早川書房が募集していた読者モニターに当選して、読ませていただきました。
まず、ここでのあらすじは、ゲラに付属してきたものを転載したいと思います。
高校2年生の荒坂浩二はある事件がきっかけで美術部を退部。本嫌いだが特に仕事もなく暇な図書委員会に籍を置いている。ところがやる気に満ちた新任司書から、クラスメイトの本の虫・藤生蛍とともに図書新聞の再刊係を任されてしまう。「身近な人のおすすめ本」を紙面の目玉にしようと考えた二人は、クラスメイトや美術部の先輩、生物教師に読書感想文の執筆を依頼。しかし彼らは提出に際しなぜか不可解な条件を出してくる。その謎を解こうとする浩二と蛍だったが、それは先輩や教師の抱える秘密、そして18年前の学校で起きた自殺事件の謎へと繋がり……。本嫌い男子と本好き女子が紡ぐ秘密の物語。
ここからは、感想です。
クラスメイトや美術部の先輩の選んだ本に出てくる主人公や、主要人物は、一般的評判がかなり悪いものですが、蛍によって違った一面を見せてもらえます。
そして、生物教師の選んだ作品は教師らしく難解なもので、それに伴う現実の謎も複雑ですが、二人が解き明かす事によって救われたように思えて、ホッとしました。
何よりも、内気な蛍が本の感想を通して荒坂に本来の自分を表現できるようになり、彼女の人間関係が好転しそうになってきた事が嬉しかったです。
また、実は荒坂にも思いがけない秘密が隠されていた事に驚かされました。
本嫌いが本好きに思いがけない好機をもたらすこの物語。
強くおすすめします。4月下旬発売予定だそうなので、お楽しみに。
最後に、こんな素敵な物語をフライングで読ませてくださった早川書房さんにも、お礼を申し上げたいです。
本当に、本当に、ありがとうございます。
また機会がありましたら、宜しくお願いいたします。
まず、ここでのあらすじは、ゲラに付属してきたものを転載したいと思います。
高校2年生の荒坂浩二はある事件がきっかけで美術部を退部。本嫌いだが特に仕事もなく暇な図書委員会に籍を置いている。ところがやる気に満ちた新任司書から、クラスメイトの本の虫・藤生蛍とともに図書新聞の再刊係を任されてしまう。「身近な人のおすすめ本」を紙面の目玉にしようと考えた二人は、クラスメイトや美術部の先輩、生物教師に読書感想文の執筆を依頼。しかし彼らは提出に際しなぜか不可解な条件を出してくる。その謎を解こうとする浩二と蛍だったが、それは先輩や教師の抱える秘密、そして18年前の学校で起きた自殺事件の謎へと繋がり……。本嫌い男子と本好き女子が紡ぐ秘密の物語。
ここからは、感想です。
クラスメイトや美術部の先輩の選んだ本に出てくる主人公や、主要人物は、一般的評判がかなり悪いものですが、蛍によって違った一面を見せてもらえます。
そして、生物教師の選んだ作品は教師らしく難解なもので、それに伴う現実の謎も複雑ですが、二人が解き明かす事によって救われたように思えて、ホッとしました。
何よりも、内気な蛍が本の感想を通して荒坂に本来の自分を表現できるようになり、彼女の人間関係が好転しそうになってきた事が嬉しかったです。
また、実は荒坂にも思いがけない秘密が隠されていた事に驚かされました。
本嫌いが本好きに思いがけない好機をもたらすこの物語。
強くおすすめします。4月下旬発売予定だそうなので、お楽しみに。
最後に、こんな素敵な物語をフライングで読ませてくださった早川書房さんにも、お礼を申し上げたいです。
本当に、本当に、ありがとうございます。
また機会がありましたら、宜しくお願いいたします。