散髪

仕事も一区切り着いたので、美容院に行って来ました

散髪というと、小さい頃は、従姉妹のおばちゃんが美容師さんだったので、
私は中学上がる前まで美容院というものに行ったことがなく、
いつもばあちゃんちの家の前に椅子だして、
ナイロン袋巻き付けられて髪切ってもらってました。

母は、おばちゃんが来たらここぞとばかりに
「思いっきり短く切ったってや」
と、注文つけます。

私の気持ちなんかおかまいなし。

長くてさらさらの髪に憬れてるのに

「あんたの髪はこしがなくてやわらかすぎるから
まっすぐにはならへん」
と、いつも言いくるめられて、
わかめちゃんのように短くされてました。

通りすがりの近所のおばちゃんが、
「いやーすっきりしてええわ、みじこうしてもらいや」

とか言いながら去っていくのを、
「無責任なことを言うな！この髪型で当分過ごすのは私やぞ」
と恨めしい思いで、でもはさみが顔の横にあるから動けず、
ただされるがままだった幼き日々。

おばちゃんが来たら、
姉はうまく遊びに行って、逃れられたりもしてたけど、
わたしはたいがい捕まって、短くされてました


私が最近気に入って行ってる美容院は、
少女漫画に出てきそうな、
おしゃれでかっこいいお兄さんやお姉さんたちが
「今日はどうされますか？」
とご機嫌うかがいながら丁寧にカットしてくれます。

でもほんとはいつも気恥ずかしくて、
なんでもいいから、
「あんたはこの髪型が似合うんや」
と、勝手にじゃんじゃん切ってくれてたおばちゃんが懐かしい。


もう、二度と、切ってもらえることはないけどなあ。


頭がすっきりしたところで、気持ち切り換えて頑張ります