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海外の報道 皇室の伝統と民主主義の矛盾

2021-08-08 19:10:58 | 海外の報道
彼は日本の内親王と結婚することになっている。ただ、彼を彼女の婚約者と呼ばないでください。
He’s Supposed to Marry a Japanese Princess. Just Don’t Call Him Her Fiancé.

https://www.nytimes.com/2018/07/20/world/asia/princess-mako-fiance-fordham.html

ニューヨークタイムズ アジア太平洋版 2018年7月20日の記事より。


イギリスのヘンリー王子とメーガン妃との対比で眞子さんと小室圭さんの婚約が語られている。



ヨーロッパの君主制について著作のあるマイアミ大学教授の鈴木美穂子氏は宮内庁と日本国民の両方がカップルに対してあまりにも厳しすぎると示唆した。

現在はサセックス公爵夫人として知られるハリー王子とマークルを比較すると、鈴木さんはマークルの父親が英国のニュースメディアからの執拗で不愉快な注目を受けた。

「しかし、誰も彼女とハリー王子が結婚すべきではないと示唆したりしていないと思います」と、鈴木氏は述べた。「対照的に、眞子妃の婚約者と彼の母親の否定的な報道は不当に攻撃的に見える」

彼女は、二人が「スキャンダルを抱えるタブロイド紙の被害を受け、宮内庁は昨年秋から、婚約に戻って行くことで、否定的な報道の雪崩に反応している」と付け加えた。
「それは、本当に日本の皇室の伝統と民主主義の間の矛盾に光を当てています」
と語った。

メーガン妃の実父・トーマス・マークルはパパラッチと共謀してヤラセ写真をタブロイド紙に売り込み、金銭的な利益を得たことでイギリスのメディアから非難を浴びた。
しかし、メーガン・マークルがイギリス王室のメンバーとして相応しくないという声は起らなかった。
エリザベス女王は二人の結婚を認め、イギリス国民も祝福した。

それに対して眞子さんと結婚しても皇族にならない小室圭さんへの攻撃は酷すぎる。
モトコ・リッチ記者は家族の大切さを重んじる日本の強い文化的感覚に由来する、と述べてるんだけど、本人と関係のない母親と元婚約者の「金銭トラブル」でこうまで大騒ぎする日本人は海外からは異常に見えるだろう。



一部のアナリストは、2020年のオリンピックに向けて観光客やメディアの報道が殺到する準備を進める中で、二人の結婚は日本の皇室の近代化と日本のソフトパワーの向上に役立つ可能性があると述べた。
京都外国語大学外国語学科のナンシー・スノー教授は、「この次世代を持つことは、日本のブランドイメージにどのような違いをもたらすでしょうか」と述べています。


東京オリンピックは1年遅れの2021年に開催され、もうすぐ終了しようとしている。
眞子さんと小室圭さんの結婚は、いまだ先行きが見通せない状態である。

内親王の結婚にまつわる一連の騒動は、海外に向けて日本のマイナスイメージを増大させる結果になってしまった。


八幡和郎の歪な皇室観

2021-04-13 18:07:04 | 日記
小室氏を叩いても宮内庁は不問の不思議

身辺調査は男性皇族の配偶者については宮内庁が興信所に依頼して極秘に行うそうですが、女性皇族の配偶者に関しては基本的に
行うことはないそうです。
女性皇族は結婚すれば皇籍を離れて一般人となるため、男性皇族の配偶者選びとは事情は異なります。
絢子女王と結婚した守谷慧さんについても身辺調査はなかったとのことです。

そもそも、身元調査は憲法で定められた法の下の平等に反するため、多くの自治体では身元調査反対の運動を進めている。
憲法を遵守すべき皇族が憲法に抵触するような身辺調査を行うことは、本来なら許されるはずはない。
皇位継承権のある男性皇族であるならば、特権的な身分になる配偶者には身辺調査もやむを得ないというエクスキューズも通用するかも知れませんが。

また、家系に自死した者がいることを問題視している人がいます。
和子内親王と結婚した鷹司平通氏は銀座のバーのマダムと情死しました。
高松宮妃の実父は詐欺事件に連座して職を追われ、戦後には奥多摩山中で縊死し、白骨となって発見されました。
金銭トラブルや父親の死などを理由に内親王の配偶者として相応しくないなんて大間違いだ。
皇族の親族で金銭トラブルや女性問題、自死を遂げた人物はいくらでもいます。
旧宮家の末裔なんて問題ある人たちばかりなのに、そういう人物を皇籍に戻そうとしたら数々のスキャンダルが暴きたてられますよ。

不可解なのは、そういう人たちがイギリス王室をやたらと持ち上げていることです。
キャサリン妃は中流階級の出身です。
母方の祖父母は炭鉱夫と工員。労働者階級の出身。
メーガン妃の母方の先祖はアメリカ南部のプランテーションで働いていた黒人奴隷。
両親はともに破産者で、親族には逮捕歴のある人たちがいる。
日本の皇室で、そういう親族を持つ女性を妃殿下にすることに対して国民は猛反対するでしょうが、エリザベス女王は王子が彼女たちと結婚すること
を許してイギリス国民も歓迎した。
階級社会で貴族制度の存在するイギリスですらプリンセスの出身階級にはこだわっていません。
この期に及んで旧皇族末裔の皇籍復帰を望む人は、白昼夢でも見てるんでしょうか。