Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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スーパーセブンのタイヤニ次原型の準備です

2013-10-12 17:32:32 | Lotus Seven S2
今日は制作作業が継ぎ接ぎでセブンとマイバッハの2本立てとなります。
マイバッハの方は午後9時頃に更新致します。

セブンの方はタイヤの原型からニ次原型を作る準備をします。
タイヤの原型は1個だけですが一度のキャスティングでいくつかまとまった数のタイヤを作りたい物です。
その場合1個の原型のシリコン型を取ってレジンで複製して5個なり10個なり作ります、1個のシリコン型で奇麗なキャストをしようとすると大体10~15回が限界でしょうか・・・まあ使う樹脂の硬化時の温度にも寄りますから一概には言えませんが・・・。
タイヤの様にモールドが繊細な物は特にその傾向が強いですね。
ですから2次原型を10個作ってそれでシリコン型を作れば1回のキャストで10個のタイヤが出来る訳です、その型も10~15回が限界なら100個から150個でシリコン型の限界が来てしまいます。
15回のキャストをする手間もあります、シリコンを触る仕事は他の仕事と一緒には出来ませんから他の制作を全くしないでそれに専念するのは非常に非効率なんです・・・。
タイヤをつくると言うのはなかなか原価が高くつく物なんですね。

まあこんな感じなんですがスーパーセブンのタイヤは1台分5本は絶対に欲しい訳です、スーパーセブンを量産する気持ちは余りありません(注文があれば別ですが・・・)ので最低限私の持っているキットが2つありますから予備は10個あれば良いですね(笑)

なのでニ次原型は3~5個作っておけば数回のキャストでタイヤの数を揃える事が出来そうですね、その為にはまずシリコン型を作らなきゃ!
まず注型する部分の足を取り付けます。使ったのは0.5mmのプラ板で幅はトレッドにあわせてあります。

足をプラ板に接着してからまわりに壁を作ります。
壁は最近マスキングテープで作る事が多くなりました。

ここにシリコンを流して一昼夜放っておきますとシリコン型の完成です(笑)
簡単ですね~!

スーパーセブンのタイヤ制作!

2013-10-11 18:05:34 | Lotus Seven S2
今日は移り変わりの激しい天気でしたね、朝は曇りその後に雨が結構強く降りまして、すぐに止んだかと思ったら晴れて強い日射しが降り注ぎ湿度が高くて夏状態・・・何と激しい天気でしょう。

さて今日は変わった事がもう一つ、43年ぶりに小学校5~6年に担任だったW先生が訪問して下さいました。
私が小学校時代ですから先生は35歳くらいで大変熱心な先生でした、昔話に花が咲いた事は言うまでもありません。
1時間少々がすぐに経過してしまいましてお茶も出さず・・・失礼致しました。

43年ぶりの再開でしたがアトリエのある地域にお住まいの事は承知していましたが家がどこかわからなかったので今までお会いする事が出来なかったのですが今年80歳になられたそうで・・・お元気な事がわかっただけでも良かったです。

さて製作ですが今日はセブンの逮夜を作ってみたいと思っております。
今まで仮組ではキットの標準のタイヤを使っていましたが見た目が少々チープですし雰囲気が良く無いのでトレッドパターンの入った物を作ってみようと思った訳です。
セブンという車は最低限しかフェンダーが有りませんのでタイヤが丸見えな訳です(笑)
パターンは色々迷いました。
幅の細い物はクラシックカー用しか無いですしもう少し新しい物ですとタイヤの幅が広くなっていましてセブンには似合いませんし・・・
そこでイギリスと言えばダンロップですが時代と車格を考えればレース用のタイヤとしてはG5くらいでしょうか!?
私がG5と言えばホンダS600に乗っている時に使った事が有りますが今時のラジアル構造と違ってバイアス構造で路面によくステアリングを取られていた物でした。
そして雨が降ると最悪なハンドリングでして・・・まあ晴天用のタイヤですからしょうがない訳でして・・・。
今回のセブンに時代や車格から考えてベストと思われますのでそれを付けてみようと思った訳です。
パターンは事前にエッチングで準備されていましたのでそれを使います。
サイズは現在の物と比べて少し小さめ、幅も少し詰めます。

旋盤を使って削ってゆきます。
まだまだ大まかな形状ですね・・・。

ペーパーを使って滑らかなサイドウォールの形状に削ってゆきます。

忘れていました、トレッドはエッチングを貼りますので、その厚み分(全周に渡り0.2mm)削っておかなけれななりませんでした。こんな状態で削れるかな??

