既に7月12日に放送されたTBS系の「報道特集」でご覧になっている方、7月17日の筆者記事、 「日本初の国産ステルス戦闘機である先進実証試験機が塗装作業終了 次期戦闘機は国産で!!」でもご紹介しておりますが、仮の名称「心神」で開発されました、日本の先進技術実証機「ATD-X」は5月8日に塗装作業が終了し、初飛行に向けた試験が実施されております。
そのような中で、サーチナが7月20日に伝えたところでは、中国メディアの環球網は16日、中国国産のステルス戦闘機「殲-20」2012号機が滑走試験を実施した際の写真がネット上に出回ったことを伝え、「日本のATD-Xなどわが国の殲-20の足元にも及ばない」と主張しました。
その後、サーチナが7月23日に伝えたところでは、「ATD-X開発の目的は第5世代戦闘機の開発ではなく、第6世代戦闘機としての技術を検証するため」と、ややトーンを落とした表現にしております。
まるで北朝鮮の宣伝文書のような文書ですが、彼らの発言は本当でしょうか?
実は、中国の「殲-20」やその次世代と言われているステルス戦闘機「殲-31」でも、とても日本の先進技術実証機「ATD-X」にはかないません。
何故ならば、レーダーなどの電子機器も制御システムも比較にならない差があるからです。
例えば、使用されるアフターバーナー付きのターボファンエンジンが日本は国産の644kgで約5tの推進力を持つXF5-1を2基使用、中国はロシア製で、かつ自作が無理で違法改造をしているからです。
ターボファンエンジンは、1600℃を超える熱が継続的に出るため、「耐熱可塑性金属」と呼ばれる特殊な金属合金が不可欠であり、F-2戦闘機の開発の際に、信頼性の高い「耐熱可塑性金属」が当時の日本では製造できず、日本は単独開発をあきらめて日米共同開発を進めた経緯があるのです。
そのために、日本はターボファンエンジンの自主開発を進め、1995年から開発に12年かけて実用化したものです。
また、機体の形状や素材も大きく違い、日本はF-2戦闘機で実績のある軽量の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が機体の約3割に使われており、電波吸収体の塗布無しで、ステルス戦闘機レベルのレーダー反射面積であることが確認されております。
それに対して、中国は形状こそ米国のF-35やF-22の機体に似せておりますが、中国は米国同様に機体の表面に電波吸収体の塗布をしております。
更に、日本の先進技術実証機「ATD-X」は、これが次世代の戦闘機の試作機ではありません。
2013年10月29日、日本の防衛省が主催した防衛技術シンポジウムでエキサイティングな戦闘機の形状が公開されて専門家たちの関心を引きました。日本が独自開発中のステルス戦闘機F-3の具体的な3次元デジタル形状(DMU)であったわけです。
これが、一部で話題となっている次期戦闘機の「F-3」です。
F-3空中機動性能とステルス性能を一緒に確保する設計がなされたのが特徴で、双発エンジンの戦闘機で、長さ15.7m、幅10.6mで、米国ロッキード•マーティン社のF-35よりも大きく、エンジンの推力も強く、空中戦に優るものと分析され、単発エンジンを搭載しているF-35Aのエンジン推力は最大19.5t、日本F-3は、エンジン1個あたりの推力が15tで、2つのエンジンの推力の合計は30tを超えるものになります。
既に事実上、エンジンや各種ミサイル、電子機器などは「開発中」「改良研究中」です。
日本の先進技術実証機「ATD-X」の能力は中国の「殲-20」とは比較にならない程の高性能であり、その上を行く次期戦闘機の「F-3」の1日も早い完成と実用化を推進しましょう!!
