では、続きです
④ ガブローシュの死
夜が明け、再び軍の足音が近づきます。しかし前日の雨で弾が湿ってしまい、学生たちは絶望的な戦況にいました。
リーダー、アンジョルラスは市民の助けが来ないことを確信し、残っていた女性や子供を帰すことにしました。言い換えれば、死を覚悟したのです。しかし、そこでガブローシュが動きます。敵陣に身一つで向かったのです。死んだ兵士の弾を集め、少しでも戦いの役に立とうとしたガブローシュは、周りが必死に止める中バリケードを乗り越えてしまいます。(仲の良かったグランテールが悲痛な叫びをあげるところが何とも…)
そして敵は容赦なくガブローシュを撃ちます。一度目の銃撃を受け倒れたガブローシュはもう一度立ち上がりますが、二度目の銃撃で絶命するのでした。
映画版は、一度被弾した後立ち上がり前に進んでいる途中で撃たれます。
舞台版は、砦の向こうに行ったガブローシュの姿は見えず声だけが聞こえるなか、一度目の銃撃。その後敵の銃を持って砦に戻ってきたところで背後からもう一発受け、倒れたガブローシュをアンジョルラスが抱きとめるというシーンになっています。
もうこのガブローシュのシーン、とにかく辛い。。
⑤ 戦いの終わり
そしていよいよ最後の戦い。学生たちが銃を持ち敵に向かっていく姿はまさに特攻隊。
容赦なく砲撃され倒れていく中、互いを讃え別れを惜しむように握手するものたち、抱き合ったり、言葉を交わしたりする者たち。。
マリウスも被弾して倒れますが、バルジャンが彼を安全な場所に連れて行ったため彼だけは一命を取り止めます。そしていよいよ敵が乗り込み、アンジョルラス達は窮地に立たされます。戦いの最後、アンジョルラスは革命の印である旗を掲げ、仲間と共に銃撃を受けて絶命するのでした。革命は、失敗に終わったのです。
⑥ 残されたマリウス
瀕死のマリウスをバルジャンは担いで運び下水道を使って安全な場所へ連れていきます。
このシーンも見どころですが、、
マリウスはその後、仲間達と革命に燃えた基地を訪れます。もちろんそこに仲間の姿は無く、ひとりになってしまったことを痛感するのでした。
マリウスの唯一のソロ曲『カフェ・ソング』が流れます
言葉にならない 痛みと悲しみ
空の椅子とテーブル 友はもういない
自由を夢見て炎と燃えて 共に唄ったが その日は来ない
新しい世界を まぶたに描いて 声も高らかに
唄った歌の誓いそのまま 別れを告げた 砦の寂しい夜明け
ああ友よ許せ 僕は生きている
言葉にならない痛みと悲しみ 窓に映る影 床にも姿が
空の椅子とテーブル 友はもういない
ああ友よ聞くな 散り果てた意味を
空の椅子とテーブル 歌声もない
マリウスが、自分が生き残った罪の意識や仲間への思い、虚しさを歌い上げる名シーンです
その後、暴動が終わり静まり返った街をジャベールが歩くシーンがあるのですが大好きなので別記事でお話しします
レミゼラブルの革命シーンのモデルは「六月暴動」という実際にあった事件です。
登場人物はフィクションですが、映画と同じくわずか1日で制圧された悲しい暴動。
民衆の歌だけを知っている人は、革命で成功するイメージが強いかもしれませんが、実際は彼らがあっけなく死に、街は何も変わらないという本当に悲しい結末なんです。。
学生達一人一人のキャラを見たり、注目すべきポイントはまだまだあります。
簡単にまとめようと思っていたのですが全然まとまりませんでした、、笑
レミゼは結構骨太の作品だぞ、というのが伝わればいいかなと。
④ ガブローシュの死
夜が明け、再び軍の足音が近づきます。しかし前日の雨で弾が湿ってしまい、学生たちは絶望的な戦況にいました。
リーダー、アンジョルラスは市民の助けが来ないことを確信し、残っていた女性や子供を帰すことにしました。言い換えれば、死を覚悟したのです。しかし、そこでガブローシュが動きます。敵陣に身一つで向かったのです。死んだ兵士の弾を集め、少しでも戦いの役に立とうとしたガブローシュは、周りが必死に止める中バリケードを乗り越えてしまいます。(仲の良かったグランテールが悲痛な叫びをあげるところが何とも…)
そして敵は容赦なくガブローシュを撃ちます。一度目の銃撃を受け倒れたガブローシュはもう一度立ち上がりますが、二度目の銃撃で絶命するのでした。
映画版は、一度被弾した後立ち上がり前に進んでいる途中で撃たれます。
舞台版は、砦の向こうに行ったガブローシュの姿は見えず声だけが聞こえるなか、一度目の銃撃。その後敵の銃を持って砦に戻ってきたところで背後からもう一発受け、倒れたガブローシュをアンジョルラスが抱きとめるというシーンになっています。
もうこのガブローシュのシーン、とにかく辛い。。
⑤ 戦いの終わり
そしていよいよ最後の戦い。学生たちが銃を持ち敵に向かっていく姿はまさに特攻隊。
容赦なく砲撃され倒れていく中、互いを讃え別れを惜しむように握手するものたち、抱き合ったり、言葉を交わしたりする者たち。。
マリウスも被弾して倒れますが、バルジャンが彼を安全な場所に連れて行ったため彼だけは一命を取り止めます。そしていよいよ敵が乗り込み、アンジョルラス達は窮地に立たされます。戦いの最後、アンジョルラスは革命の印である旗を掲げ、仲間と共に銃撃を受けて絶命するのでした。革命は、失敗に終わったのです。
⑥ 残されたマリウス
瀕死のマリウスをバルジャンは担いで運び下水道を使って安全な場所へ連れていきます。
このシーンも見どころですが、、
マリウスはその後、仲間達と革命に燃えた基地を訪れます。もちろんそこに仲間の姿は無く、ひとりになってしまったことを痛感するのでした。
マリウスの唯一のソロ曲『カフェ・ソング』が流れます
言葉にならない 痛みと悲しみ
空の椅子とテーブル 友はもういない
自由を夢見て炎と燃えて 共に唄ったが その日は来ない
新しい世界を まぶたに描いて 声も高らかに
唄った歌の誓いそのまま 別れを告げた 砦の寂しい夜明け
ああ友よ許せ 僕は生きている
言葉にならない痛みと悲しみ 窓に映る影 床にも姿が
空の椅子とテーブル 友はもういない
ああ友よ聞くな 散り果てた意味を
空の椅子とテーブル 歌声もない
マリウスが、自分が生き残った罪の意識や仲間への思い、虚しさを歌い上げる名シーンです
その後、暴動が終わり静まり返った街をジャベールが歩くシーンがあるのですが大好きなので別記事でお話しします
レミゼラブルの革命シーンのモデルは「六月暴動」という実際にあった事件です。
登場人物はフィクションですが、映画と同じくわずか1日で制圧された悲しい暴動。
民衆の歌だけを知っている人は、革命で成功するイメージが強いかもしれませんが、実際は彼らがあっけなく死に、街は何も変わらないという本当に悲しい結末なんです。。
学生達一人一人のキャラを見たり、注目すべきポイントはまだまだあります。
簡単にまとめようと思っていたのですが全然まとまりませんでした、、笑
レミゼは結構骨太の作品だぞ、というのが伝わればいいかなと。