何とか外周を0.2mmずつ削る事が出来ました、片側ずつ削って両サイド削る事が出来ました。

トレッドを削り合わせます。
長過ぎるとトレッドが重なってしまい正円になりません、短いと隙間が空きますから少しづつ削って合わせなければなりません。

ハンダ付けをしました。
ハンダコテを当てておいてゆっくりと熱を回してやります。

トレッド面のはみ出している部分を削ります。
今度はアダプターを使って固定しておきまして削っています。
中央のビスを締めると広がってタイヤの原型が固定出来ます。

さらにサイドウォールを磨いて整えます。


比較した感じでは大きさは良い感じですね。

リアのスペアタイヤリッドにももう丁度良い大きさですね


メッキはまだ!?かな~。

2013-10-10 18:33:57 | Lotus Seven S2
昨日辺りでメッキ屋さんから部品が発送されている・・・はずなんですが。
まだ届きません・・・そろそろマイバッハも作りたいのですが・・・ウ~ン、ちょっとイライラ(笑)

そんな状況でもクールに仕事を進めなければプロじゃないかもしれませんね。
では、クールに・・・スーパーセブンを進めましょう。

まずはブレーキとクラッチのマスターシリンダーのオイルタンクのキャップを作ります。
かなり小さな物なので切り落とした時に無くなってしまう事もあります・・・。
いくつか大きさの揃った物を作りたいので最大直径の大きさで少し長めに素材を削っておきます。
刃物の送りと削りをよく考えてダイヤルで勘定しながら同じ物を削って作ります。

削ったキャップをマスターにかぶせておきました。
実車ではこのキャップは鉄製でクロームメッキした物と亜鉛メッキの少し安っぽい物がある様ですね、そうそうプラスチックの半透明な物と黒いものも存在している様ですよ、セブン自体が他の車の部品を流用して作っているので色々なんですね。
今回は金属製のキャップと言う事にしておきます。

マスターシリンダーの前側にはペダルへ続くリンクがありますのでこれも作っておきます。
素材は0.6mm角の洋白角線で一部をドリルレースして丸いロッドにしておきました。
下の写真では既に取り付けております。

次は点火コイルを作ります。
古い車のエンジンルームでは円筒型の点火コイルを見る事が多いのです、後年四角な物とか2本のターミナルが出た物とかもありますが今回は一般的な物を作っておきます。
英国車はこのこいつがルーカス製である事が多かったのですが新しい物でも結構な数の不良品がありまして英国車の評判を下げた物です。
私も何度か被害に遭いました(笑)
接着はピンで行ないますが下側に洋白帯金を付けておきましてボディの取り付けステーを再現しております。
細かな事ですがこれも雰囲気なのです・・・

次はエンジンの右側に付くデスビを作ります。
この辺りの部品になるとキットに付いているのか付いていないのかよくわかりませんん、と言うのも何やらそれらしい部品はあるのですがその部品かどうかわからない位形状が良くないですね。
今日はこのデスビも何度も作りましたよ。
まずは外形を2.0mm程に削っておいてコードが刺さる部分に真鍮パイプを付けたいので直径2.0mmの円の中に0.6mmの穴を5つ開けたいのです。
配置は中央に1個それを囲む様に十字形に4つ開けたいのです。

これは失敗例ですね。
中央の穴とまわりの穴がつながってしまっていますしかも外周の4つの穴を開けたときに真鍮の丸棒の外周が少し膨れていまして円が歪な形状になってしまいました。

こちらが成功したものです。
今回は外周を大きなままにしてセンターに0.6mmの穴を開けます。
割り出し円テーブルで4つに振り分けて穴を開けて完了です、その後に旋盤にかけて外側を削って寸法を合わせます。
細かな事ですがデスビキャップの上の角の部分は少し丸みを帯びていますのでこの時点で削っています、ここを削っておいた方が後々の形状が引き立つ様に思います。

外周の4つの差し込み口を作ります、外形0.6m内径0.2mmの真鍮パイプを4本差し込みますが、1本ずつリューターで少しづつ削っておかないとすんなり入りませんね。

この時点で外周の4つを付けたのはこの外周の4つは同じ高さなのです同じタイミングで取り付けてハンダを流し高さを削れば楽に作る事が出来る訳です。

次は中央の物を取り付けて削ります・・・よく見えないかもしれませんね。

エンジンの側面に穴を開けて取り付けました・・・ちょっとフレームが邪魔ですので場所を少し考えましょう。

次はホイールです。
またホイールか?と思われるかもしれませんが、気になる所があるのです。
ホイールのディスクの長穴の部分にその厚みが見えるので良くないな~と感じたのです。

裏側からこの部分を削っておきます。
ビットは丸いダイヤモンドの物で削っています。

全部を削る訳じゃなくて強度の事もありますからエッジの部分だけで十分ですね。

削った物を組み付けると良い感じじゃないですか?
書くとすぐ出来る感じに見えるかもしれませんがホイール1本に4ヶ所の削り、今回はタイヤが5本ですから20ヶ所を削らなくてはいけないのです。
時間はかなりかかりますね。

