AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

集団疎開先の献立表

2016年08月10日 | どーでもいいこと
日ごろからお世話になっている元公立学校校長の先生から、面白い資料を見せていただきました。

集団疎開中の献立表でした。

ちなみに、昭和20年8月10日、終戦直前のメニューを見ると、

朝ごはん  雑炊(豆、胡瓜、茄子)

昼ごはん  豆つぶし、胡瓜

晩御飯   雑炊(豆、胡瓜、茄子、人参)

とあります。

ほかの日には、おやつとして、エデック、というものが散見します。肝油とは違う、当時の栄養剤のようなものだそうです。肝油は別にあったそうです。トマトがおやつだったときもあるようです。

8月15日を過ぎても、すぐに親元に帰る(親元、が無事であることが前提ですが)わけではなく、今回見せていただいた献立は、8月22日まで続きます。


私自身、食べることが大好きなので、こういう食料に関する資料を見ると、何とも言えない気持ちになります。

以前、紹介したかと思いますが、昭和2年のラジオ料理番組のテキストなんかは、とてもハイカラの和洋中の料理が盛りだくさんでした。

それからわずか18年。

生活の質を落としていくというのは、大変だったと思います。


今、おいしい食べ物を食べられていることに感謝したいと思います。

うちに帰って子どもたちにも見せてやろう。




いつも気にかけてくださって、面白い資料を紹介していただけることがとてもうれしいです。

ありがとうございます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お風呂で読書 | トップ | 今日、大学に来てよかった »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

どーでもいいこと」カテゴリの最新記事