恋愛編2弾はコゼット。
レミゼラブルのヒロインです。
しかし、人気度でいうと彼女を1位にあげる人は少ない気がします。
ちなみに、舞台のポスターとかイメージ画像に使われている少女がコゼットです。
バルジャンやマリウスの運命を変える超重要人物なのに
なんか影が薄く感じてしまうコゼット
(異論は受け付けます)
まあどうしても、死んでしまうキャラクターとか
二面性がある人の方に目が行きがちなんだと思います。
ただ、コゼットはレミゼの“光”
彼女がいるから作品に救いが生まれるんだな、と見るたびに感じます
そんなコゼットの初登場は幼少期。
母ファンティーヌは工場に出稼ぎに出ており、
父は家族を捨てて行方知れずになってしまったため、
コゼットは幼い頃から宿屋の夫妻に預けられて生活していました。
その宿屋の夫妻がテナルディエ、そしてマダム・テナルディエです。
後者は初演から森公美子さんが演じていることで有名ですね。
彼らは客に対する詐欺や盗みで生計を立てている非常にずる賢い夫婦
2人の娘エポニーヌは大切に育てられますが、コゼットは邪魔者扱い。
コゼットは夜一人で森に水汲みに行かされるなど奴隷のような仕打ちを受けますが、
そんな中でも幸せな家庭を夢見て懸命に暮らしていました。
リトルコゼット(幼少期のコゼット)の独唱
『幼いコゼット』
あの雲の上に お城があるのよ
お掃除なんかも しなくてもいいの
お人形もあるわ 友達もいるわ
誰も怒鳴らない いじめたりしない
白いドレスの人 歌う子守唄
私に囁くわ
“ねえコゼット 愛してる”と
みんな楽しくて 誰も泣かないわ
夢で行きたいな 私のお城に
お母さん(ファンティーヌ)とはあまり会えなかったと思うので、
毎日肩身の狭い思いをしていたコゼット。
ある日、いつものように夜中の水汲みに行かされていたコゼットですが
運命の出会いを果たします。
ファンティーヌから遺言をもらい、コゼットを守ると約束した
バルジャンが引き取りにやってきたのです。
散々ごねる夫妻に大金を積み、コゼットを養子にしたバルジャン。
(この時は市長として稼いだお金があり割と裕福)
宿屋を出た二人の掛け合い
コゼット:ピンク バルジャン:紫
さあコゼット いい子だ
今日からは私と いつも一緒だ
お城も見られるのね
そうさ 君を お城が待ってるよ
おそらく母の死を完全に理解できる歳ではなかったので、単純に素敵な人がお父さんになってくれた喜びでいっぱいだっただろうと思います。
すぐ懐くところを見ても、相当酷い仕打ちを受けてたんでしょうね、、
ここでバルジャンに引き取られたことで、コゼットはその後の暮らしに困ることなく美しいお嬢様に育ちます。
バルジャンがファンティーヌと出会っていなければ、孤児としてより過酷な運命が待っていたと思うと…
(私はいつも浮浪児ガブローシュと比較して運命の残酷さを感じます)
映画ではバルジャンがコゼットを引き取った直後の歌唱シーンがあり、
貴重な映画オリジナルソングになっています。
確かに、この親子の関係を語るシーンってないので、
コゼットに感情移入する間も無く、大人になってしまうんですよね。
舞台版にはこの曲が取り入れられていませんが
(バルジャンのソロが増えてしまうからだと思います)
とても好きな曲なので紹介します(訳詞)
ちなみに、この曲はバルジャンがジャベールから逃げるため、
コゼットを連れて馬車で逃げる途中に歌うんですが
窓全開にして歌ってるので、そんなんじゃバレるでしょうとツッコミたくなる笑
聞き返して見たらなんだか切るところがなかったので全文載せます
『サドゥンリー』
不意に君は現れ 不意に何かが始まった
2つの不安な心 1つに合わせよう
昨日まで独りだった私
今日はそばに君がいる
まだ私には 見えぬ何かが始まったのだろう
不意に世界が違う場所に見える
愛に満ちた 光り輝く場所に
胸のうちに これほどの希望があふれくるとは
過去は消え去った 今この子と二人
夜をついて進もう