一番下の画像が間違っておりました、失礼致しました。
差し替えておきました。

今夜から暴風雨域に入ります

2013-10-08 20:50:37 | Lotus Seven S2
九州は台風24号の暴風雨域に入った様ですね。
今夜から明日にかけて山陰も暴風雨域に入って雨風とも強まりそうです現在はまだ雨がシトシト降っているくらいですが・・・果たしてどの程度の風雨になるのか心配ではあります。

さて本日もスーパーセブンの制作なんですが昨日制作したホイールディスクはなぜかリムとディスクの合がきつくて奇麗に収まりませんでしたので再度リムの内側を旋盤で削って調整をしています。
多分ディスクを突っ切りバイトで切った時に少しカエリが出て広がったのかもしれません、合わせが余りにも奇麗に決まっていたのかヤスリでさらった位では奇麗に嵌りませんでした。
再度の微調整のかいもあってホイールが完成致しました。
本来はホイールボルトなどの表現も必要なのですが純正のホイールキャップを取り付けますので今回はその部分の表現は不要だったのでした。

次は趣向を変えてコクピット内を作ってゆきます。
まずはステアリングですがセブンの場合色々なステアリングに替えられていて純正を特定するのは難しいのですが初期のS2の時期ですとナルディのステアリングの様なスポークを持ったウッドステアリングで径が大きめの物が取り付けられている様です。
それらしいスポークがZモデルのエッチング板に有る事を知っていましたのでそれを使用致します。
問題はステアリングの径とグリップの太さ(細さとも言います・・・笑)
ピンボケではありますが机の上にいくつかの金属リングがありますが全てボディにあわせてみて雰囲気を確かめた物の残骸です。
今回は線径を0.5mm(塗装の事を考えてかなり細め)にして内径を7mmとしています。

取り付けは挽き物のシャフトを制作しておきました。
片側はステアリング、反対側はダッシュボードに接着する様にしています。

ダッシュボードに付けてみました、この様な分割にした訳ですがメーターパネルの角度やステアリングの位置がこの車の場合かなりシビアに決めなければならない事でしょうか。何しろ横から全て見えるのですから・・・全てに対してステアリングの見え方を最優先にしたのです。

ステアリングも付けてみるとこんな感じです。

次はシフトレバーですがセブンの場合使われたミッションに寄るのかシフトブーツの形状が何種類かある様です、ただ単に工場側の都合だったのか車がキットでも売られた為に組み立てる人が適当に付けたのか・・・?全くわかりません。
一応この画像の様な物を作ってみました。

真鍮で削って作ると・・・こんな感じかな?

レバーが無いとよくわからないかな??
じゃこれで・・・。

反対側から・・・

まあいいかな!?問題があれば後で何らかの手を入れましょう。
次はエンジンルームです。
この時代のセブンはヒーターも無くてかなりシンプルなんですね。
まずはバッテリーです・・・付いていたメタルのかたまりを削って角を出して使います。
キャップはこの時代丸い物が6個並ぶ物にしたいですな。
作るには3個づつまとまった四角いキャプの物が楽なんですけどね・・・(笑)
ターミナルも後で取り付けます、他に影響が無いので後でいいでしょう。

この辺りは車によって違うのですがバルクヘッドにプラス側にケーブルが入っています何やら内側にキルスイッチを付けている様でしたのでこれも作っておきましょう、多分これは純正じゃないと思いますがスポーツカーの代名詞の様な車ですからこれが付いていても雰囲気を壊す事はありません。
穴を二つ開けておきましてここにケーブルをとめる事になります。

次はウォッシャーモーターです。
セブンと言えどもウォッシャーのノズルを付けた車が多いのでロードカーとしてはやはり付いていないといけないみたいですね。
洋白の丸棒から旋盤で挽き出して取り付けピンを付けておきます。

次にウォッシャーモーターに四角いフランジが付いていますのでエッチングの部品を追加してそれらしく・・・

次はブレーキのマスターシリンダーですね、実車の方はこんな部分についています。
キットの部品は・・・何が何だかわからない形状をしていましてゴミなのか部品なのか判断がつきません、某ショップさんはこのキットをメア社に依頼してキットを作ったのですがそのメーカー完成品を見てこのキットをお蔵入りにされたそうな・・・その判断は有る意味正しかったと言えるでしょう。
今でもこのキットはそのまま某ショップに有るらしい・・・。

マスターシリンダーの試作品を作ってみました、ブレーキオイルタンクのキャップは洋白の挽きもので作りますからこの部品はほんのマスターシリンダーだけと考えて下さい。

試作品がまずまずでしたので2個作ってみました、3種類のパイプの組み合わせでハンダ付けで組み付けています。
ここでのポイントは長さを揃える事ですね。

次はマスターシリンダーを支えるステーです。

ステーを車体に取付けてバランスを見ます・・・

やっぱりマスターシリンダーも付けておかないとバランスがよくわからない・・・(笑)

