あしたはきっといい日

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まちづくり

2011-10-18 23:41:56 | 前に進む
散歩から帰り、今夜放送された「クローズアップ現代」を見ている。テーマは「コミュニティデザイン」、山崎亮さんたちの取り組みが紹介されている。

ハコモノに頼らない街づくりを指向するその取り組みの中心となるのは、人と人との結び付きだ。人がいなくなった街は「ゴーストタウン」そのものであり、人を呼び込むために箱を作っても、時間と共に陳腐化するのは避けられない。

人の気持ちだって変わりゆく。だが、人は「変わっていくこと」が前向きのエネルギーになりうる。そのことを、山崎さんたちはワークショップ等を通じて地域の人たちに自覚してもらう企てをしているのだろう。そして、その場づくりに乗った人たちが、今度は自分たちが場づくりの主役となっていく。その人びとの笑顔が、街を彩っていくのだろう。

八戸の「はっち」はハコモノではあるが、「八戸レビュウ」で人にフォーカスするなど、根底には同じようなスピリットを感じる。だから、応援したくなる。

そう、明日はETVで西郷真理子さんの街づくりの取り組みを紹介する三回目が放送されるので、こちらも楽しみにしている。

秋のイベントに参加したくなくなったのは、そうした「人づくり」が軽視されていると感じたからだ。そろそろ、イベントという仮装の街ではなく、本物の街づくりに参加してみたい。

ふと、福島県のことを思った。福島の土地を守れればそれに越したことはないが、土地よりも財産よりも、人の命を守ることの方がよっぽど大切なことだと思う。効果のほどがわからない除染よりも、移住を促し、そこで街づくりに参加してもらう。そして、その新しい生活を支援する方が、人を大切にすることになると思う。そのことにより移住先の街が活性化されれば、支援の効果は何倍にもなるのでなないか。除染を応援する人も多いが、特に経済学者にはそうした発想を期待したいのだが、残念ながら日本には期待できそうな学者はいないのかな…

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