先日の3連休の最終日、以前にご一緒させていただいた山猫軒さん達のハイキングに参加した。お目当ては、埼玉県日高市の日和田山から物見山へのコース。ご存じの方もいようが、この近くには巾着田という曼殊沙華の名所がある(菜の花の季節もよいらしい)。
面積約22ヘクタールの川に囲まれた平地には、菜の花、コスモスなどの花々が咲き、特に秋になると曼珠沙華の群生地は、あたり一面が真紅に染まり、その美しさに惹かれて、毎年多くの人が訪れる。とはいえ昨年と同様、 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、曼殊沙華は開花前に刈り込まれ、「曼殊沙華まつり」の開催はことしも中止とのこと。
残念至極だが、来年以降は土中の栄養分をたっぷり溜めこんで、見事な花たちを咲かせてくれるはずである。所々ではあったが、高麗駅から登山口までの沿道や、民家の庭先には、曼殊沙華はピークを越した風であったが、それでも鮮やかな朱色が並んで目を楽しませてくれた。文句があろうはずはない。
雲ひとつない絶好の行楽日和。緊急事態宣言下のなかであるが、ワクチン2回接種した高齢者中心のメンバーなので、それぞれが感染対策を万全にしての、埼玉県日和田山から物見山へのコース。全行程9キロ弱・初心者向け、標高300mから400m弱の低山ハイキング。今までの引きこもり生活で、鈍っていた身体に喝を入れる絶好のチャンス! (正直いえば、筋肉痛は今日もまだ残っている。)
▲頂上からの街並み。ぼんやりとだったが、富士山のシルエットも拝んだ。
▲物見山あたりだったか・・。新宿副都心、スカイツリーなどの都心、秩父・丹沢山系まで見渡せる好天気であった。
▲「五常の滝」の近くの林のなか。滝は管理されて2時半で終了していた。有料にて拝観できる。
▲ハイキングの終盤、武蔵野だけを専門に歩く方に遭遇。植物に造詣が深く、これはツルニンジンといい、かなり貴重な植物とのこと。
▲額アジサイだと思いきや。山に咲くタマアジサイで遅れて咲くのだという。
▲日当りの良い、開けた場所でコスモスの群生を発見。
▲ハイキングの帰りは、武蔵横手駅にでるコース。ホームから見えた立派なパンパスグラス。
実は小寄道さんがサムネに選ぶ風景写真が好きだったりします。
私も自然や公園、緑、花、鳥、猫などの写真をデジカメ持って撮影するのが好きですので。癒やしのある写真をお撮りになるので、気に入ってますね。 曼珠沙華ですが、巾着田は素晴らしい曼珠沙華草原になります。
観光バスが連なるのに、人が映らない曼珠沙華写真が撮れる。それは、
それだけ広い(正確には細長いドーナツ形だけれど)スペースを曼珠沙華が占めているからで。
でも、どこもかしこも紅曼珠沙華でせう?
白や紅が黄金の稲の棚田に咲いてるのは如何??
高麗の秩父線を、終点の一つ前、横瀬に降りると、駅の北側徒歩10分の所に「寺坂棚田」があります。秋にゆくと、黄金色に染まる棚田の畦に、
白や紅の曼珠沙華がキレイです。私はこっちが好きかなぁ。
高麗なら、高麗神社に行く途中、聖天寺という寺あります。これ高麗神社の氏子の菩提寺で。なので高麗王朝(高麗を開いた百済の王族と民)の
墳丘があって、そこは桜の名所であります。また聖天寺は山門が仁王でなく風神雷神なんですね。落雷は土中の窒素成分を固定するので、稲の生育を促進する事が解ってます。だからハクビシン(雷獣)が天駆ける狗で、これが転じて天狗になったとされてます。高麗は雷獣伝説の故郷の朝鮮半島の民が開いた土地なので、それと関係あるかと。
同じ埼玉でも、相撲の野峰宿禰の子孫である土師氏を祀る鷲宮神社の神楽と比べると、高麗神社の神楽は金属のシャンシャンジャーン!と大陸系それもテュルクとかウラル・アルタイ系の遊牧民のリズムに近い。
宿禰に破れた当麻蹴速はキックと共に、魚河岸で使うような鉤フックの使い手だったそうですから、明らかに半島系の血を引いてます。
近くの秩父の和銅黒谷は、日本初の銅山ですが、開いたのは羊太夫と呼ばれる渡来人。羊ですからねぇ。宿禰は私の観るところ縄文系のグラップラー。蹴速は半島からの遊牧系。羊太夫が大和王権に任命された
秩父氏(乳部つまり胸にタトゥを彫った縄文系)に討たれている事からも、先住民としての縄文系と、辺境の開拓に来た渡来人とで、長い争いがあったのでしょうね。哀しいですねぇ。
「寺坂棚田」は良さそうですね。時季が来たら、ぜひとも行ってみようかと思います。
スナフキンさんはお詳しいですね。秩父方面にも散策する予定があったのですが、最近右足の股関節あたりが調子が悪くて、ロングの歩行は控えています。
写真の事、気に入ってくれてありがたいです。画質のクオリティが低いうえに、ブログに掲載すると、なおさらに低くなる。まあ、雰囲気を重視の風景写真ということで大目にみてください。
ところで、先史時代についても、造詣が深い。鉤フックとかグラップラーなどの民具は、ほとんど知ることありませんでしたね。
いろいろと面白いネタを仕込んでいただき、励みになります。
ありがとうございました。