これほど早く私に 幸せが訪れるとは
私を信頼しきっている 君を失うのが怖い
この子は知る由もない 私に付きまとう危険を
行く先々に忍び寄る影 暗い過去は明かせぬ
もう独りではない 決して離すものか
私の心を温めてくれた太陽
人生の贈り物 愛をくれた
愛に見放された私に
不意に見えた 今まで見えなかった何かが
不意に今 何かが 始まったのだ…
まずこの曲、メロディーが美しいので是非聞いてほしい
でもよく見ると結構自己中心的な気がします。
コゼットを守り通そうというより、
孤独から逃れた安心感みたいなものを感じますよね。
警察から逃げている身で、幼い子を抱いてよくそんな余裕で…とも思います笑
もちろんファンティーヌとの約束を果たすために
コゼットを育てると決めたわけですが、決してそれだけではないんでしょう。
自分の人生にようやく光が現れた、
そのチャンスを決して逃すまいという思いがものすごく強い。
警察から逃亡し続ける自分の人生に、子供を巻き込むわけですから。
コゼットにとっては愛される人生になったので
もちろん良いことをしたという見方は間違ってないと思います。
ただ、バルジャンはそもそも絶対的な「善」の人ではなく
罪を背負った人なので、
この歌を聴いてそこら辺のリアリティーを感じました。
と、バルジャンについて語ってしまった…
まあでもコゼットがいかに人の「光」であったかを
語る上では外せません。
バルジャンにとって彼女との出会いは自分の価値観や運命を
劇的に変えてしまう存在だったんですね。
そしてここから二人だけの暮らし、
警察から身を隠す慎ましやかな暮らしがはじまるのです。
といってもその経過は全く描かれませんが。
(ちなみに、映画にはコゼットと夜逃げする最中に教会に匿ってもらう
シーンがあるんですが、バルジャンがあまりにも大きな声で歌うのがおかしい笑)
今日はここまで。
恋愛編と歌っているのに一ミリも恋愛がはじまってない。。
レミゼラブルのヒロインです。
しかし、人気度でいうと彼女を1位にあげる人は少ない気がします。
ちなみに、舞台のポスターとかイメージ画像に使われている少女がコゼットです。
バルジャンやマリウスの運命を変える超重要人物なのに
なんか影が薄く感じてしまうコゼット
(異論は受け付けます)
まあどうしても、死んでしまうキャラクターとか
二面性がある人の方に目が行きがちなんだと思います。
ただ、コゼットはレミゼの“光”
彼女がいるから作品に救いが生まれるんだな、と見るたびに感じます
そんなコゼットの初登場は幼少期。
母ファンティーヌは工場に出稼ぎに出ており、
父は家族を捨てて行方知れずになってしまったため、
コゼットは幼い頃から宿屋の夫妻に預けられて生活していました。
その宿屋の夫妻がテナルディエ、そしてマダム・テナルディエです。
後者は初演から森公美子さんが演じていることで有名ですね。
彼らは客に対する詐欺や盗みで生計を立てている非常にずる賢い夫婦
2人の娘エポニーヌは大切に育てられますが、コゼットは邪魔者扱い。
コゼットは夜一人で森に水汲みに行かされるなど奴隷のような仕打ちを受けますが、
そんな中でも幸せな家庭を夢見て懸命に暮らしていました。
リトルコゼット(幼少期のコゼット)の独唱
『幼いコゼット』
あの雲の上に お城があるのよ
お掃除なんかも しなくてもいいの
お人形もあるわ 友達もいるわ
誰も怒鳴らない いじめたりしない
白いドレスの人 歌う子守唄
私に囁くわ
“ねえコゼット 愛してる”と
みんな楽しくて 誰も泣かないわ
夢で行きたいな 私のお城に
お母さん(ファンティーヌ)とはあまり会えなかったと思うので、
毎日肩身の狭い思いをしていたコゼット。
ある日、いつものように夜中の水汲みに行かされていたコゼットですが
運命の出会いを果たします。
ファンティーヌから遺言をもらい、コゼットを守ると約束した
バルジャンが引き取りにやってきたのです。
散々ごねる夫妻に大金を積み、コゼットを養子にしたバルジャン。
