寒さはそれほどでもないので、やはり少しづつ春に近づいているようである。
きっとお隣のおじさんは、冬の間私が冬眠していると思っただろう。
それほど長い間出ていなかった畑には、かろうじて寒くなる前に植えたミズナが大きくなっていた。
雨ふりの合間に、こいちゃんが伴侶と庭に出て、収穫してくれた。
晩御飯のお鍋で美味しくいただいた。
すぐ壊すいっくんの為に、余分に木工用ボンドを使用したりしながら、作ってやると大喜び。
腰に輪ゴムを入れるための袋を紙で作り、ぶら下げて
「狩に行って来る」
と、ニタニタ。
この日は雨が一日ふり、外遊びなどは一切出来なかったが、それなりにのんびり、楽しみつつ過ごした。
春が近づいている、そのことが嬉しくて堪らない私であった。