エンジンルームの中も後はエンジン側面のデスビと点火コイル、クラッチレリーズシリンダーとセルモーター、オイルキャッチタンクくらいでしょうか・・・。もうちょっとで仮組を完了出来そうです。
そうだ!タイヤを忘れていました(笑)

ホイールディスクの制作

2013-10-07 17:45:09 | Lotus Seven S2
今日も結構暑い一日でしたね。
もう10月なんですが・・・蒸し暑い日が続きます。
台風前だからでしょうか・・・どうやら今の時点では結構近くを台風が通過する様ですね。
畑のマメの棚を補強しておきました。

さて制作ですが、ケーターハムスーパーセブンの時代になるとアルミホイールを付けている車が多いのですがロータスセブンS2ですとノーマルのスチールホイールを付けている物が多いですね。
そんな車はまた純正のホイールキャップを付けていたりして、これはこれでなかなか良い物です。
キットのホイールはメタル製なのですがどうもキャストが良くなくて正円でありませんしディティールも潰れた部分が有るなど余り良い物と思えませんでしたので昨日は迷いながらもホイールリムを削ってみました。
この迷いというのはスチールホイールの場合他からの転用が難しく良い物が意外と無いのです。だから自分で作らざるを得ないのですが自分に本当に作れるのか・・・
今日はいよいよディスクの製作に挑戦致します。

まずは大まかな大きさに削り出します、今回はリムの内径が7.5mmでフランジ部分が8.5mm程でしたからディスクの外径は8.4mmで中央の飛び出た部分は7.3~7.4mm程にして置きます。
数は少し多めに7つ準備しました。

センタードリルで中心に当たりを付けます。
いきなり細いドリルで穴を開けようとしてもドリルが振られて綺麗にあきませんのでセンタードリルで当たりを付けておくのです。
私は0.5mmのセンタードリルで当たりを付けていますがこのセンタードリルが太いと細い穴を開け様としてもやはり振られています。

次はアクスルシャフトが通る様に1.5mmの穴をあけておきます。

次はフライスを使って長穴を掘りたいのです。
スチールホイールの場合リムと接する部分にブレーキ冷却用の穴が開いていましてその部分はセブンの場合長丸な穴なのですがその長丸な穴が円周に沿って開けられている物が多いのです。
なのでフライスで穴を開けますが割り出し円テーブルで回しながらなが穴をあけてゆこうと考えています。
ただその長穴の長さが決まっていませんのでこうして実際にあけて見ている訳です。
割り出し円テーブルは10回転で90度の割り付けになりますが左側の穴は割り出し円テーブルのハンドルを1回転したときの長穴です。右側は2回転です。
そして右側の穴は左側の物より円の外側に長穴を掘っています。外側に掘る事で穴の幅を狭くしている訳です。
どうも位置関係は右側の方が良いようですね。長穴の長さも2回転くらいが良いですね。

こんな形状に削る事が出来ました。
こんな形状に削るにはフライスの刃を所定の深さまで下げておいてからキリを回しながら割り出し円テーブルのハンドルを2回転、フライスの刃を上に上げておいてから割り出し円テーブルのハンドルを8回転して再びエンドミルン刃を同じ深さまで下げて・・・と言う動作を4回繰り返します。
それでディスクがやっと1本分完成致します。

確認の為に昨日削ったリムを付けてみますと、少々きついながらも入りました。
穴の状態も理想的ですね。

この作り方で5本の分の部品を作ってゆきます・・・間違えない様に作るのはなかなか大変なんだな~!

やっと5本分作る事が出来ましたこの間何時間かかったのでしょう・・・。

次の作業は作った星形の部分に丸みが付く様に削っています。
スチールホイールの場合この部分は鉄板をプレスして作りますので大体の場合は丸くなっています。

やはりリムに当てて形状の確認です、Rの具合はどんな感じでしょう・・・カクカクしている時にはアルミホイールみたいに見えていましたが・・・もうすっかりスチールホイールみたいに見えるのはひいき目でしょうか。

丸みの具合も良いようですし切り離します。
この切り離しの時に余り厚くするとオフセットが変わって来ますからなるべく薄くなる様にします。

切り離して少しペーパーをかけてエッジを揃えております。いかがでしょう?結構小さいでしょ?

やはりリムに合わせて具合を確認します・・・ちょっと嵌め込みがきついかな??

出来上がったリムとディスクのそろい踏みです(笑)
今日はたったこれだけ作っただけで時間が無くなってしまいました・・・考えている時間の方が長かった様な・・・!?