(この時は市長として稼いだお金があり割と裕福)
宿屋を出た二人の掛け合い
コゼット:ピンク バルジャン:紫
さあコゼット いい子だ
今日からは私と いつも一緒だ
お城も見られるのね
そうさ 君を お城が待ってるよ
おそらく母の死を完全に理解できる歳ではなかったので、単純に素敵な人がお父さんになってくれた喜びでいっぱいだっただろうと思います。
すぐ懐くところを見ても、相当酷い仕打ちを受けてたんでしょうね、、
ここでバルジャンに引き取られたことで、コゼットはその後の暮らしに困ることなく美しいお嬢様に育ちます。
バルジャンがファンティーヌと出会っていなければ、孤児としてより過酷な運命が待っていたと思うと…
(私はいつも浮浪児ガブローシュと比較して運命の残酷さを感じます)
映画ではバルジャンがコゼットを引き取った直後の歌唱シーンがあり、
貴重な映画オリジナルソングになっています。
確かに、この親子の関係を語るシーンってないので、
コゼットに感情移入する間も無く、大人になってしまうんですよね。
舞台版にはこの曲が取り入れられていませんが
(バルジャンのソロが増えてしまうからだと思います)
とても好きな曲なので紹介します(訳詞)
ちなみに、この曲はバルジャンがジャベールから逃げるため、
コゼットを連れて馬車で逃げる途中に歌うんですが
窓全開にして歌ってるので、そんなんじゃバレるでしょうとツッコミたくなる笑
聞き返して見たらなんだか切るところがなかったので全文載せます
『サドゥンリー』
不意に君は現れ 不意に何かが始まった
2つの不安な心 1つに合わせよう
昨日まで独りだった私
今日はそばに君がいる
まだ私には 見えぬ何かが始まったのだろう
不意に世界が違う場所に見える
愛に満ちた 光り輝く場所に
胸のうちに これほどの希望があふれくるとは
過去は消え去った 今この子と二人
夜をついて進もう
これほど早く私に 幸せが訪れるとは
私を信頼しきっている 君を失うのが怖い
この子は知る由もない 私に付きまとう危険を
行く先々に忍び寄る影 暗い過去は明かせぬ
もう独りではない 決して離すものか
私の心を温めてくれた太陽
人生の贈り物 愛をくれた
愛に見放された私に
不意に見えた 今まで見えなかった何かが
不意に今 何かが 始まったのだ…
まずこの曲、メロディーが美しいので是非聞いてほしい
でもよく見ると結構自己中心的な気がします。
コゼットを守り通そうというより、
孤独から逃れた安心感みたいなものを感じますよね。
警察から逃げている身で、幼い子を抱いてよくそんな余裕で…とも思います笑
もちろんファンティーヌとの約束を果たすために
コゼットを育てると決めたわけですが、決してそれだけではないんでしょう。
自分の人生にようやく光が現れた、
そのチャンスを決して逃すまいという思いがものすごく強い。
警察から逃亡し続ける自分の人生に、子供を巻き込むわけですから。
コゼットにとっては愛される人生になったので
もちろん良いことをしたという見方は間違ってないと思います。
ただ、バルジャンはそもそも絶対的な「善」の人ではなく
罪を背負った人なので、
この歌を聴いてそこら辺のリアリティーを感じました。
と、バルジャンについて語ってしまった…
まあでもコゼットがいかに人の「光」であったかを
語る上では外せません。
バルジャンにとって彼女との出会いは自分の価値観や運命を
劇的に変えてしまう存在だったんですね。
そしてここから二人だけの暮らし、
警察から身を隠す慎ましやかな暮らしがはじまるのです。
といってもその経過は全く描かれませんが。
(ちなみに、映画にはコゼットと夜逃げする最中に教会に匿ってもらう
シーンがあるんですが、バルジャンがあまりにも大きな声で歌うのがおかしい笑)
今日はここまで。
恋愛編と歌っているのに一ミリも恋愛がはじまってない。。
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