きのうは少し早く帰れたので、ちょっと寄り道をしたくなった。
デパートの屋上に立ち、向かいの工事現場を見つめる。コンクリートで出来た穴ぼこのようなこの場所は、かつて東京で一番星に近いところだった。
銀色に輝くプラネタリウムを屋上に戴くそのビルは、長くこの街の"文化”を引っ張ってきた。あまり思い出深い訳ではなかったが、最後の数年間、幾度か食事をしたり、買い物をした。その雰囲気は時代遅れな感じだったが、落ち着いた気分になった。
閉館時のイベントで、初めて、そして最後にそのプラネタリウムに入った。もっと早くここに来て楽しんでおくべきだと思っても、時間は戻らない。
その後、このデパートの屋上に何度も足を運び、解体の様子を見ていた。ちょうどその頃、寂しい気持ちだったことが影響していたのか、とにかく何かに取り付かれたように、そこに立ち、解体の様子をカメラに収めていた。
改めてここからその跡をのぞきながら、心の中でCoccoの"星が生まれる日。"をうたってみた。あの頃、何かを忘れてしまいたいと思いつつ、忘れたくない自分がいたのを想い出した。
デパートの屋上に立ち、向かいの工事現場を見つめる。コンクリートで出来た穴ぼこのようなこの場所は、かつて東京で一番星に近いところだった。
銀色に輝くプラネタリウムを屋上に戴くそのビルは、長くこの街の"文化”を引っ張ってきた。あまり思い出深い訳ではなかったが、最後の数年間、幾度か食事をしたり、買い物をした。その雰囲気は時代遅れな感じだったが、落ち着いた気分になった。
閉館時のイベントで、初めて、そして最後にそのプラネタリウムに入った。もっと早くここに来て楽しんでおくべきだと思っても、時間は戻らない。
その後、このデパートの屋上に何度も足を運び、解体の様子を見ていた。ちょうどその頃、寂しい気持ちだったことが影響していたのか、とにかく何かに取り付かれたように、そこに立ち、解体の様子をカメラに収めていた。
改めてここからその跡をのぞきながら、心の中でCoccoの"星が生まれる日。"をうたってみた。あの頃、何かを忘れてしまいたいと思いつつ、忘れたくない自分がいたのを想い出した。