今朝の海散歩、早朝でもお日様が照って、相変わらず暑~い!
いつもの砂浜に座って海を見てたら、ピーカン晴れているのに、サーっと雨が降ってきました。
どうせ汗びっしょりだからと思い、そのまま座っていたら、すぐに雨は止み、大きな虹が
小雪と海に来た時に雨が降ったことはほとんどなく、虹を見た記憶はありません。
またまた小雪はかあちゃんに見せてくれましたねえ
ありがとね。
虹の橋の向こうで、お盆に帰る準備をしてるのかなあ。
ま、いつもちょくちょく帰っているようだけど、やっぱりお盆は特別だから、
空のお仕事ちゃんと済ませて帰っておいで
ところで小雪にお空で探してほしいこがいます。
かあちゃんがどうしても忘れられないこです。
もう半世紀も前の事。
かあちゃんは「エス」と名付けた物静かな野良ちゃんと仲よしになりました。
シェパードとゴールデンをミックスしたような感じで、小柄で可愛い、おとなしいこでした。
遠く離れていても、「エス!」と呼ぶと走ってくるようになり、
魚肉ソーセージをあげたり、小学校の校庭で走って遊びました。
身体をまっすぐにしてものすごいスピードで走る姿はとても綺麗だったなあ。
ところがある日、近所の友達から、「エスが連れていかれた。」と聞きました。
その当時は保健所の野犬狩りが行われていて、エスもその対象になってしまったのかもしれません。
小学生だったかあちゃんは状況がはっきりと理解できずに、ぽっかりと胸に穴が開いたような思いでいました。
時が流れ、大人になってから、エスのことをよく思うようになりました。
エスは、小雪のように海で遊んだこともなく、お布団の上で眠ったこともなく、
美味しいごちそうを食べたこともなかったんだよね。
「嬉しい!」「楽しい!」と感じたことはあったんだろうか。
小さなかあちゃんと校庭を走っている時、一瞬でも「嬉しい!」「楽しい!」って思っただろうか。
お盆が近づき、小雪を想うと同時に、
あの時何もしてあげられなかったけれど、
エスのことをずっと覚えていて、想っている人間がひとりいることを伝えたいなあと思うのよ。
小雪、お願いばっかりしてほんとに悪いんだけど、
もしも、もしも虹の橋のところに「エス」がまだいたら、エスを連れて一緒にかあちゃんの所へ帰ってきてね
たくさんごちそうを準備しておくよ。
楽しいお盆になるといいね