人を育てるには、二つの方法があります。
一つは長所を伸ばすという方法で、もう一つは短所を直すという方法です。
どちらが良いと一概には言えませんが、敢えてどちらかと言われれば、前者の方がベターではないでしょうか。
何故かと言うと、短所の矯正ばかりに熱心になると、長所を殺してしまいかねないからです。
少しは自分の長所に自信を持っている人でも、毎日毎日欠点ばかりを指摘され続けらるのでは、持っていた自信を失ってしまう事になりかねません。
一度失ってしまった自信を取り戻すのは、容易な事ではありません。
もしやる気まで奪い取ってしまったら、取り返しが付きません。
人を育てる側の責任は重大です。
短所は目に付きやすいものですが、時には目をつむる事も必要です。
短所を直せ直せとやかましく言うより、長所を伸ばして行く事を、より考えるべきなのです。
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