こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『鍵の掛かった男』有栖川有栖

2016-03-06 19:36:08 | 読書感想
人気、実力、キャリアの三つを供えたベテラン作家・影浦浪子が、ミステリ作家・有栖川有栖に相談事を持ち込んだ。
それは、火村英生への犯罪捜査依頼でもあった。

事件が起きたのは、大阪・中之島にある銀星ホテル。
そこで五年間暮らしていた梨田稔氏が亡くなったのだが、警察は自殺として処理をした。
しかし、影浦女史とホテルのオーナーは、他殺としか思えないので火村に真相究明を願い出たのだった。

火村は本業があるためしばらく身動きできず、有栖川が先に捜査を開始した。
すると、ホテルの五年間では見られなかった梨田氏の裏の顔が現れ、最後には思いがけない人間関係まで判明した。
遅れて現場に到着した火村は、これらの捜査と自らの事情聴取を元に、どのような結論を出したのか?

最後の人間関係まではおぼろげながら想像できましたが、犯人までは突き止められず、別の人物を想定してやきもきしてしまいました。
ある意味ホッとしつつ、罪悪感も覚えたのは事実です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルバム『フィンガー5 オ... | トップ | 『帰ってきた腕貫探偵』西澤保彦 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書感想」カテゴリの最新記事