんＦＢより

・・・沖縄戦での沖縄の人々もそうですが、極限のつらい戦争体験をすると、その体験を思い出したくないというPTSDがあることが知られるようになっています。フィリピンの場合も、それを聞きます。ある村では、一村１５００人の全員が日本刀で首を切り落とされ殺害されましたが、かろうじてその殺された遺体の下で生きながらえた子どもがいました。

こういう人はこの体験を思いだすこと、話すことはとてもつらいでしょう（リパの虐殺。ちなみに、この事件はそれを体験した旧日本軍兵士の告発として本がでています『狂気　ルソン住民虐殺の真相』）。

 

ーフィリピン各地には、地元の人しか知らない、このような「旧日本軍虐殺の慰霊碑」が多数あります。

 

地元では毎年慰霊の行事があるようですが、しかし、おそらくフィリピン政府はこれを国内全体には知らしていないでしょう。慰霊碑の存在でさえも。マニラにある「MEMORARE MANILA 1945 MONUMENT」の行事さえ政府関係者は出席しないようです。

結論から言いますと、フィリピンの戦争犠牲者の話したくないようなつらい体験の「沈黙」の中で、フィリピン政府と日本政府はうまく利用し合っているように思います。

 

（写真は「聖アウグスティン教会内の慰霊碑」ースペイン時代に作られた城壁都市・イントラムロスの中で、この教会だけが破壊をまぬがれ、教会内には旧日本軍に殺された１４０人への一人一人へのメッセージが掲げられている。）

（撮影・小西、著作権フリー）