贖罪の奏鳴曲

中山七里さんの『贖罪の奏鳴曲』を読みました。

タイトルから、『おやすみラフマニノフ』に続くシリーズかと思っていたら、違いました。

話の中心にいるのは、悪徳弁護士と噂されている御子柴礼司。
彼が何を思ったか、国選弁護人を引き受けます。

彼の過去と物語の流れから、当初はある殺人事件の犯人かと思ったのですが、
犯人は思いもしなかったところから現れました。
盲点でしたねー。
二転三転する話の展開に、追いつくのがやっとという勢いの面白さがありました。
もちろん、勢いばかりではない、綿密な計算もあります。
ぜひ、お読み下さい。

『三匹のおっさん ふたたび』有川浩

三匹のおっさん ふたたび 価格：￥ 1,680（税込） 発売日：2012-03-28

町内の私設自警団をやっているノリ、キヨ、シゲの三人の物語『三匹のおっさん』の続きです。

今回は、貴子が慣れない肉屋のパートで四苦八苦しているところから始まります。
あれ？三人組は活躍しないの？と思っていたら、第二話で書店の万引きが発生！
犯人は中学生といえど、万引きの常習犯。
どういう展開になるかと思っていたら、なかなかうまい収め方をしてくれるじゃないですか。
納得の結末です。

『ふたたび』では、パパママ世代や孫世代の活躍もあり、ますます話が広がって面白くなっています。

あとがきでは、耳の痛くなる話もありましたが、図書館で借りるばかりでなく、本屋でも買っていますので、勘弁してくださいますよね。

有川さんにしては、ラブストーリーの面がほとんど無いところが、男性にもお薦めです。

三匹のおっさん ふたたび

有川浩さんの『三匹のおっさん ふたたび』を読みました。

町内の私設自警団をやっているノリ、キヨ、シゲの三人の物語『三匹のおっさん』の続きです。

今回は、貴子が慣れない肉屋のパートで四苦八苦しているところから始まります。
あれ？三人組は活躍しないの？と思っていたら、第二話で書店の万引きが発生！
犯人は中学生といえど、万引きの常習犯。
どういう展開になるかと思っていたら、なかなかうまい収め方をしてくれるじゃないですか。
納得の結末です。

『ふたたび』では、パパママ世代や孫世代の活躍もあり、ますます話が広がって面白くなっています。

あとがきでは、耳の痛くなる話もありましたが、図書館で借りるばかりでなく、
本屋でも買っていますので、勘弁してくださいますよね。

有川さんにしては、ラブストーリーの面がほとんど無いところが、男性にもお薦めです。

『ココロ・ファインダ』相沢沙呼

ココロ・ファインダ 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2012-04-18

写真部に所属する女子高生たちの様々な心模様を描いた物語です。

コンプレックス・自信・イジメ・進路・その他、女子高生にも色んな悩みが渦巻いています。
同じような時期のそれぞれの悩みを、それぞれの視点から眺めていて、読んでいるとその多様さが面白く感じられます。
自分自身の過去も思い出されました。

ココロ・ファインダ

相沢沙呼さんの『ココロ・ファインダ』を読みました。

写真部に所属する女子高生たちの様々な心模様を描いた物語です。

コンプレックス・自信・イジメ・進路・その他、女子高生にも色んな悩みが渦巻いています。
同じような時期のそれぞれの悩みを、それぞれの視点から眺めていて、
読んでいるとその多様さが面白く感じられます。
自分自身の過去も思い出されました。