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北朝鮮の日朝政府間交渉に賭ける情熱と中韓両国に対する反発の双方の高まりの裏には意表を突く行動を用意している
7月18日の産経デジタルが伝えたところでは、北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、韓国・仁川アジア大会に向け17日に実施した南北実務協議が決裂したのは韓国側の「不当な態度と挑発行為」によるものだったと報じた。今後の韓国側の対応次第で、北朝鮮側は大会への参加を「根本的に再検討する」としている。
これだけを見れば、また南北朝鮮間でのいざこざだ、と言えようが、7月21日のmsn産経ニュースが伝えたところでは、朝鮮中央通信が21日、北朝鮮の国防委員会政策局は20日付で、6月から断続的に実施した短距離弾道ミサイルなどの発射を「自衛的訓練」と正当化する報道官談話を出した。発射に反発する米国と韓国を非難したほか、「定見のない一部諸国」が米韓に追従していると主張。暗に中国を批判したとみられる、としており、北朝鮮は露骨な中国批判と、それに追従している韓国批判を開始している。
また、日本同様、北朝鮮国内でも中韓両国に対する反発の高まりが見られる模様だ。
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そのような中で、サーチナが7月20日に伝えたところでは、中国メディアの環球網は16日、中国国産のステルス戦闘機「殲-20」2012号機が滑走試験を実施した際の写真がネット上に出回ったことを伝え、「日本のATD-Xなどわが国の殲-20の足元にも及ばない」と主張しました。
その後、サーチナが7月23日に伝えたところでは、「ATD-X開発の目的は第5世代戦闘機の開発ではなく、第6世代戦闘機としての技術を検証するため」と、ややトーンを落とした表現にしております。
まるで北朝鮮の宣伝文書のような文書ですが、彼らの発言は本当でしょうか?
実は、中国の「殲-20」やその次世代と言われているステルス戦闘機「殲-31」でも、とても日本の先進技術実証機「ATD-X」にはかないません。
何故ならば、レーダーなどの電子機器も制御システムも比較にならない差があるからです。
例えば、使用されるアフターバーナー付きのターボファンエンジンが日本は国産の644kgで約5tの推進力を持つXF5-1を2基使用、中国はロシア製で、かつ自作が無理で違法改造をしているからです。
ターボファンエンジンは、1600℃を超える熱が継続的に出るため、「耐熱可塑性金属」と呼ばれる特殊な金属合金が不可欠であり、F-2戦闘機の開発の際に、信頼性の高い「耐熱可塑性金属」が当時の日本では製造できず、日本は単独開発をあきらめて日米共同開発を進めた経緯があるのです。
そのために、日本はターボファンエンジンの自主開発を進め、1995年から開発に12年かけて実用化したものです。
また、機体の形状や素材も大きく違い、日本はF-2戦闘機で実績のある軽量の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が機体の約3割に使われており、電波吸収体の塗布無しで、ステルス戦闘機レベルのレーダー反射面積であることが確認されております。
それに対して、中国は形状こそ米国のF-35やF-22の機体に似せておりますが、中国は米国同様に機体の表面に電波吸収体の塗布をしております。
更に、日本の先進技術実証機「ATD-X」は、これが次世代の戦闘機の試作機ではありません。
2013年10月29日、日本の防衛省が主催した防衛技術シンポジウムでエキサイティングな戦闘機の形状が公開されて専門家たちの関心を引きました。日本が独自開発中のステルス戦闘機F-3の具体的な3次元デジタル形状(DMU)であったわけです。
これが、一部で話題となっている次期戦闘機の「F-3」です。
F-3空中機動性能とステルス性能を一緒に確保する設計がなされたのが特徴で、双発エンジンの戦闘機で、長さ15.7m、幅10.6mで、米国ロッキード•マーティン社のF-35よりも大きく、エンジンの推力も強く、空中戦に優るものと分析され、単発エンジンを搭載しているF-35Aのエンジン推力は最大19.5t、日本F-3は、エンジン1個あたりの推力が15tで、2つのエンジンの推力の合計は30tを超えるものになります。
既に事実上、エンジンや各種ミサイル、電子機器などは「開発中」「改良研究中」です。
日本の先進技術実証機「ATD-X」の能力は中国の「殲-20」とは比較にならない程の高性能であり、その上を行く次期戦闘機の「F-3」の1日も早い完成と実用化を推進しましょう!!
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7月18日の産経デジタルが伝えたところでは、北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、韓国・仁川アジア大会に向け17日に実施した南北実務協議が決裂したのは韓国側の「不当な態度と挑発行為」によるものだったと報じた。今後の韓国側の対応次第で、北朝鮮側は大会への参加を「根本的に再検討する」としている。
これだけを見れば、また南北朝鮮間でのいざこざだ、と言えようが、7月21日のmsn産経ニュースが伝えたところでは、朝鮮中央通信が21日、北朝鮮の国防委員会政策局は20日付で、6月から断続的に実施した短距離弾道ミサイルなどの発射を「自衛的訓練」と正当化する報道官談話を出した。発射に反発する米国と韓国を非難したほか、「定見のない一部諸国」が米韓に追従していると主張。暗に中国を批判したとみられる、としており、北朝鮮は露骨な中国批判と、それに追従している韓国批判を開始している。
また、日本同様、北朝鮮国内でも中韓両国に対する反発の高まりが見られる模様だ。
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