こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

派遣戦士 山田のり子 6

2007-11-02 00:00:00 | 未分類
たかの宗美さんのコミックス『派遣戦士 山田のり子 6』を読みました。

部長と山田のり子は、相変わらず仲が悪いが、のり子の対応もパワーアップし、
いくらか平穏な日々を送っているようです。
会社の改造も、日々進化しており、社員を驚かせるのも度々です。
自分にも他人にも厳しい山田さんですが、時には、のんびりまったりとみんなをほぐしてくれる、
やさしいところもあります。
仲居さん編もなかなか面白く、動物を友だちにしてその人脈で遭難者を探すところが
素晴らしいです。
あと、消費カロリー別散策マップは、私も欲しいです。

作者のたかのさんが、この面白さのパワーをどこまで保てるのか、楽しみであり心配でもあります。

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マヤ

2007-11-01 00:00:00 | 未分類
恩田陸さん NHK「失われた文明」プロジェクトによる『NHKスペシャル 失われた文明 マヤ』を読みました。

恩田陸さんに今回の旅の話が回ってきたのは、数年前に書いた小説の、グァテマラを舞台にした
少年少女の冒険譚がきっかけで、すべて資料を元に想像して書いたそうです。
話の中で、密林の地下に巨大な水路があり、そこを人々が物流に使っていたという設定にしたのですが、
近年、メキシコ・ユカタン半島では、遺跡に点在するセノーテ(泉)をつなぐ
巨大水路が見つかっているようです。
面白い偶然ですね。

さて、マヤ文明は、ピラミッド型の統一国家ではなく、多様な都市が共存したネットワーク社会だった。
川や池などのできない石灰岩の土地を逆手にとり、それで漆喰を作り、建物の表面から地面に至るまで
塗りたくり、雨が大地に染み込むのを防いだのである。
また、焼き畑農業が行われていたが、森を焼きすぎると再生しなくなるため、
身の丈に合った適正規模を保ちながら、都市間でネットワークを結び、足りない資源は交易にて賄った。

「マヤ」の回だけは、テレビで見ることができました。
中でも印象的だったのが、青く美しいセノーテが生贄の場だったことで、それほどに
当時の人々は水の確保に苦労していたということですね。

ティカルやスペイン人の侵略と彼らがもたらした伝染病が無ければ、どのような文明が
花開いたかと思うと、惜しい気がします。

SFマガジン12月号、あらま草さんを探しきれませんでした。
まぁ、立ち読みで済まそうとするから探しきれないのかもしれませんが・・・(^^;)

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